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佐野くんのことを考えると…

私は佐野くんのことを考えると、どうも秋山と柴のラブラブっぷりを見てもときめくことができません。そもそも本編を読んだだけでは秋山が何を考えているのか分かりづらく、佐野くんのことが気になりすぎて二人の恋愛に全く感情移入できませんでした。

番外編である「ともみちゃん」についてですが、佐野くんがあんな夢を見たのは秋山と柴の"男同士の行為"を見てしまったことに起因しているだけで、彼が心のどこかで秋山への恋愛感情を抱いているだとか、潜在的に"男同士"に興味があるだとかそういうわけではないでしょう。
大好きな友達である秋山のあんな場面を見てトラウマになり、不能になって、おまけにあんな夢まで見てしまう彼が可哀想でなりません(あの夢で夢精したようなので不能だったものは治ったのかもしれませんが)。

とにかくあれが夢で本当に良かったと思います。女みたいで嫌だから誰にも呼ばせないようにしていた智美という名前は、きっと今まで沢山からかわれてきたのでしょう。でも秋山は笑わずに「俺だけならいいじゃん」と言ってくれたことが嬉しくて、秋山にだけは「智美」と呼ばせることを許していた。それを夢の中では見知らぬ男達にあんなことをされながら何度も呼ばれ続けます。挙げ句の果てに秋山は「これで俺と一緒だな、嬉しいだろ」なんて言い出すんだから何様だこいつは?と思ってしまいそうですが、あれはあくまでも佐野くんの夢。最後に同じようなことを言いながら果てていたように「秋山と一緒なのが嬉しい」「寂しい」というのはそのまま佐野くんの気持ちなんですね。

個人的に佐野くんには男同士の世界に目覚めたりしてほしくないのですが、とにかく彼の幸せを願うばかりです。秋山の家庭の問題を知っているのももしかして佐野くんだけなのでは?と思うと、佐野くんでは秋山の胸に空いた穴を埋められなかったのか…どうして秋山は柴をあんなにあっさり好きになれたのか…なんてグダグダ考えてしまいます。

これを読んだだけでは佐野くんのことばかり考えてしまって読後はモヤモヤ感だけ残りますが、続編に期待しています。