誘惑のまなざし

yuuwaku no manazashi

誘惑のまなざし
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
6
評価数
2件
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
ワンツーマガジン社
シリーズ
アルルノベルス(小説・ワンツーマガジン社)
発売日
価格
¥857(税抜)  ¥926(税込)
ISBN
9784901579971

あらすじ

美大助教授の一征は、教授昇進をかけた論文のために若き天才彫師・雅親を訪ねることに。端正で朗らかな彼に惹かれ、雅親の家に通いつめる一征。けれど偶然、雅親が贋作を取引している現場を目撃してからすべてが一変する。「何も言う気にならないようにしてやるよ」冷酷さを剥き出しにした雅親に拘束された一征は、口封じのためにと淫らな凌辱を与えられてしまう。そして秘められた快感を暴くような荒々しい愛撫が、一征を甘く侵し始めて―。

表題作誘惑のまなざし

若き天才浮世絵彫師 須藤雅親 27
日本絵画を専門とする美大助教授 本宮一征 30

その他の収録作品

  • 君想絵本
  • あとがき

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レビュー投稿数1

芸術家の業から始まる恋

アート/美術系のBLを探していて巡り会った本書。なかなかのアタリでした!
描く/描かれる者という独特な関係がエロティックで、
また日本絵画がテーマということで、全体に漂う和の風情が素敵。


美大助教授の一征が、現代の浮世絵師について論文を書くため
若き天才彫師・雅親を訪ねる。
彫師とは絵師が描いた下絵を板に掘る専門家で、絵師と同じくらいの絵心が要るという。
その仕事ぶりに惹きつけられ、度々雅親を訪れる一征だが
ある日雅親が日本画の贋作に手を染めていることを知ってしまう。
そして、本来の冷酷な顔を露わにした雅親に口封じのため強姦され・・・


こんな感じで無理やり始まる関係ですが、芸術バカ(?)な一征の性質が興味深いです。
強姦されたことはショックだが、それよりも芸術愛が勝る。
雅親が一征をモデルに描いた春画を見てその才能に魅入られてしまい、
強姦された後も、絵をもっと見たいという欲求から、雅親を訪ねます。
雅親もまた、一征を抱くこと/描くことにドップリ嵌っている。
度重なる行為、視姦プレイ、スケッチ・・・
多くの時間を共に過ごす中で、
芸術を愛続きする一征の歪みない心が、贋作に手を染める雅親をも動かしていきます。

画家とモデルとしてだけでなく、
才能ある者とそれを見抜く者としても相性ピッタリな関係。
逆に言うと、芸術面以外で互いに惚れる要素があまり見当たらず、
読者的にも、よくあるオラオラ×流されな二人のキャラに萌えとかはあまりないかも;
それでも、二人が芸術に関するポリシーや感性の面で惹かれ合っていく様は
芸術家の恋かくあるべきという感じでとても自然だし、
また両想いになってからは、絵だけでなく互いへの言葉にも愛がダダ漏れていて
ゴチソウサマ感満載ですw


そしてこの作品の一番の魅力は、雅親が描く一征の春画でしょう!!!
作中の行為が絵になって再度登場することで
行為の生々しさや熱、一征の情感などがより鮮明に伝わってきます。
枚数を重ねるごとに絵が艶かしく熱を帯びていき、
そこには描き手/描かれ手の気持ちの変化が表れている。
ラストシーンで絵を並べ、そのことを実感する二人の姿はなかなか感動的です♪
(一征モデルの絵を画集で出す件にはウソーーーー??とかなり心配にはなりますがw)


いおかいつきさんは『好きこそ恋の絶対』など刑事物の印象が強かったので
このような絵画的情趣ある作品はかなり新鮮でした☆面白かったです。

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