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生きていたくないというより、

孤独な母の下へ逝きたい孤独な柴岡。
そこに食い込んでくる一人の男。


ハハ
おもしろかった。

私的見所は、河瀬が決して実直で誠実な人間ではない、ということだ。
最初に柴岡と身体の関係を要求された時点で、逃げ道はあったにも関わらず、自分の損得勘定に流されてしまったわけだ。
その後も河瀬自ら、よく知りもしない他人の人生に勝手に突っ込んで行ったように思う。
その人の人生を背負うほどの覚悟がなければ、無闇に手出し口出ししていいことではないだろう。
柴岡のような複雑さを増した人間ならなおさら。
まぁ目の前での絶命を放っておけるほど非道にもなれず、矜持・モラルの間で板ばさみになっている河瀬は何てありふれた人間なのか。
ああ耳が痛い。

柴岡は心の闇と称した死にたがりだけれど、一途さの方向を間違えた純なおっさんにしか見えなかった。
一度でいいからどうあっても肉体関係を持とうとしたり、無意識にも河瀬の忠告に従ってみたり、性欲の捌け口で構わない、とかね。

結果として、絡めとられるように柴岡に侵食された河瀬の人生だけど、そんな彼の一番の非凡さは、柴岡に惚れてしまったあたりじゃなかろうか。。
一々柴岡の行動に悪感情しか持てず、彼の思考が理解できない河瀬が、振り回されながらも好きになってしまう。
この情は同情なのか愛情なのか。
どちらにせよ恋愛とは不可思議なものだ。



河瀬の鈍さや矮小さ、他人の在り方を認められないほど自分の価値観を絶対だと信じてやまない性格にイラッときてしまったのは、
要所要所おじさん側にシンクロしていたためかもしれない。

何はともあれ、生命力希薄な柴岡とどこにでもいそうな男・河瀬の人間臭さ溢れる押し問答が、神にしたいくらい面白かった。
が、木原音瀬という厳しめフィルターを通してしまうと、この評価、です!

お姫様な受けは好きじゃない。

可もなく不可もなく、
するっと読めたお話。

好みではないです。
たぶんおんぶにだっこで生きている受けが。

天狗と体を繋げなければ生きていけない受けが、生死の面で頼らざるを得ないのはどうしようもないことだ。
けどそれにしても受けの内面が子供じみているからかな?
ギャーギャー騒ぐだけさわいで、攻めの天狗から本気で好かれていると分かり相思相愛丸く収まりめでたしめでたし。
…どうぞお好きにやってくださいという心持ちでした。

子供な受けも展開も、結局お姫様のように大切にされ生きていくだろう受けの結末も、何とも言えない。


個性溢れる受けが好きです。

何という羞恥本

ひい本当に獣姦だなんて。
かなりの犬好きの私としては変な羞恥プレイでした。。

飼い主の唾液まみれのハンカチを必死で舐めちゃうとか、
自分の物だと思ったもの(この場合精液付いたタオルデシタガ)を取ろうとすると唸るとことか、
ああ、犬ってこういうことするよね。とリアルな犬っぷりが変に恥ずかしかった//

ストーリーは獣の獰猛さと人間の間で苦悩している飛月が、心を殺し寿命を縮めてまで尚季と共に在りたいとする愛の行方。
小さい頃の尚季との温かな思い出だけを胸に抱き、文字通り生きることに必死な彼が、痛々しくも美しい。
イラスト自体何の感慨もなくぱらぱら見ていたけど、自分の限界を目前にした飛月の悲痛な面持ちの挿絵が・・・!
前言撤回するほど素晴らしかった。


獣っぷりが出ても割と普通の人×人のHシーンで安心してたものの、しかし最後の方で獣姦が出てきて、私じっくり読めなかったですがな!
苦手とかそういう問題ではなく、自分の犬のこととか。。そういうことが過り、見てはいけない気持ちになってしまいましたよ。
実際の犬とフィクションの犬を別個として見ることができなかったですようおうおうおう。。
じっくり読みたいなら獣姦は避けるべきだと、私は自分の中で新発見致しました。


今気づいたけど、犬じゃなくて狼デシタ!

無料配布分が好き

やっぱり可愛かったです志緒ちゃん。
風邪でもないのにマスクで口を隠している志緒。

桂は親知らずを抜いたところだというのに、
自分は…乳歯。
乳歯!
そんなことを気にしちゃう彼のいじらしさに桂がメロメロなのが、手に取るように分かります。
結局志緒からのクリスマスプレゼントは乳歯なのでしょうか?笑

ららさんの裏表紙、キスで桂が勢い余ってるのを志緒が必死で止めてます。イイ!
コミック調で可愛いです。


実は無料配布ペーパー分の方が好きかもしれない。
キラキラ光っている志緒。
それによる桂の不安と、それを上回る嬉しさが詰まってます。

匂いが好き。

やっぱり好きだな椎崎さん。

何冊か読ませていただきましたが、トラブルを抱えた受けを中心に展開していく話がほとんどでしたが、椎崎さんはそういうパターンが多いのかな?

不遇な人が傷めつけられながらも、自分の状況に嘆くばかりでなく、がむしゃらに生きてこうとする展開に弱いんです…。
椎崎さんの書くお話を読んでいると、本当そのことがよく分かります。
ピンポイントに私の泣き所を狙ってくるんダ…!


その中でもこのお話の雰囲気・匂いは特に好きです。
大人の落ち着きぶりが大半を占めている中で、大人ゆえの孤独さや自由の求め方、じわじわきます。

樹が家族、そして唯一あった繋がりでさえ失い、全てをなくした後で、それでも前を見て生きようとする。
そんな樹に常盤がいてくれてよかった。
彼をずっと見ていてくれる人がいてよかった。
心底そう思います。

これがBLというものなのか。

沙野さんこのシリーズが初読みです。

エロスが濃いのですね。
奈良さんのフェロモン絵と相俟って、それはもう濃いのですね。

蛇、蜘蛛ときて、赤蜥蜴。
オヤジ臭いフェロモン過多な感じで、私はこれが一番好きでした。

共に30代という大人のカップル、関西弁ヤクザの攻めががが。
「わしのタネは美味いか?」
「よう締まるのう、わしのに咬みついてくるわ」
「コウちゃんの、デカくてエロいのう」
ワタシ満腹です。

とエロばかりなわけではないです。
光己の抑圧された環境と臣の執着、お互いの状況や心情も緻密に書かれていて、シリアスな面も引き込まれておもしろかった。
ヤクザよりも一般人の方が悪でしたね。


どうでもいいですが、一度に8回っておじさんんんんんn!
光己は大丈夫なんですか。
耳を銃で撃たれ、肘が折れたままで雨の中数えきれないほどヤル彼ら。
あっぱれ!

あれ。何でこれ買ったんだっけ?

平凡な日常から、ある日突然違う世界へとトリップするファンタジー物。
本来なら私の大好物な話、のはず。
あれ?あれれ…?

しっかり者の長男と誰しもが認めるあさぎは、その実、家庭にも学校にも'本当の自分を表せない'と鬱屈した思いを抱えている。
学校はともかくこれは家庭内のモラルハラスメント以外の何者でもないと、、、
5人家族でありながら1パック4個入りの物はあさぎに分け与えない決まりであるとか、あさぎがまるで意思のないモノのように扱う姉妹、彼の言葉が全く聞こえていない母親。
わざととしか思えないことが、家族揃って『故意ではない』って一体どういうことなんだ!

異世界にトリップしてから、あさぎのことを一番に考えてくれる鬼が現れ、半ば逃げるようにして自分の居場所を見つけるあさぎ。
彼はわざと襲われることをしますが、突っ込んで嬉々としている鬼の咆哮、
「おおぅおおおおおおおおぉおぉおぉーーーーーーーー!」
読みながら吹いてしまいました。
初Hで笑けたのは初めてです。

そんなこんなで異世界に留まることを決心したあさぎですが、
また家族が止めないの何のって!
高校生の扶養家族が「僕は家を出て、地獄(異世界)へ行きます」といきなり宣言したのに、誰も突っ込みません。いえ、引き止めません。
どうにか母親だけが正しい対応をしていたけど、弟妹は「いってらっしゃい」と送り出します。
いいの?それでいいの?お兄ちゃんもしかしたら頭打っちゃったのかもとか思わないの?

とまあ、つっこむのが楽しくなってくるようなお話でした。
ある意味楽しめた。


そして続編も買ってしまっていたので、ぱらぱら読みました。
そこにはつっこみ所満載のパワーアップしたあさぎくんが居ました。

おしまいまる

やっと!やっと・・・!

出てくれました、14巻!
発売延期も重なって焦れてじれまくっていた方も多いんじゃないでしょうか。
かく云う私もその一人です。

前巻までは、死に近づいている海斗が気丈にも踏ん張っているところが切なくて悲しくて、やり切れない想いで胸がいっぱいになりましたが、今回も今回で胸がいっぱいです!いっぱいすぎます!!


F&Bにはこれでもか!と潔い男がごろごろいるわけですが、この巻は『ジェフリーの覚悟』が目次でもいいんじゃないかと言うほどに彼の心構え・器の大きさが見られます。
もちろん病魔と闘う海斗もつらいですが、愛する相手に何もしてやることができない立場もまた、同じように心引き裂かれる思いをするのではないでしょうか。
いや、もしかしたら海斗以上につらいことなのかもしれません。

大事に想うからこそ手放したビセンテ、一縷の望みにさえ縋りたいナイジェル、そして…ジェフリー。
海斗と対峙している彼等には、本当に三者三様の愛のカタチがあるんだなぁ。


そして最後の最後、ジェフリーの心情を語った文は秀逸で悲しすぎる。
彼の想いがひしひし伝わります。。
海斗に希望の光が差し込んだ14巻ですが、やり切れなさは加速するばかり…!
誰か助けてあげてええ!!


それにしてもヤン・グリフィスが気になってしょうがない私なのでした。。

アンチ携帯小説(でした)

タイトル通り、一時期ブームが来たときでさえ一切読まなかった携帯小説。
"泣かせ"をモットーにした流行りのラブストーリー映画やライトノベルズが苦手なので、携帯小説に少なからず私のそうした偏見があるのだと。
(だからといって、この作品がそれを大きく覆したというわけではないのですが!)

そんなこんなで躊躇いつつも手に取ったのは、「ポチとタマ」というネーミングから。
お互いをそんな愛称で呼ぶなんて可愛すぎる…!と気になったのでした。


日常のありふれたことがポチとタマの目線で淡々と書かれているこのお話。
BLに限らず世界中のカップルが抱えている、ささいな不安やすれ違い、そしてそれを上回る幸せがここには詰まってます。

こってりステーキでも豪華なケーキでもないけれど、愛の詰まった素朴な野菜スープのような温かさを感じました。
ふとした時に1話分をぱらぱらっと読みたくなります。
がっつり読み応えではないけれど、携帯小説にはこういういい面もあるんだなと新発見。


特別な呼び方で、相手の名前を呼ぶ。
何でもないことのようですが、そこに相手への愛おしさや大切さが垣間見えた気がします。

こんなおじさんの体を触りたいなんて、、、

あああ萌え!じゃない神!

元々すごく期待して待っていた作品だけれど、帯見て、
「ああ、これはやられる。」
と読まずして判断致しました。

『こんなおじさんの体を触りたいなんて、君、本当にどうかしてるよ』

案の定、悶えました。
悶えすぎて、本を持ちながら体がよじれました。
*一の生き方、考え方にシンクロする部分が多々ありまして、ボロ泣きでテンションがおかしくなっていたのかもしれません。

まだ一歳にも満たない女の子を庇って、
『まだ嫁入り前だから!!』と必死でオムツ変えを阻止するお父さんぶりもあり、
元生徒にこんなことされて…っていちいち最中に考えては羞恥している せ ん せ い。。。
イラストもね!ちゃんとおじさんで良かった!どこにでもいる柔和なおじさんだ!!((



メインストーリーは傷害事件をおこした一の人生と、彼の健気な想いなのでしょう。
一の孤独と恐怖。切実な分だけ水分持ってかれます。
だけどあえて先生/おやじの魅力をおすすめしたい!
(メインは他の方が細かく書いていらっしゃるので割愛)

オヤジオヤジしていない綺麗なおじさん?ではありますが、
私は満足です。
ありがとうおじさん。