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面白かった~

めちゃめちゃ面白かったです。
短編を合わせての一冊だと、表題作が良くても他の短編が好みでないことがあったりするのですが、これは一冊丸ごと大満足です。

初コミックスだそうですが、めちゃめちゃ絵が綺麗で完成されているのでびっくりしました。
あとがきを読むと作者様が一コマ一コマにかける思いが伝わってきて、読むほうも隅々まで大事に読もうという気持ちになりました。
3カップルとも攻めの体は筋肉質で腹筋の割れたギリシャ彫刻タイプで、受けの体はしなやかな豹のような美しい肢体に描かれているので、たまにある女っぽい感じの受けの体系ではなくこちらも好みにぴったりでした。

恋するインテリジェンス
男前絶倫エリート×ツンデれ美人な初心受け
数式は鷹に恋をする
俺様エリート×ツンデレエリート美人受け
そんなあなたが好きだから
キラキライケメンヘタレ童貞×肉食美人受け
3カップルとも、受けの事を全力で愛しているのが伝わってきます。
エロの場面では下品でないのにとことんエロで、ああもう好きで好きで堪らなくて夢中でやりまくっているのですねと微笑ましくさえあります。
まさに帯の通り”どうすんのこんな体にしちゃって”っていう感じです。

3カップル目の攻めが、王子様的外見ながら童貞でヘタレという前の2カップルと全然違うタイプの攻めだったので一冊で色々なタイプのカップルが楽しめてよかったです。

カバーを外したところにある、2作目の受けの円君のパパの溺愛っぷりがめちゃめちゃ面白かったです。
続きがあるなら、これからの攻めVS円パパの攻防戦や心理戦なども読んでみたいです。

コミックスのときに、吹き出しとかの印刷の文字だけでなくちょこちょこと所々手書きで書かれている文字などを読むのも好きなのですが、たまに小さすぎかつ書き込みすぎで読み辛い個所があったのでもう少しだけ読みやすかったらよかったかな。
(外野のセリフなんかも読んで楽しみたいタイプなので…すみません)

あとがきを読むと、花音でも書く予定もありリンクスでこの官僚シリーズも書かれる予定らしいで続きが読めるのが待ち遠しいです。






健気なかわいそ可愛いにつきる受け

闇市でふかし芋を売って糊口をしのいでいる可愛い少年稔と、GHQの大尉でアメリカ国籍の日系人ハラダのお話です。
満州からの引き上げで日本にくるまで稔はわりとお坊ちゃまな生活をしていたので、育ちの良さが抜けきらないぽややんとした抜けたところのある性格です。
貧しさや空腹に耐えながら頑張っている稔は、カバーのおりかえしのバーバラさんの書かれている通り、ハラダと一緒にいたい、会えるだけでうれしいなんておもってる健気なかわいそ可愛い受けです。

以下ちょこっとネタバレですなので下げます。


闇市の売り上げを取られそうになった稔を助けたハラダは、汚れて空腹の稔をお風呂にいれてやり温かい食事をご馳走し、食糧事情の悪い日本を援助するために闇市の事を知りたいので案内してほしいと稔に頼みます。
攻めのハラダの本当の狙いは別にあるのですが、稔は疑うことを知らないので快く引き受けてそれから二人の交流が始まります。
弟を殺した戦犯を見つける真の目的のためとは言え、稔を騙してその見返りに住まいや食べ物を与えてやるといったハラダの傲慢さには結構腹立たしさを覚え 貧しくともプライドを捨てずに否と言った稔に惚れ惚れとします。
日本人の容姿を持ちながら、日系人のアメリカ国籍でいわれのない差別をはねのけるため支えあってきた弟のためにしたことだと思うと、ハラダには同情するところもあるのですが、そのせいで後半稔が死にそうな状況になっているのを読むにつれ早く稔を幸せにしてやってほしいとやきもきしてしまいました。
とろくてぽやんとしているとおもっていた稔ですが、後半での命がけの使命を全うしようとする心の強さや、生来の純真で一生懸命なところも相まってめちゃめちゃ応援したくなる子でした。
アメリカと日本という国籍や家族の問題など色々あるのでしょうが、二人の未来は始まったばかりでこれから手を取り合って乗り越えていくんだなと思わせる終わり方もよかったです。

短編ではハラダが稔をでろでろに甘やかして構いつけている様子や映画館エッチの様子など、二人の幸せな日常が垣間見えて微笑ましかったです。

バーバラさんの本はあとがきも面白くて、楽しみにしているのですが今回も『ふかし芋を売っている受けから、芋買ったり、受けを買ったり』って受けに対する思い入れと情熱が伝わってきました。

大好きな世界観です。

朝霞さんのファンなので作者買いです。

五大国の一つで世界で一番お金持ちの王様、200人の后をもつ一見クールな攻めのエクルト王。
五大国の一つのヴィダ公国の第4皇子で絶世の美女の祖母譲りの美貌をもつ本好きのラクテ王子。

受けのラクテは一見おっとりのんびりしているように見えて、五大国の王子様なので以外に抜け目なくするどい観察眼を持っています。
腕力はないのですが窮地に立った時の行動力や判断力なんかは、男らしくとっても好感が
持てます。
受けと出会う前とはいえ、あまりにあちこち手を出す攻めが苦手なので200人の后もちで双子の子持ちという設定の攻めに好感がもてるか心配だったのですが、実際は色好みなわけではなく仕方ない理由があって後宮の人数が多いだけだったのでちょっと一安心して読めました。
ラクテ王子と従者のロス君のほのぼのとしたやりとりを絡めながら、ファンタジーの世界観の説明が進んでいくのですが、受けと攻めがであうまでが80ページ以上あるので朝霞さんのファンタジー好きの自分でも、受けと攻めがいつ出会うのかと途中じれったくなってきてしまいました。
手違いがら後宮に住むことになるラクテ王子が好奇心にまかせて歩き回っているうちに、神話のシンボルの月狼に出会いその流れで王様に自然にであうような流れは、王道の出会いパターンかなと思うのですが出会うべくして出会った運命の出会い感が感じられて出会うまでのじれじれもありちょっと読んでてテンションが上がりました。

出会ってからは、王座を巡る陰謀などあれこれあり前半がのんびりしていたのと反対に後半は怒涛のように進んでいきあっという間に読み終わってしまいました。

月神の花や黄金竜と同じようにこちらも、月狼という神話のシンボル(けも耳や変身ものではないです)が登場するのですが月狼がとても可愛くて、できればラクテ王子と月狼のもふもふ話ももっと読んでみたかったです。



女装なのに少年らしさが増す受け

こちらともう一冊ガッシュ文庫から出ている、偽りの花嫁も2冊とも女装ものなのですね。
購入後、帯を見て気づきました。

受けや攻めの容姿や性格などを知るため、せめて冒頭の2,3ページを読んでから購入したい所なのですが最近はほんとにシュリンクされてて選びづらいです。
ガッシュは帯の裏に2行ほどですが、受けと攻めの性格がついているのでその点は割とありがたいです。
詳しく書いてしまうと、読まれる方の邪魔になるといけないのでサラリとだけ。

攻め 健吾 28歳。オールバックでメガネ。一見インテリ風だが 紳士の仮面をつけて息をひそめているような経済ヤクザ。
受け 佳月 20歳。色白で細見で可愛く女装が似合ってしまうが、口調は「~じゃねぇよな?」というしゃべり方のヤンキー少年。恋には純情な童貞。

3人称でお話は進んでいきます。

意に染まない結婚を姉にさせるわけにいかないと、直談判しに行きかわりに嫁に行く羽目になるのですが、健吾にきゃんきゃん吠えるスピッツをあしらうようにおちょくられています。
あまりひどいヤンキー口調は好きになれないので、最初は『しまった~』と思いながら読んでいたのですが、受けの佳月は健吾に対してべらんめぇ口調で強がりつつ、「えっと、そうなのか?」などと3秒後に聞き返してしまうようなお人よしの素直な性格の子なので、最後のほうではヤンキー口調も気にならなく、可愛く思えてきてしまいました。

佳月は女装を強要された時もベビードール姿で、ばあちゃん直伝の『味噌汁を濃くする方法で殺ってやる』と秘伝の暗殺計画を練ってしまう勇ましい子です。
女装姿でかえって、佳月の中身の気風のいい少年らしい魅力が増していくような気がしました。
姉のお見合いに立ち会う場面以外は、ほぼ一冊女装姿です。
ちなみに、夜いたしてしまう場面でもネグリジェとかベビードールとか着させられていますので、女装があまり好きでない人は読んでて辛いかもしれないです。

紆余曲折あってくっついた後の後日談も短編であります。
佳月の弟の亜月君が出てくるのですが、健吾に静かにライバル心を燃やしているようなので続きがでたら読んでみたいです。

カバーをはがしたところにショートストーリーがあるのですが、白地に薄いピンクの文字でとても可愛いのですが少し読みずらかったです。
とはいえ、カバーの下にイラストやショートストーリーがついているとちょっとおまけみいたいで嬉しかったです。






ツンツン受け

戦勝国の皇帝×敗戦国の皇帝

あまりネタバレしても読む方の邪魔になると思いますのでサラッとだけレビューです。
受けの璃蓉は18歳ですが、即位して2年の列記とした皇帝です。
華奢で美しい姿かたちですが、皇帝として国を治めていたので自ら剣を持って戦う気丈で気の強い性格です。
敗戦国の王族が戦勝国の王に囚われるというよくあるパターンですが、守られているだけの受けというタイプではない所はよかったです。
お話がいきなり寝所で攻め落とされて囚人になるところから始まるので、わりと最初から体を無理やり奪われるという関係になります。
上記の設定は凄く好きなのですが、なぜか萌えはあまり感じられなかったので残念です。
登場人物が少な目で、主人公2人の他は宦官と軍師がちょっと出てくるのみなので二人の関係をじっくり読みたい人にはいいかもしれませんが、なんとなくちょっと途中で中だるみを感じてしまい萌えを感じる前にわりとサラリと読み終わってしまいました。
無理やり牢屋で致されてから、毎夜体の関係を持つようになるのでそういう場面の描写は多いです。
口では嫌だと逆らいつつも体は心を裏切ってしまい、というパターンが続くのでちょくちょくはさまれるエッチシーンも3回目くらいから読み飛ばしてしまいました…(すみません)
無理やりから始まっていますし、攻めも皇帝で尊大なキャラですが、受けにたいする扱いは鬼畜ではないのでキツイ場面がちょっと苦手な自分はそこの点ではわりと安心して読めてよかったです。
攻めが結構早めに受けに好意を抱いているのがわかる感じなのですが、受けが気づかずにツンツンして鈍感なとこはちょっとかわいかったです。

イラストはちょっと乙女チックな感じです。
中華風のお話には合っていたと思いますが受けと攻めがどちらも黒髪で長髪という設定なのでしかたないかもしれませんが、モノクロだと顔が同じに見えてしまったので受け攻めの違いがもう少しあったら良かったなとも思います。


ぞわぞわ攻め×ぐるぐる受け

雪深い田舎の村で暮らしている素朴だけど可愛い受けと、村の代々の大地主で名家の生まれの攻めのお話です。
今は亡き未婚の母から生まれた受けの幸は、代々お屋敷で庭師をしている祖父と暮らしているのですが、田舎すぎる故身分の差という昔ながらの考えが残っている村の人に隠れるようにして攻めの雅彦と会っています。
とは言っても、一歳違いの高校生同士の為学校の帰りに神社の陰でこっそりと待ち合わせてお話をするだけです。
受けの幸は雅彦のことを幼いころから慕っている兄ちゃんのようでありながら、そんな気持ちともちがう特別な気持ちを感じるような…というように自分の気持ちをうまく説明できないようなもどかしさをぐるぐると感じているので読んでいてなんだか新鮮でした。
BLを読みすぎていると、「なんか気になる」→「好きかも」→「好き!」→「合体」という短すぎる展開を普通に感じてしまっているので、{同性同士でこんな気持ちってどうなんだろう!?}とか{これって好きってことなの!?}とか考えすぎて悩みすぎてぐるぐるしてしまうのが現実なんだろうなと今更ながら新鮮に感じてしまいました。
攻めの雅彦は幼馴染の幸が気づかない頃からもう幸への執着がすごくて、勿論それは体の関係も伴った好きだと自覚しています。
背が高く頭がよく、顔も良く家柄もいいというBLにあるスーパー攻め様の要素をすべて兼ね備えているのに、アホアホ設定のお話で受けに執着して「お前の全ては俺のもの!」的な体をほしいままにする傲慢攻めには感じないじめっとした怖さ全開の執着なのです。
決して世間的には壊れている感じを見せていないのですが、言葉で「東京の大学に行っても忘れずに好きでいるよ?」といった幸に「言葉じゃなくて、体がも全部ほしい。わかるかな?」などと言って優しい言葉をかけながら無理やりしちゃうあたりとかもう蜘蛛の巣に絡め取っている攻めを想像してぞわぞわしっぱなしでした。

祖父がなくなってから、身寄りもなくなってしまった幸を確実に自分のものにするためとはいえ、雅彦が幸に告げた秘密は元々自分の気持ちや生まれの境遇に悩んでいた幸に対してあまりにも身勝手な気がします。
最後に自分の気持ちを確かめる為行動を起こしたことといい幸の方が田舎育ちで世間知らずなようでいてずっと現実的で、先のことを見越したしっかり者なので、幸一筋で案外いろんなことが見えていない雅彦をうまく引っ張っていくCPになるのかな。
途中までは怖くてちょっと気持ち悪ささえ感じていた雅彦も、気弱で幸の気持ちを図りかねて自信無げなところを読むとなんだか可愛く思えてきたので不思議です。


鴇守が大好きな攻めの愛が漲っているお話

表紙のイラストが良かったので買ってみましたが、すごく面白かったです。
ちょっとだけネタバレなので下げます。




攻めの夜刀が受けの鴇守のことが、好きですきでたまらなくて言葉だけじゃなくて行動でも、「大好き!」アピールをしています。
鬼使いとして生まれた鴇守に使役鬼として選んでもらいたいが、鴇守は大きな鬼が怖いので苦肉の策として小さく弱い鬼の殻をかぶって鴇守に相棒にしてもらうのですが小さいままでは思う存分アレコレできない…。
いや、小さいままでも鴇守のお風呂シーンを覗こうとしたり、寝ているとこをセクハラしたりと色々してるんですが大きくなって思う存分アレコレしたいという野望満々の夜守が可愛いです。
特にひょんなことから、鴇守に190センチの大きな自分の本当の姿を見せなければならない事態になってしまうのですが、そんなでっかい体でも鴇守の言うことは絶対で忠犬のごとく従っている夜刀は小さな体の時より、一層可愛く思えてしまいました。
殺すという血生臭い事を嫌っている鴇守のために夜刀は、殺す→アレしちゃうという言葉におきかえるというマイルールを作っています。
なので鴇守を叱った退魔師の星合を「生まれてきたことを後悔するようなアレでアレしちゃうぞ」とアレという言葉を屈指しつつ脅しながら、風呂あがりの鴇守に呼ばれてタオルを渡すついでにチラ見する為に門限間近の女子高生のような勢いでダッシュで帰る夜刀などもう微笑ましさでいっぱいになります。
お話全体を通して、夜刀の鴇守大好きパワーが滾っているので途中で大きくなった姿を見て怯えられる夜刀がかわいそうになってしまいます。

とにかくもう攻めの受けに対する変態パワーと好き好きがあふれているので途中の他の鬼との戦いの場面とかもあまり暗くならずに読めました。
又続きがあるなら、是非読んでみたいです。

ハードでシリアスなもふもふ

最近もふもふや、けも耳が多いんですね。
もふもふもけも耳も、大好きなので買ってみました。
ネタばれありです。
下げます



受けの和彦、攻めの兄弟の敬二郎 紀三郎の全員が狼に変化できる人狼という設定です。
受けの和彦は、そのうえに両性具有という重すぎな秘密を背負って頑張っています。
体の秘密は、亡くなった生みの母以外誰にも秘密にしています。
狼の血を引く純血が少なくなって、秘密がばれると本家の当主である攻めの祖父に子供を産む道具にされてしまうと、故郷を捨てて都会でひっそり暮らしています。


それなのにひょんな事からばれてしまい、祖父の裕一郎に無理やりつれもどされてしまい敬二郎と紀三郎に二人がかりで、あれやこれやされてしまいます。
両性の設定なので、致す部分でそういう表現もちょっとあります。
というかBL本でこんなに「子種」とか「孕む」とかいう言葉を読むことになろうとは…。


両性ではあっても、和彦は自分は男であるという矜持を持っているのでなよなよした感じではなく良かったです。
他人任せにせず、逃げ出そうとあれこれ画策もしています。

攻めの敬二郎と紀三郎は最初は、祖父に言われて事に及んだようになっていますが後々和彦を好きだったと告白します。
人懐っこくて大型犬のようにかまってくる紀三郎はともかく、冷たくて生真面目に見えた敬二郎が和彦に接するときに、不器用に遠回しに気持ちを表す様子がホントの人馴れしない大型犬っぽくて可愛く感じてしまいました。
祖父の裕一郎は年甲斐もなく盛っていて和彦の事を雌犬!!呼ばわりする相当嫌なじい様で、何度か和彦に乗り掛かっていくので読んでてもうほんとひやひやしました。(何事もなかったのでよかったです)
狼本体に変身して受けに添い寝したりともふもふ部分もあったりします。

最後に両性ということで、和彦が血筋についての未来を匂わせるような部分があります。
両性の表現の部分やそういう所は自分は平気でしたが、ダメな人はちょっと地雷かもしれませんね。

ほんわかあったかBL

前のシリーズも好きだったので、朝霞さんの本ということで楽しみにしてました。

大柄な大人の騎士様の攻め×小柄で初心な天然王子様です。
体格差と年齢差は大好物なので、読んでて楽しかったです。

受けのエイプリルは王子様といっても、国庫が豊かとはいえない小さな小さな国の第二王子なので自分の身の回りのことは何でもできる子です。
騎士になって仕送りするため、攻めが団長になっている大国にやってきます。

受けのエイプリルは、16歳にしてはすれていなくて性のことに関してだけはぽややんとしているので、攻めをはじめとした大人の騎士団の個性豊かな面々が受けをからかいながらあったかく見守る感じもほのぼのしてしまいます。
団長のお世話係り兼騎士見習いになったエイプリルの日常を中心にお話は進んでいきます。
攻めと結ばれてあれこれとなるのは後半の方です。
なので、全編通して攻めとラブラブというのを求めている人にはもどかしいかもしれませんが、朝霞さんの書かれるファンタジーの世界が好きなのでとても楽しく読めました。
イラストも本編の雰囲気ととてもあっていて、素敵です。
以下ちょこっとだけネタバレなので下げます。


エイプリルと団長が初めて結ばれる場面ですが、祖国に行こうとしている受けを止める為に無理やりイタさなくてもほかに方法がなかったのかなとか、それまで受けのことを大事にして我慢してたのにと、ちょっと唐突で残念でした。

受けと攻めが心を確かめ合ってからの方がお話が短いので、その後の二人の様子ももっと読んでみたい気がします。




不思議な雰囲気の攻めとツンデレ受け

BL本を買うときは、冒頭の2,3ページを読んでから買うようにしているのですが最近はシュリンクされている所が多いので、とりあえず外側のあらすじを読んでみて好みだったのと今城さんの本を以前読んだ時に面白かったので買ってみました。以下ちょっとだけネタバレあるので下げます。



頭も顔もよし、収入高く大人の包容力もあるのに料理掃除など日常生活のことについてはちょっと苦手で、受けの髪をカットすれば不思議な髪形にしてしまうというBL的においしいとこ満載の攻めと 不幸な生い立ちのせいで素直になれずに斜めに構えてしまう子猫のような容姿と性格の受け。
個人的にはすごく好きな設定の登場人物です。
先にレビューされている方の書かれている通り、攻めが受けに初めて出会ったときの心から離れない一言のエピソードや、世間にはみだしもの扱いされている受けが攻めと出会い認められていく中で徐々に好きになるところも丁寧に書かれているのに、なぜだかうまくお話に入り込めずに読み終わってしまいました。
攻めの会社絡みで後半色々な事件があれやこれや起こるのですが、急なサスペンス展開にもちょっと気持ちがうまくついていけませんでした。

三人称でお話は進んでいきますが、受けの気持ちや心の中の声が( )つきでしょっちゅう文章に登場します。
登場人物の気持ちがよくわかっていいのかもしれないですが、だんだん読んでいてじゃまっけになってしまい、最後の方はちょっとイライラしてしまいました。