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ほのぼの癒されました。

円屋榎英先生の絵はどの作品もとても美しく丁寧に描かれてます。
この本にも言えることだと思いますが、キスシーンやHは上品でいやらしさがありません。いやらしくないから(H度が低いから)萌えないなんて事は円屋榎英先生の作品に関してはありません。(と思います。)

「お望みのままに」には書き下ろし「お望みのかぎり」が続きます。
執事の日高の眼鏡の奥の瞳はとてもクールですが要を見る視線は
優しく熱いものを感じます。素敵な攻め様です。


「三人目のシーズン」「三人目の特等席」「三人目は・・・・」
この本の中ではいちばん面白く楽しめました。
年の離れた幼馴染み受け(雪仁)と攻めの作詞家(加賀美玲一)と受けにちょっかいを
だす作曲家(大野徹也)がいるのですが「静」が玲一なら大野は「動」かな。
雪仁が微笑ましいくらい可愛くて純粋で癒されました。
初Hの後の彼がもう乙女なんです!ホントに可愛い!
雪仁が少年から青年に成長していく姿を見てみたい、続編を描いて欲しい作品です。


画風だけではなくストーリーも特に受けさんの心情が細やかに描かれています。
綺麗な絵をお好みでしたらオススメです。



美人受けさん、好きですが・・・


イケメン眼鏡士と超美人の眼科医のお話です。

眼鏡士、長瀬は自分を助けてくれた中性的でおっとりとした口調で話す
優しい深見と恋人になりますが柾木という脳外科医が現われ
自分の顔を認識できない深見が柾木の顔を覚えていることにショックを受けます。


物語の構成やキャラの性格、眼科と眼鏡屋の関係など詳しく
書かれていますし、萌えどころもたくさんあります。
ですが私はいまひとつ、萌えませんでした。
それは深見に感情移入出来なかったからです。
萌え要素は深見にもあるのですがどうも彼の話言葉に萌え度が
低下していくのです。おっとり、優しい彼ですが言葉はもう少し
男子らしく、と思ってしまいます。

長瀬、深見よりも柾木に興味を持ちました。
深見に振られ、病院も退職し去っていく彼が赴任先で新しい出会い
があればと思わずにはいられません。