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美容師同士のお仕事BL!

元々都会の美容院で同僚だった2人が、ひょんなことで田舎の美容院で働くことになり…?
基本は田舎での話でしたが、都会で働いていた頃の回想シーンもあり、
それぞれがどういうスタイルで働いていたのか、どういう人間なのかもしっかりわかります。

昂大(受け)がえんちゃん(攻め)にベタぼれなのが可愛くて可愛くて…笑
そしてえんちゃんがまぁ~~~~クール×俺様って感じで……
読みながら「おい!えんちゃん!」と何度も言ってしまいました笑

さらっと読める作品でした。面白かったです!

売れっ子作家×眼鏡屋店員!

自己肯定感低めの律(受け)が西先生(攻め)に優しく愛されていくのがめちゃめちゃよかった!

強いて言うなら、律くんが母親とどう付き合っていくのかは気になります。
その後の彼ら、みたいなものを見れたらいいなぁ~!

ありきたりな再会、かと思いきや

下巻が出た時に話題になってたので購入。
上下巻一気に駆け抜けたので細かいところまでまだ追えてません。

中学生の頃、友達の延長線で好きになったが色々ありその後海外へ転勤。就職を機に日本に帰ってきてなんと会社で再会という流れで「よくあるやつねぇ」とふわっと思ってましたが、そんな予想を遥かに上回る人間ドラマです。

あれほど仲良かったはずなのにどうして中学生の時別れたまま10年以上連絡をとっていなかったのか、あの日何があったのかが明らかになっていき、爽やかなイメージから一気に深く重たくやるせない話になります。(やるせなさ過ぎて「幸せになるよな?!」と心配になって下巻まで一気に駆け抜けました笑)

メインの2人だけでなく、その周りの人達も事細かに書かれていて、すごく厚みのあるお話で、何回か読み直してもっとその深みにはまりたいなぁ!と思いました。

どこか遠くの世界での、彼らの幸せを願っています

作家さんと作品テーマが気になって読みました。
ヤマトの目線で紡がれるアムステルダムの街並みは、行ったことのない場所なのにどんな風景か想像できてしまう、そんな文章でした。

このような言葉で表現するのはあまり良くないと思いますが、ヤマトくんはとても日本人らしい日本人の青年です。
偏見の目に晒されることを恐れ、自分が人を傷つくことを恐れ、また傷つけられることを恐れる。
アムステルダムという土地で1人逞しく、とまでは言いませんが彼なりに自分の人生に言い訳をしながらも努力をして、1人のありふれた、普通の日本人(異国の人間)として生きていました。
そんな彼の目の前に現れる湊さんは、職業柄もありますが、彼に無いものばかり持っています。
でもそんな彼にもないものは沢山あります。

お互い自分自身に不満があって、それでも言い訳して、そうやって言葉を交わして、少しずつ距離を詰める。
空気を読む、察する、を美徳とする日本において、言葉の大切さがすごく伝わってきました。

非BLということで商業BLをメインジャンルにしている人には少し手を取りづらい作品かと思いますが、買って、読んで絶対損は無いです。

アムステルダムという、想像もつかない異国で過ごす、彼らの日々をぜひ読んでいただきたいです。

読んだ後の後味の悪さたるや

上下一気に読みました。
賛否両論ある作品ということですが、私は今回『神』評価をつけました。

この作品の肝になっているのは、「人間が狂っていく姿を見させられること」と「在り来りな、実在することをファンタジーを交えて表現している」ことかとおもいます。

まず初めにこの作品は上を2つ、下を3つに分けた計5分割で物語を分けられます。
正直葵お兄ちゃんの正体は勘の良い人だと1/5の段階で分かります。
そして残りの4/5をかけて、タイトルである「心中するまで待っててね」にどう持っていくのかを見るという構成です。
下巻の頭、3/5辺りから物語の最後まで、主人公である福太がおかしく、狂っていくのを見て取れます。感情移入をしない読者の方は「あーあ…」となるかと思います。

そして下巻の4/5、いわゆる解答編、過去編あたりで葵お兄ちゃんの過去が明らかになり、そして彼が少しずつ壊れていくところを見せられます。
家庭崩壊、ネグレクト、自動拉致の被害者。可哀想と一言で片付けることが許されない実態に思わず目を覆いたくなりました。
しかし、市梨きみ先生の表現力によって、目を覆うのではなく、読み進めたくなった辺り、すごい方だなと思いました。

そして物語はラスト、5/5でタイトルに繋がる。
全て読み通して、彼らが壊れ狂い、しかし彼らにとっては幸せになったという、エンディングでした。
人間がじわじわと壊れていくのを見るのは、結構きつかったです。でも彼らにとって最後幸せだったのでこれは1つの愛の形と受け取りました。

そしてもう1つの肝である、「在り来りな、実在することをファンタジーを交えて表現している」ことですが、これは葵お兄ちゃんの過去と、今ここにいることです。
市梨きみ先生も以前葵お兄ちゃんがなぜ見えるようになったのか、の部分をインタビューで回答されていらっしゃいましたので割愛します。
個人的にここの肝は「葵お兄ちゃんの境遇」です。
これ何がきついって、作品として読むと可哀想…辛い…となりますが、普通に今の現代社会で起きてることなんですよね。目を背けてはいけない現代の闇。
ニュースなどで普通に流れていることをこう、葵お兄ちゃん視点で見るのは本当にきついです。
そして最後の拉致監禁、殺害。あぁ、こうやって行方不明になるのかと考えさせられます。
人間がじわじわ狂っていくのは言い方を悪くすると、他の作品でも読めます。(なんならもっとえぐいのもきっとあります。)
ただ、この葵お兄ちゃんの境遇などは市梨きみ先生でないと書けないものだったと思います。

人間の死をあまりに簡単に扱いすぎ、結局幸せとは?みたいなコメントもありましたが、フィクションでありながら、これだけ様々なことを考えさせられるのは間違いなく神作ではないかと思います。
それだけ人に何かしらの影響を与え、感想を書き出させるという力を作品が持っているということなのですから。

こうやって長々と書いていますが、要約すると「読むの結構しんどいけど、読んでよかった!間違いない!」の一言です。

沢山ある作品の中で出会えてよかったです。
またこちらの感想を長々と読んで頂き、ありがとうございます。

皆川竜起の人としての成長を見守りました

「イエスかノーか半分か」で若手アナウンサーとして出てきた皆川竜起が主役のスピンオフ作品です。

イエスかノーか半分かでは計くんと潮の恋が結ばれるその大事な役目、もといキーパーソンで、その後続編でも計くんと潮の間に入ったり、場を盛り上げたり、時には頑張ってくれるとても素敵な人でした。
そんな彼がまさか主役を!ととてもドキドキしてましたし、一穂ミチ先生ならきっと素敵な作品を書いてくださるのだろうと期待していましたがいやまあ期待以上でした。

今まで人生イージーモードで言い方を悪くすると「何でもできちゃう」「何でも持ってる」「甘やかされてる」そんな彼がADの深に出会い、恋に落ちる物語です(と言ったら違いますが(笑))
イエスかノーか半分かの2人も3作品の中で大きく成長するの感じましたが、今回はこのメイン2人の成長物語でした。
お互いに「現状に満足している」からこその苦悩や苦労などが描かれており、自分が有耶無耶してきたことをズバリと突かれるシーンでは見ているこっちもドキッとしてしまいます。
一穂ミチ先生の「成長」の為の困難や人間はとてもクセがあり、読んでいるこっちもとてもハラハラします。頑張って欲しい、負けないでほしいと思う一方、私なら心が折れる、という所を頑張って乗り越える姿には涙が出ます。
出てくるキャラ全員が悪い人じゃないのに、腹が立ったり、嫌になったりするけどそのキャラクターにさえ愛しさを抱かせてしまうのは一穂ミチマジックです。(笑)


計くんと潮が好きでスピンオフどうなのかな…?と思ってる方にこそ読んでもらいたいです。皆川竜起、とっても大きくなりましたよ!(笑)

とにかく二人ともかわいかった!!

日野さんは個人的に攻めのイメージしかなかったのですが、
このCDを聞いて「日野さん受けもいいな…」としみじみと思いました(笑)
乙女ゲーム等で最近は低い声ばかり聞くようになってたので、高めのトーンの日野さんはレアでは?
対して前野さんですが相変わらずの攻めでよかったです…!!
人のことを振りまわしてるようで、でもワンコで、でも攻めるところはがっつり!!
絡みシーンは少なめ?のように感じましたが、まぁその時の二人の息ぴったりの演技に脱帽です。
どちらかの声優が好きな方はぜひ聞いてほしいです!!