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STAYGOLD 1 コミック

秀良子 

あのときお前にあげたのはにせものの花だったのに

いやぁ〜読めば読むほど切なくなってくる。きっと駿人の想いは、優司と結ばれるという意味では報われることはないんだろうとは思うんだけれど、それでも自分の想いを優司にぶつける姿はとても男らしいなあと。優司がずっと自分の母である血の繋がらない姉を想っていることも知っていて、「俺の言ってんのはこーいうことだかんな」と好きをアピールする駿人…姉が好きだけど家族という枠に囚われて引き止めることも気持ちを伝えることもしなかった優司とは正反対です。でも普通はそうなんだよなあ。
駿人の自分に対する「好き」をイマイチ理解できずにまだ子どもだから、で片付けようとする気持ちもわかるんです。だからこそその食い違いが苦しい。そりゃ駿人も実力行使(キス)するよね…!
どんより重くなりそうなテーマをそう重くなくすんなり受け入れられるのは作者さんの描く独特な空気感や綺麗でありながらキッチリカッチリしすぎていない絵柄故なのでしょうか…なんと表現していいのかわかりませんが、秀良子さんの作風がとても好きなんです(笑)
駿人と優司の今後もですが、優司の弟で遊び人のコウとその友人がどうなっていくのかなども含めて、とても続きが気になる作品のひとつです。

ドロッと、それでいてポップ

久々にじっくり読み返し、なんだか感慨深くなったので初レビューをこの作品に捧げます。
阿仁谷作品はこれが初でした。初めのうちは独特な絵柄に少し抵抗があったものの、ストーリーに魅せられ、そのストーリーにマッチした絵柄に今では虜です(笑)
内容は他の方のレビューや作品紹介にもある通り田舎のコンビニの店長×クビになった元バイトくんのお話です。
どこにでもいるような可もなく不可もなく、なコンビニのような男・北村(攻)がまー煮え切らないこと…
女性関係然り、元バイトの南原(受)との関係然り、全部曖昧です。ハッキリとせず色々濁してその場をやり切ろうとする様子はすごくもだもだします。でも、あーこんな人いるなあ。と思うほど、北村は普通の人なんです。そんな普通の人に降りかかるスパイス、もといイレギュラーが南原。ゲイで十歳年下で考え方も価値観も違う南原に好意を寄せられて、だんだんと北村が絆されていくのですが、南原がひたすら健気でいじらしい。物語を大きく動かしていく北村の彼女・秋名や秋名の妹の春名がなんせ強かでずる賢いタイプなので、自ずと南原の健気さが際立ちます(笑)
北村との別れのシーンで、北村の前では明るく元気に別れを告げて、北村宅の玄関の扉を閉めてから南原が啜り泣くシーンは見ていて心臓が鷲掴みにされたような感覚になりました。阿仁谷さんの作品はキャラの表情や感情が豊かで感情移入しまくってしまいます。
そんな南原の泣き声を扉越しに聞いて、やっと自分に踏ん切りを付ける北村。いやー、本当最後の最後でやっと…。
しかし秋名さん、恐ろしい…(笑)北村が自分から別れを切り出すまで別れてあげない宣言、しかし自分にも新しい男が既にいるという…魔性です(笑)でも秋名さんの気持ちも共感できる所があり、女の人ってこんなもんだよなあと。ハッキリと意思表示をしない北村に嫌気がさすのはわかります(笑)
そんな北村がハッキリと「好いとう」と言った時の破壊力がもう…嬉しそうに笑う南原が本当に嬉しそうで、ハッピーエンドで一安心です。よかったね南原くん!
長々と書きましたが、興味のある方は一度読んでみることをオススメします。たしかに阿仁谷さんの作品は好みが別れると思います。それでも、その癖にハマったが最後、阿仁谷ワールドに引き摺り込まれていきます。
エロ多めが好きな方にもオススメです(笑)