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女性kumasanさん

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今年度3478位

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感動と爆笑の振り幅、間違いなく今年度一位!!

久々に衝撃的におもしろい作品だったのでレビューします。

樋口の感情のジェットコースターにぶんぶん振り回わされました。

胸キュンあり、笑いあり、涙あり、エロスありで、
BLを読んでいてこんなに快感を感じたのは初めてでした。

全てのバランスが素晴らしくて、ぐいぐい引き込まれました。
感情のぶつかり合いが細やか、かつ大胆に描かれていて、
型にはまらないおもしろさに驚嘆しました。

陶工というテーマをここまでの作品にするとは!
すごいっ!!という感じです。

由一郎の表情がときどきすごく艶っぽくてたまりません。
若いゆえの危うさがそそります。
「大人」の樋口も妙に色っぽくて、
でも由一郎のいやがらせや可愛さで我を忘れて、
抑えきれない感情を、独り言や先輩に吐き出す様は、
爆笑でした。

枕元に置いて、元気出したいときに読みたい作品です。

唯一無二!!!

色んな意味で唯一無二の作品でした。
震えました。

タイトルにも唯一無二の意味が込められていますが、
作品自体が唯一無二ですばらしい!
何より、登場人物達が唯一無二です!!

先生の地に足着いてる感じと、時折見せる「すき」が堪りませんでした。
タケルも、ときに大胆で、思春期故の後先見ずなあぶなっかしさがあって、エロくて、
ネガティブで、でもひょうひょうとしていて、
本当に魅力的だと思いました。

よくBLの作品傾向の分類において「リアル」という表現が使われますが、
この作品のリアルさは別格です。
かといってファンタジー要素や、エンターテイメント要素は、
決して失われていません。
バランスが絶妙です。
ダークな部分と軽快なやり取り。
純粋さとエロス。
だからこそ際立つのだと思います。

ストーリーのリアルさも、もちろんありますが、
登場人物達のセリフやしぐさ、表情に「ぐっ」と来るものがあり、必然性を感じる位しっくりきて、
ストーリーに引き込まれることでリアルに感じます。

可愛く繊細な絵の中に、
心をしめつけられるような感情の渦が見事に描かれていました。

受も攻もかわいい!

知らない作家さんでしたが、
表紙の雰囲気に惹かれて購入しました。

久々の大ヒットですっかりファンになりました!
受けも攻めも可愛くて、
時にかっこよくて、
もうっ、最高でした。

シチュエーションもいいです。
童貞攻め×イケメン女装受け、以外につぼでした。

童貞ゆえのうぶさや、以外と懐の広いところが、
傷心の女装男子にはぴったりはまったのでしょうね。
作家さんの好きなものがぎゅっと詰め込まれていて、
その良さが読者にしっかり伝わりました。

絵も可愛くて丁寧で、
特に普段のイケメン調の絵のときもいいですが、
デフォルメ調のときがめちゃくちゃかわいいです。
ほっぺがプクッとして、目がつぶらで、癒されます。

BLはさらっと流して読む方ですが、
この作品はお気に入りのシーンやコマがいくつもあって、
読み返したくなります。

枕元に置いて、寝る前に読みたいような一冊でした。

次作も期待しております!

BL史に残る作品

待ちに待ったシリーズ3作目。

完結は4作目までおあずけとなりましたが、
まだ続きがあるという楽しみが増えました。

シリーズ1作目から感動と衝撃を受けていますが、
今回も期待を裏切らない、いや、期待を遥かに超えた内容でした。

草間さんの、独特の絵の雰囲気と、
作品にぐんぐん引き込む絶妙なアングルやコマ割り、深いセリフで、
読んでいる間、まるで自分がお話の世界にタイムスリップしたかのように、
陶酔していました。

3作目で、花城と廣瀬が出会ってから、まだ5日しか経っていないのに、
花城、廣瀬、澤、有原の気持ちの変化が、
間接的でありながら、あざやかに描かれていて、
過去のエピソードとで、とても奥行のあるお話になっています。

花城、澤、有原は色っぽくて、
廣瀬はふわふわで、
肌や髪の質感まで伝わってくるようです。
4者4様の魅力にあふれていて、
母性愛をくすぐられます。

4人の気持ちの変化に伴い、
キーとなる有原が書いた手紙の意味が徐々に変化していく様子には、
息を飲みました。

花城が廣瀬に甘えてる所が、
可愛くてたまりません。
それも、廣瀬がいつか、
自分から去っていくのではという不安を常に抱えているから、
せつなくもあって胸がきゅんとしめつけられます。

4作目、本当に本当に楽しみにしてます。


リンクス コミック

キヅナツキ 

2014年で一番感動した一冊。恋の話でした。

読み終わったとき、
感動の余韻にしばらく浸っていました。
今年最高の一冊でした。

混じりッ気無しの恋の話。
恋を語るための話でした。

オムニバスでありなら、
全ての話の登場人物が、
まさにタイトル通りリンクしているので、
短編という感じはまったく無く、
緻密なドキュメンタリーを見ているような、
深い満足感を感じました。

メインの話の後に、
別の話で脇役として再度登場してくれるのが、
その後の日常生活を垣間見ているようで、
なんだかうれしいです。

ここまで登場人物が多いにもかかわらず、
それぞれの話が濃く感じるのは、
登場人物たちの感情や考えが、
真正面から伝わってくるからだと思いました。

恋する気持ちが、
セリフから、表情から、しぐさから、
あふれて胸に突き刺さります。

恋という形無きものの、
理不尽さであったり、
言葉では説明できない愛しさであったり、
見えないゆえの不安や葛藤、
どうしようもない独占欲、
あらゆる恋の要素が、
見事にひとつの大きな物語として描かれていて、
正直、何度か驚嘆してしまいました。

こういう恋の話が読みたかった!
本当に最高の一冊でした。


興味深い作品

SMにさほど知識がない読者の立場での感想です。

作品の内容としては、SMという一つの性的趣向をテーマにした
二人の心理ドラマが中心で、SM好きじゃなくても十分楽しめる作品でした。

むしろ、SMによって新たな愛の価値観について考えさせられ、
とても興味深かったです。

性欲と愛情は切り離せない故の葛藤が見事に描かれていました。

飛田君がなぜドMになったかがあえて語られず、
最後までミステリアスな雰囲気を保っていることで、
逆に真澄の方に、より感情移入する効果があり、
物語に引き込まれました。

読者としては、
なぜ飛田君がドMになったかは気になる所ですが。。

ノーマルS役の真澄に好きな気持ちが芽生え、
SMプレイから離れたとき、
愛情の表現の仕方が分からず、
相手がドMという特殊な性的趣向のために、
愛情が受け入れられない切なさに、
胸を締め付けられました。

「セックス以上になにがあるのだろう」と
悩む真澄の言葉が印象的でした。

SMプレイの場面は、
飛田君が真性ドMで、Sを演じる真澄がノーマルのため、Mとはどんな人か、
Sとはどんな人かを、真澄の思考と行為を通して読者に分からせてくれるので、
SMを知らなくても、なるほど、と思いながら読めました。

感情のないSMプレイで性欲を満たすことだけを求めていた飛田君が、
最後に真澄に会いに来るシーンには、
真澄にずっと感情移入していた分、
なんか胸につかえていたものがすーっと軽くなるような、
うれしい感覚を覚えました。

優慈に萌え~♥賢慈にさらに萌え~♥

いやー、今回も優慈、可愛かったです。
期待以上の可愛さでした。

そして、賢慈!
ツンデレならぬ、ツンデレツンツン!!
デレてしまう自分に耐えられない賢慈。萌えました。
新たな可愛さを発見です。
今回すっかり賢慈ファンになってしまいました。

優慈と三朗は、こんなにほのぼのと温かい気持ちで、
読んでる方がきゅんきゅんさせられるカップルは他い思い当りません!

この作家さんのお話は、
ご近所付き合いとか、家族ぐるみの付き合いの中で、
ときに邪魔され、ときに助けられ、育まれるLOVEが、
明るくコミカルに、ときに切なく描かれていて、
思わず、がんばれ~と応援したくなります。(特によっちゃん)

今回も、ちゃんとHはできなかったけど、
優慈が「恥ずか死ぬ」場面は、
H以上に読んでてこちらもドキドキしました。

今回は、なんといっても賢慈の新な魅力が
見られるのがうれしかったです。

過去をどこかで引きずり、
自分の気持ちに素直になれないオレ様な賢慈。
本人が自覚している以上に、
賢慈がクリーニング屋を好きな事や、
無自覚な色気が堪りません。

クリーニング屋が賢慈に、好きって、
言わせるシーンが見たいです!!

うーん?

まったく萌えませんでした。

作者はここを萌えポイントにしたいんだな、
というのは分かるのですが、
狙い過ぎというか、
セリフまわしが白々しく、
取って付けたみたいで押しつけがましく感じました。
萌えポイントは読者が発見することできゅんとするものだと
いうことに改め気づきました。

最初の話は、
キャラにも魅力が感じられず、
イチャイチャするシーンに
イライラしてしまいました。

短編とは思えない満足感

まず絵が素敵です。

好みもあると思いますが、
背景を含め全体が均一な少し太目のイラスト調の線で、
表情豊かにテンポ良く描かれていてセンスを感じます。

ストーリー自体は、
よくありそうな幼馴染どうしの恋ですが、
キャラクターの気持ちがしっかり伝わってくるので、
どこかで読んだ、だれかに似ているということがなく、
こんな二人もいるんだね、と新鮮な感じさえしました。

キャラクターのセリフや表情、しぐさに魅力があって、
何度も読み返したくなりました。

特に、受けの赤くなったときの表情にきゅんきゅんしました。

この作家さんの他の作品が出たら是非読みたいです。
長編も描いて欲しいです。

過剰妄想少年 コミック

ぴい 

妄想は現実よりエロい

過剰妄想癖のあるボッチ高校生大野君と真逆のイケイケ男子暮島お話。
既読感が無く面白かったです。

ボッチ高校性ならではの妄想を膨らませる様子が、
エロかわいいです。

暮島は大野君が授業中に手を触れずに自慰行為をしていることに気づき、
密かに興味を持ち始め、
なにかとコンタクトするようになり、
次第にエスカレートしていく。

大野君の妄想をさらに加速させる暮島の言葉に、
大野君が導かれて達する様子は、
まるで小説を読んでいるように読者の想像を掻き立て、
妄想の世界に引き込みます。

妄想だけで十分だったはずなのに、
抵抗しつつも暮島に触れられることで、
もっと暮島を求めるようになり、
次第に暮島でしか妄想できなくなり、
さらに妄想の幅を広げる大野君がエロいです。

恋愛未満な感じですが、
思春期ならではの独占欲と欲望との葛藤が
独特のタッチで描かれています。