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ルコちゃんが愛しい・・・

生活力の無い受けと世話を焼く攻め、もともと好きな設定。
それでもルコちゃんの生活力の無さは度を越してます。
はっきり言って大人の男としての魅力は無し。
でも、「壊れてしまった宝物」「でもとてもキラキラして美しい」と感じさせる漫画を描ける子。
東海林に甘えきって、人付き合いも苦手、しかも我儘、でも自分の中にそんな綺麗な世界を持ってるルコちゃんが愛しいです。
東海林に戻って来てもらうために痛々しいくらい頑張るのも好きでした。
ルコちゃんが東海林に「おまえがいないと息ができないんだ」って言う時の描写がすごく良かった!!

対する東海林、彼はほぼパーフェクトな攻めです。
髪を下ろした東海林めちゃくちゃかっこいい~。
ルコちゃんを甘やかして自分だけで囲って雛鳥みたいにしたのは東海林なんですね、
なんて執着心だ。
その割にあっさり手放そうとしちゃうのに少しびっくりしましたが。
そこらへんの葛藤は小説の方が読めるのかな。
「こいつは自分がいなきゃダメだ」って言いながら実際相手がいなくなると自分の方がダメダメになるタイプかと思ったんですが、そうでも無い様子。
離れてみてもルコちゃんの心配をするのは止められないみたいだったけど。
どこまでも完璧な攻めなのですね。
東海林はルコちゃんがいなくてもやっていけるのかな・・・、それはちょっと寂しいかも。
でも開き直って「おまえを全部俺のものにする」と言った東海林はとてもおいしかった!!

致しちゃった後ほわほわになってるルコちゃんも、でれでれになってる東海林も、かわいくて堪りませんでした。
読んだ後は二人とも大好きになっちゃいましたよ!
原作は榎田尤利 さんの小説なんですね、流石です。
原作の方も是非読んでみたいです。

こんな女王様はじめて☆

受けのカオルがすんごい女王様です。
攻めを縛りつけてエッチなんて・・・
しかも縛ったまま放置で寝ちゃいます。
なんて女王様!好きだ!
「キレパパ」聴いた時も思ったけど緑川さんはツンツン偉そうに怒ったり威張ったりしてるのがほんとに素敵に似合います(笑)

小西克幸さん演じる攻めの大郷は渋いお声でした。
大郷が英語で「I love you」って言うシーンで笑っちゃったのは私だけでしょうかね。

フリートークも楽しく聴けて満足のいく一枚でした。

初ふぁんたじー

ファンタジーはなんとなく敬遠していたのですが、
可愛い表紙につられて購入。
エウクロス王国を舞台として、

弟子×魔法使い
龍の化身の王様×森に帰りたいエルフ
騎士×甲冑士
犬と人間の亜種×薬師

の話が入ってます。
一番好きだったのは魔法使いのお話、エッチは無し。

世にただ1人、生れながらにして魔法が使えたウィンチは、その所為で人々から恐れられる。人嫌いになったウィンチは山に籠り、自分以外の人間も魔法が使えるようになるための研究をする。
ウィンチに拾われたカレは、これ以上ウィンチが異端者とされないように、自分も魔法の修行をする。

って感じの話です。

魔法使いのウィンチは生活力が無くて偉そうなんですけど、臆病でやさしげですごく好きでした。
カレが出した花を綺麗だって言うウィンチが綺麗だったよ・・・。
ウィンチの世話を焼くカレも好きだった。
最後の時間を穏やかに過ごそうと願うカレは、一途な男前でした。
このお話は綺麗で温かくて儚くて、ほんとに危うく泣きそうになりました。

龍と妖精のお話も可愛くてよかった!!
かわいい妖精のアルスが成長した姿が色っぽくてちょっとびっくり。
龍で王様でかっこいいくせに、すぐにだばだば泣いちゃうレイフレイムも好き!

どちらの役もこのお二人じゃなきゃ駄目だよ!!

緑川さん、平川さん、声もいいし演技上手過ぎだ~!
まず最初のBGMで物語に引き込まれます。
平川さんのタイトルの読み方まで雰囲気に合ってました。

平川さん演じるカウンセラー、伏見は、至って常識的な倫理感をしっかり持った優しい人物。それが声だけでちゃんと伝わってきます。
そんでやっぱ喘ぎ声まで天才的!!
加藤の本気で黒い愛情に震える様がすごくいいよ。
乳首責め好き☆
ちゃんと「痛い、けど気持ちいい」て感じに喘いでます。すごいよ平川さん。電話出ながらのプレイに萌えた・・・。だってくぐもった声出すんだもの!!

そして緑川さんの加藤は最高にセクシーです。攻めのフェロモンがむんむんですよ~!大きな感情の振れ幅は見せないのに、静かに迫ってくるような執着が感じられます。
どこか壊れた様な異常な欲望を見せながらも優しく伏見を支えたりするのが堪らなかった!

この加藤、性癖と共に秘密の闇を抱えてます。
伏見に「悩みというものは消えて無くなるものなのか」と聞く時の、静かに畳みかける感じが印象的でした。あ、助けて欲しいんだな、みたいな。
加藤は伏見じゃないと駄目なんだ~、ってのが何だか良かった。
伏見にも闇があるし、もちろん加藤じゃないと駄目なんですが。

ラストが救いのある感じで甘いのも素敵でした。

いや、これ作品もキャストもすごくいいよ、大好きだよ。

先生好きだ~。

元生徒×先生っていう私の食指がざわざわ動き出しそうな設定☆

タイトルぴったりだな~って思いました。
宮本は荒れていた自分を見捨てずにいてくれた先生への憧憬を忘れずにいた。
卒業して三年、偶然再会した先生が悩んでる姿を見て、先生を弱い所もある1人の人間だと感じ、憧れは完全に恋に・・・。
ってお話なんですが、この先生がいい!!すごくいい先生でした。
そしていい受けだった(笑)
ちょっとほやってしてたり照れてみたり、可愛らしい所もありつつ、さくっと男気を見せてくれます。
元生徒に想いを告げられて戸惑いながら落ちていくのが良かった。
落ちちゃった後はあっさり腹括ってるのも潔くて好感もてます。
家族にバレてもそんなに焦ってないし・・・。
楽観的って言うより譲らない所で譲らないって感じの人ですね、素敵だ!!
ブラコンの弟が何だかウザ可愛かった。

やっぱり生徒×先生っていいですね。「生徒」「先生」の枠組みが外れる戸惑い、大事な生徒だからこそ、憧れの先生だからこそ躊躇う!!みたいな。
初エッチの時の「もう先生の顔ができない」に激しく萌えました。

あんまり表情が表に出ないけど、照れてみたり内心ぐるぐる考えたりしてる宮本も可愛かった!!
相手の将来のこととか考えきれてなかった、って気付いて自分を責める宮本は本当にいい子だ~。そこをさくっと掬い上げちゃう先生もまた素敵だし。
好きだ!!って突っ走るのもいいけど、その後「やっぱ俺未熟だった」って悩む年下攻めはとても美味しいです。

仄暗い甘さが魅力。

平川さん受けでエロいと評判だったので聴いてみました。
いや、期待を裏切らないエロさ!!
大好きな、抑えてるっぽいけどエロエロな平川さんの喘ぎ声がたくさん聴けて大満足です。

原作未読なのですが、結構丁寧に作られててお話も楽しめました。

攻めの育美役の鈴木達央さんは可愛くて甘い声なのに、俊一へのどろどろした執着が感じられて、いいニュアンスを醸してました。

そして平川さん演じる俊一!!
エロいよ君!!噛まれた方が感じるんですか?M好きだよM!
俊一すごい誘い受けです。人生掛けて誘い受けてます。
このCDで一番怖いのはこの人ですね。
俊一は優しい感じの人ですが、最後の甘く囁くような独白でイメージは一変します。
個人的にこのどんでん返し好きでした。
怖いよこの子!っても思ったけど、
「おとなしくしてるだけじゃ何も与えてくれない人生に勝ったんだ」
ってセリフに俊一の過去を想像して切なくなっちゃったんだもの。
原作には詳しく書いてあるのかなぁ・・・。
育美だけはどうしても欲しかったんだね。
大体高校生をあんな風に家に置いといて大丈夫な筈無いから!!
計画ずくじゃなかったら馬鹿すぎるよ。

終始薄ら暗い雰囲気で、でもすっごく甘い独特な雰囲気の一枚でした。
BGMも合ってたな・・・。

原作いつか読みます。
フリートークが聴きたかった!!