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全員まとめて愛しい

待ちに待った書籍化でした!

ゲイであることにコンプレックスを抱える東五が、上司と立ち寄ったイタリア料理店でその店のコック、宝に一目惚れする。

お話は全て東五視点で語られています。…東五視点だというのに、どうしてこんなに可愛いんだ東五…
仕事ができて、傍目には社交的でルックスも良い、その使い方も自分でわかっている。これだけではちょっと腹も立ちますが、恋をした、宝にめろめろな東五が本当にかわいい!大好きなのに心を誤魔化そうとしている時も、幸せいっぱいの時も、本当に可愛いんです…
そして、私が知る攻めの中でも1番かっこよくて愛すべき攻めらしい攻め、宝。自信家で強引で子供っぽいところがあり、エッチな宝。
この作品は、他の登場人物もみんな魅力的で、作者の愛を感じます。それぞれのスピンオフも見てみたいです。八雲先輩!計!

傍から見ると明らかに好きあっているのに、すれ違う二人、というのが大好きなので、この作品はWebで掲載されていた頃から何度も何度も読み返してきましたが、その度に涙が。今回も。

痛いくらい、怖いくらいの恋に落ちて、前に進めずにいる東五を、
掴みたいと、同じように一目で恋に落ちた宝が、最初は少し強引に引き寄せるようにして始まった2人です。
中盤は甘くて幸せでいっぱいなのに、それがこわい。こわい。と言い続ける東五に胸がざわつきましたが、読み終えて、東五は、この2人はもうなにがあっても大丈夫だろうと、とても穏やかな気持ちになりました。

宝視点で語られる再会のシーンがとても綺麗で大好きです。
宝から見た東五の美しさ可愛らしさ、宝がどれだけ東五を大切に思っているか、というのがそこに表現されている気がして。
宝は(おそらく)バイで、相手には不自由せず恋愛も楽しむタイプですが、そんな彼も東五に出会って変わったのだなあ。

今まで読んだ小説の中でたぶん、1番繰り返し読んだ作品です。
大きい何かがあるわけではないけど、幸せな気持ちになって、宝かっこいいなー東五かわいいなーと、何度も会いに行きたくなる。
一冊は毎日枕元に、もう一冊は本棚に大事にしまっておきたいような本。


「べつに、人を好きになるのは悪いことじゃない」
計に助演男優賞をあげたい。いや、八雲先輩かな。

リアルで眩しい

心が痛いです。
それは、糸島の過去に感じる痛みと、香鹿の優しさに糸島が心を開いていく様子にきゅんきゅんした痛みと、両方で。

私は受に暗いトラウマがあったり、あまりに弱い受は苦手なのですが、香鹿と対等になりたいと思う糸島を応援したいなと思います。

前半はひらすら香鹿頑張れ!と応援し、3章の糸島目線では、この文章を香鹿に読ませてあげたいもどかしい気持ちで二人を見守りました。

工場という、決してきらびやかではない閉鎖的な場所で、共に明日も生きていこうとする彼らは眩しくて力強く、時々リアルで目を背けたくなるけどずっと見守っていたい、そんな二人です。
これから乗り越えなきゃいけないことも残っているけど、二人ならきっと、ぜんぜんだいじょうぶ。ですよね。