• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作スキャンダラスなプチキャット

二宮直基
藍川奏

あらすじ

私立聖鵬学園高等部二年A組の藍川奏には、クラスメートに隠している秘密があった。
それは、叔父の芸能プロダクションでAVアイドルとして活躍していることだ。
中学生のときレイプされた影響で心身ともに傷ついた奏だが、叔父のおかげで元気になり、その流れでデビューしてしまったのだ。
今ではAVの仕事も好きで楽しんでいるが、いまだに心の中の空白が埋まらない。
そんな奏の気になる相手は…。

作品情報

作品名
スキャンダラスなプチキャット
著者
水月真兎 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592874300
2

(4)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
5
評価数
4
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

二次元ならでは

まさに二次元ならではの設定のお話&展開でした。実際こんなの
ありえないと思いつつも事実二次元だから楽しまなきゃ損!という
気持ちで読み進めていったんですけど、んー……奏の周りにキャラは
一部を除いて(ここ重要)魅力的です。が、個人的に萌えはそんなに
なかったかな…という印象。最初は二宮が好みだなぁと思いながら
読んでいたのですが、話が進んでもキュンとするようなところは
少なかったように思います。

あと受けが攻めを欲情させてる感じは良かったんですが、真面目な
堅物くん風な攻めが実は一回女子との経験があるということを
やけに強調されてるのがなんだかすごく気になってしまって…。
奏も気になってるからちょくちょくモノローグでそのことが入って
くるんでしょうけど、何回も思い出されるとちょっとなぁ…。

その後二宮を食いやがった女子が出てくるとかいう展開で読者が
覚えているように出していたならまだ分かりますが、別にそういう
わけでもなかったので正直ただただ邪魔でした。濡れ場も何か好み
ではなくて、萌えられなかったのも残念。というか、受けの経験値が
高いんだからいっそのこと攻めは童○っていう方が萌えたと思うん
だけどなー………まぁ私の嗜好はどうでもいいか…。

ストーリーの方は最後の方が兄弟的にも仕事的にもご都合主義
だったので少しあっけない気もしましたが、受けが過去に負った
傷を考えるとこれくらいのミラクルが来てもいいのかな、とも
思いました。

0

設定のわりに気楽に読める

同性愛AVに出ている売れっ子男優な受と、同じ高校の剣道部で同級生の攻のお話。
正直、表紙に惹かれて買いました。
受視点で攻に惚れこんでいる感じなせいか結構ラブラブです。
主人公は基本的にかわいく素直な子です。
レイプされた過去があったり担任教師に襲われかけたりとハードな部分があるわりに、軽いタッチで書かれているので気楽に読めます。
学園モノと業界モノの中間という感じですし、結末近くの攻が受を知った理由の話はちょっと読む人を選ぶ部分があると思います。
ですがその手前まででメインの二人を気に入って読めていれば問題ないと思います。

0

びっくりな設定

 私立聖鵬学園高等部二年A組の藍川奏には、クラスメイトに隠している秘密があった。
 それは、叔父の経営する芸能プロダクションで、男同士のAVのアイドルとして活躍していることだ。

 実は奏は、中学のときに無理やりレイプされた過去があり、それを乗り越えるために選んだ手段がAVで男優をしている男に抱かれること、だったのだ。
 そのおかげで元気になり、今ではその流れでデビューしてしまったのだが、AVの仕事も楽しんでやっている。
 けれど、心の中にぽっかりと開いた空白は埋まらない。

 そんな奏の気になる相手は……?

 という話でした。

 設定だけ見ても、大分ぶっ飛んでるのがよくわかる。
 いやいや高校生、しかも二年生がAVなんか出たら、とっつかまるよ、いろんなところに!!
 って主張したいし。
 化粧してるとはいえ、いくらなんでもそこまで雰囲気変わらないだろうから、バレたら大変なんじゃ……? とか。
 この情報化社会なめんなよ! どっからでもバレるから!! とか。
 いろいろ言いたいことはいっぱいあるんですけど……

 まぁ、フィクションだしね……

 というところに結論としては落としておくしかないですよね。

 なんにせよちょっとびっくりしました。
 おまけに、ラストはちゃんと奏の想い人とラブラブになるんですが。
 相手も奏のAV出演には賛成で、これからもAVを続けていくのと、同時に恋人ともラブラブ……って。

 私にはない選択肢だなー……と思いながらも。
 本人たちがいいならそれで構わないですよね。うん。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP