あなたにそばにいて欲しい

anata ni soba ni itehoshii

あなたにそばにいて欲しい
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×22
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
19
評価数
5件
平均
3.8 / 5
神率
20%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
白泉社
シリーズ
花丸文庫(小説・白泉社)
発売日
価格
¥533(税抜)  ¥576(税込)
ISBN
9784592874331

あらすじ

沢野瑞希は、青年実業家である清家貴之の愛人。
「猫のように高慢でいろ」と命じられるままに、贅沢三昧の毎日を送っている。
一流ホテルのスウィートルームで迎えるはずの誕生日を貴之にすっぽかされた瑞希は、そこでボーイをしていた柏原啓人と出会い、なりゆきで彼を家政夫として雇うことにした。
年下のくせにいつも毅然としている啓人に、瑞希は反発を覚えながらも強く惹かれていって…。

表題作あなたにそばにいて欲しい

成り行きで受様の家政婦となるホテルボーイ・柏原啓人
青年実業家の愛人・沢野瑞希

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数2

愛人ですが純愛。

本来、年下貧乏学生×実業家の愛人なら、この実業家は当て馬かつ悪役がセオリーだと思うんですが、これはそうではないんですね。
メインCPも確かにいいんですが、当て馬が気の毒でもう・・・

途中までスゴイ純愛路線というか、アクシデントで一緒に泊まって手を繋いで寝るだけって!いやもう、啓人(攻)の弟の病気に至るまですべてが目眩がするほどベタベタな流れなんですが、それは別に構いません。ベタでもなんでもシラケて我に帰ることなく読ませてさえくれれば、むしろ王道は好きなんです。

瑞希(受)は啓人の弟の手術代と引き換えに、謂わば憎まれ役を演じて啓人と別れ、さらに自分を愛人として囲っていた貴之とも離れることを決めます。

この瑞希の決断はともかくとして、貴之が(いろいろ足りない部分はあるとしても)決して悪役じゃないんですね。やり方を間違えたとしても、彼は確かに瑞希を愛し、大事にしようとしてくれている。瑞希の側にも、ただの金蔓としてだけではない想いが確かにあったと思います。

なんというか、読んでて逆に貴之が可哀想に思えてしまいます。貴之を安易にただの悪役にしなかったための余韻がよかった続きですね。まあ、ストーリー上都合のいい人ポジションと言えばその通りかもしれませんが。

なんだかんだ言いつつも、結局何度も読み返してしまう好き作品です。

1

実は健気受

金持ち実業家清家の愛人として贅沢三昧な生活をおくっている少年・瑞希[受]
彼は一見、猫の様に我が儘で気紛れで高慢な性格なのですがそれは清家にそうしろと躾けられたもので、本来の瑞希の性格は田舎者の純粋で健気。

家庭を持ち仕事も忙しい清家は、金や物は欲しいだけ与えてくれますが滅多に逢ってくれず、折角の誕生日でさえ一緒に過ごしてはくれない。
ホテルで一人残され荒れる瑞希に気遣いを見せてくれたのがボーイの啓人。
その後瑞希と啓人とは再び偶然出会い、孤独に荒れた瑞希の介抱をしてくれます。
家政婦を首にしたばかりの瑞希は成り行き上、啓人に家政夫になる事を頼み込み、啓人はそれを承諾。
しかし啓人は今までの家政婦達とは全く違い、給料は最低限しか貰わずその代わり地元スーパーで買った安い食材で健康的な料理を作り、瑞希にも禁煙禁酒と健全な生活を命じます。
そんな啓人に最初こそ反感を覚えつつも、次第にその生活を心地良いと瑞希は感じる様になり、そして啓人が両親を亡くし心臓の病気持ちの弟を養いながら大学へ通っている事を知る様になって次第に心を開いて行くのですが、その辺りもツンデレで可愛い。

続き
そんな折に、清家の妻に子供が生まれた事を瑞希は知りショックを受け酒を飲み、心配する啓人と共に東北の今は誰もいない己の生家へと行く。
母親は逃げ、残った父親は瑞希にわざと車にぶつかって慰謝料をふんだくる当たり屋をさせていて、それも瑞希がその交通事故で片足に大怪我を負った事で父親も姿を消します。
両親に捨てられ、不自由な足となり東京へと出た瑞希。
清掃の仕事を地道にしていた瑞希を、愛人にならないかと優しく口説いてきたのが清家で、それだけに瑞希は清家に精神的に依存していた面も少なからずあった筈。
けれど瑞希は啓人に魅かれていて、旅館に泊った2人は互いの愛情を確かめ合います。
貧しくとも啓人と彼の弟と瑞希と3人で暮らそうと誓う彼等ですが、啓人の弟が心臓の病を悪化して病院へと運ばれ手術が必要となりその手術代の為に、瑞希は身を引き清家に手術代にあてる現金をねだり、その代わり啓人とは別れる約束をする。
一緒にアメリカに行こうと言う清家、その旅立ち寸前に瑞希はやはり自分は啓人を忘れられないと清家を別れます。

しかし瑞希は啓人の元へとは行かず、ひっそりとカフェでバイトをし一人で暮らしていて、その数年後、彼等は再会します。
啓人は小説家として成功していて、瑞希が自分を捨てたのではないと知り彼等はやっと本当に結ばれるというハッピーエンド。

瑞希の最初は我が儘で自分勝手に見えているんだけど、ストーリーが進むごとに本来の彼の健気さやひたむきさの面が見えてくるところが切なくも可愛かった。
雪代さんの健気受はやっぱりいいなーと再確認。

2

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