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嗚呼!

水上ルイさんの本を読んだ!という気持ちでいっぱいの話です。

真面目で優秀、勤勉で将来有望な大学生ながら優秀なデザイナーの卵受けと、世界的な企業の一族に名を連ね、自身も素晴らしく優秀で欠点が見当たらない世界的な建築デザイナー攻めのラブロマンスです。

特筆すべきは甘さ。
これに尽きます。
水上さんの作品はどの作品を読んでも、実は似たり寄ったりで。
新鮮味はないのですが、なぜか心惹かれるものがあります。それは安定した甘さと受けが攻めによってより引き上げられるシンデレラストーリー。
そして勧善懲悪(というと言い過ぎかもしれません)な正義は勝つ!という話だからでしょうか。
悪い奴が出てくれば、その悪い奴を懲らしめて、攻めと受けはラブラブハッピーエンド!
それが気持ちいいのかもしれません。

読んでいる間中幸せ~な気分に浸れます。

安定した面白さと甘さと萌えが補充できますが、もうひと捻り欲しい所といったところでしょうか。

なんとも、まぁ・・・

凄い話でした。

「面白かった?面白くなかった?」そう感想を聞かれたら多分こう答えるかな、
うーん、凄かった!
・・・と。

既に詳しくレビューされている方々がおられますので、感じたことのみ書かせて頂きます。
皆さまも書かれてますが、エロエロでした。
内容が無いのかと言われるとそうでもないし、でもエロエロでした。
こんなエロエロなの久々に読んだなーこれに尽きます。

凄いなと感じた部分は、受けがぶっ壊れたことです。
精神的にどうこう(と言えなくもないが)というのではなく、別物に作り変えられたかのように、まるで人が変わってしまったこと。
出だしと最後とでは全くの別人です。
強く生きると、ひとりでもなんとかやる、やって来た受けが攻め父によって強制的ともいえる溺愛の中に落とされていく、初めは抵抗したものの敵の方が何枚も上手、絡め捕られあっという間に・・・

以前、どなたの作品か、タイトルも忘れてしまった(ショコラノベルだった筈)のですが、受けの事故による記憶喪失+一時的幼児退行という設定の盛り込まれた話を読んだ記憶があります。
体は大人、けれど精神は子供、表情はいとけなく信じる者は攻めだけ、甘えるのも懐くのも攻めだけ・・・という、これ非常に萌えました。
『蜜家族』を読んでいて真っ先に浮かんだのが昔読んだこの作品の受けです。
あの時の萌え再来か!?と思ったけれど、実際はそんなに可愛いものではなく、こちらの作品の方がドキツイものでした。
過度の性交と過度の溺愛によって「なんでも一人できる受け」が「愛されることしか甘えることしか出来ない受け」に様変わりさせられてしまった過程が凄かった。
言葉使いも行動も幼く、ほんと幼児退行してしまったかのよう。
いや、虐待された辛い幼児期を取り戻すための幼児退行ともとれるのか?
読んでいる間中私の中の『萌え』と『やり過ぎ』の狭間で針がぐらぐらしました。
イケル!、いやダメか!?
うーん・・・

攻め父がなんとも言えない人でした。
本当に、黒・黒・真っ黒!
受けのことを可愛がっているけれど、それは本当に本心からなの?という部分があった。
それは同時収録されている話を読んでいる時に感じたのだけど、ひょっとして息子を次のステージへ上げるためのカンフル剤のようなものとして、利用したのか?
うーん、底のしれないお父さんでした。
息子攻めは受けの初めては父親ということもあるのか、受けの中で優先順位が父親、自分、で低い。父親でなくもっと自分を見ろよ~と言う部分がヘタレっぽい。
そこ乗り越えなきゃだめでしょー!と思っていたら、後半で乗り越えようと頑張る部分がありました。
頑張れ息子!
が、当分あの父親の背中を乗り越えることは難しそう。

上巻です。

上下巻発売ということで、どんな厚みの本が発売されるのかと期待していたのですが、厚みは普段のルビー文庫のまんまでした。
がっかり、だがしかし!好きなシリーズの新作が読める喜びはなんとも言えません。

この上巻はラシードと桂一たちの話から始まります。その後にアシュラフと和輝編が収録されています。
アシュラフと和輝編は下巻へ続きますので購入する時やはり2冊一緒が宜しいかと。

ラシードと桂一編ですが、ラシードが安定の年下攻めでした。
出だしは好調、ラシードずいぶんと成長したではないか!と思いきや、政に関わっている時は立派になりましたが、内面は恋人をひとり占めしたくて、恋人を可愛がりたくて、恋人を離したくなくて・・・な独占欲が強い可愛い男でありました。
桂一もどうしようもなく「ラシードが好き」というのがバンバン伝わってくる。でも仕事、ラシードの命を守るというSPとしての本分があるため、公務中に戯れようとするラシードに対してピリともしてる(流されそうにもなってるけど)。

桂一がアシュラフと仲良く接するだけで嫉妬して、それが原因で喧嘩してしまうふたり。
その時のラシードの行動が何とも子供っぽいく、代理とは言え一国の国を預かっている王族ではあるけれど、年若さ故の未熟さなども感じてしまう。
ラシードが悩むように、桂一も喧嘩してしまったことで悩んで・・・
同じことで同じように悩み、同じような行動にでる二人が可愛い。

結局のところラブラブっぷりを見せつけられただけか!という内容でした。

後半のアシュラフと和輝編は、来たよお嫁さん候補にどう?的な話!です。
前半はラシードと桂一たちとほぼ同じ時間軸での目線違いでの話、ラシードがアシュラフの部屋へ・・・の場面は面白かったなぁ。
兄の寝室を・・・・・気まずい展開に「ぷ」と思わず噴き出してしまった。

そこから、アシュラフとラシードの妹が嫁いでいる近隣の国へ赴く話になり~下巻に続きます。

下巻です。

上巻後半からのアシュラフと和輝編の続きです。
この巻はアシュラフと和輝編→ラシードと桂一という順番で話が収録されています。
特に、上巻の引きが今後の展開が気になるな!というものだったので早速手に取り読み進めました。

上巻の流れからして、お相手がセレブや王族・貴族にありがちな自分といるよりも、結婚相手候補(?)と一緒になった方が攻めは幸せになるのでは?というしばし受けが陥るジレンマ的マイナス思考の働いてしまう受けというものに加え、あの人物には用心しろと言われたにも関わらず、攫われてトラブルに巻き込まれる受け、というお約束的展開が用意されていました。
・・・もっと違う展開を期待していたのですが・・・。
しかし、和輝ってもっと精神的に強いキャラクターだと思っていました。
向う見ずとは行かずとも、強気でぐいぐい進んでいくと。
そう思っていた、イメージしていた和輝がアシュラフとの関係に悩んだり、アシュラフの母親に出会う話で見せた雰囲気が、自分の中で勝手に出来上がっていた和輝のキャラクターを良い意味で崩してくれました。
アシュラフはもっと、今まで以上に和輝に「俺の運命」って囁き続ければいいよ!
イタすシーン、こちらのカップルの方が激しいイメージです。
うーむ、はじけているとかいうのではないんですね、アシュラフの性格と和輝の性格のなせる技か?欲望が前向き。

巻末に収録されている短めの一本、ラシードと桂一編は休暇の小旅行話でした。
甘めで、良い雰囲気。

上下巻通しての感想としては、面白かったし満足したが、期待しすぎたというのが正直なところです。
それともうひとつ、これは声高にして叫びたい!
「何故に上下巻にしたんですかー!!」
どうせなら1冊にまとめてもらってダーっと読み進めたかったです。

とどのつまり、お互いをひとりじめしたいってことですね?

面白かったです。
表紙から受ける印象と、内容が少しそぐわない気がしてしまった。
もっと落ち着いた話なのかと思いきや、意外とあたふたおろおろ、ばたばたしている。

読後感はうーん、なんとも可愛いお話だなぁと。
結局はお互いとも、相手を独占したいってことだよね?
違うとは言わさないよー!!!
・・・です。

年の差ラブって難しい。
勢いのある若者、勢いはないがまだ枯れてはいない現役の年上。
このお話は、年下受けが年上攻めを持ち前の天然でもって翻弄しまくっているというのがポイントかなと思います。
恋愛の駆け引きや打算計算になれた大人が、翻弄される姿って面白い。
百戦錬磨(言い過ぎか)でも勝てない天然受けのピュアさは、無敵に可愛いです。

攻めが受けをひとり占めしたいのと同じで、受けも攻めをひとり占めしたい!という気持ちが表現されているシーンがあるのですが、その部分が好きでした。

後半に収録されている話では、受けの父親が登場します。
くっついた後の話で、受けが攻めに同棲したいです!とずっとずっとお願いするという話で、受けが考え抜いて攻めに「うん」と言わせるために考えた方法はけっこう強硬手段かな?思い切りが良いというか奥の手を惜しげもなく使ったと言うべき?
受けの思い切りの良さに若さを感じる。
そして、件の受けの父親。
この父親が・・・・・・・・なんとも、こう・・・・・・・(笑)
笑うしかないような存在。
子を思う父親なれど、これは行きすぎです!
面白いとは思うけれど、己の父親ならあきれ果てる(受けも呆れていたが)ことでしょう。
父親登場、その他シーンすべて笑えます。

リーマンものですが、受けが可愛かったのでたまに社会人×学生を読んでいる気分に。
でも面白くて、可愛くて、笑えて楽しい作品でした。

清々するほど敬語攻め

面白かったです!
最近、ホストもの、ヤクザもの作品を読む気がなんとなく下降気味だったのですが、なんとなく手に取った一冊。
しかし、程良く己のツボにヒットした楽しい作品でした。

簡単に説明しますと、年上新人ホスト(丁寧語・敬語標準装備)×苦労人やんちゃ系(・・・と言っても元気で明るい方面で)年下ホストNo.1の恋物語です。
すれ違いあり、相手への(主に受けが攻めへの)競争心あり、すれ違いあり・・・な、ホストが出てくりゃこうなるよね、という話運びのものでした。
キャラクターが好きだったので、読んでいてたのしかったです。

特に攻め!
最近読んだ中では、本当に清々するほどの敬語攻めでした。
うむ、敬語攻を読んだぞー!という気分になれます。
常に丁寧語・敬語で話をするキャラにありがちな(そう私は感じている)腹黒さ、腹に一物・・・という部分があるのでは?と常に期待して読んでいました。
結局はそこまで腹黒くも一物抱えてたわけでもなかったのだけれど、義弟くんへのキツイお言葉などがやはり、このキャラは何か持ってるものがあるのだろうなと思わせられるもので、是非続編などがあればそのあたりが読んでみたい。

受けは苦労人だけど、捻くれた所もなくただひたすら妹の事を案じ一生懸命に前向きにホストをしている。
少々口は悪いが、素行が悪いわけではない。必死に一生懸命生きているという感じ。
多少、自分や妹の置かれた境遇に暗くなる部分もあったような気がするけれど、基本的には明るいキャラで好感が持てました。

攻めは受けにめろめろで、受けも攻めを大好きで、程良くイタすシーンも楽しめる面白い作品でした。
イラストが・・・素敵!!

甘くて可愛いだけじゃ物足りない気もする。

最近読み始めた栗城偲さんのイメージは甘く可愛いお話が多いことと、所によって可愛い変態さん(主に攻め?)が出てくるというのがツボでもあります。

ITベンチャーの社長×元子役で今はさえないサラリーマンのお話です。

物語は受の受難、お疲れ様ですと言いたくなるトラブルが続きます。
こういう不憫な受には是非とも幸せになってほしいと思うのが、読者心ってものではないでしょうか。
攻は幸いにして良い人で(実はちょっと変態ぽい所もあったけれど)、受は攻と出会って幸せになって行くのです。
ただ、初めは癒されたいのでペットとしてでどう?と言われちゃうんですけれど。
BLでペットとかキーワードが出てくるとかなりアダルトなイメージがありますが、ほぼ皆無です。
ペット溺愛主人・・・王様はペットで奴隷は主人を地で行くような甘やかしっぷりな関係?でした。
受はちょっとだけそれに戸惑い引いていた・・・

今までと同じく、可愛く甘くでとても良かったし、読んでいて攻が受を甘やかして甘やかしてな部分は猛烈に萌ツボを押されました。
受も初めは警戒心を持つものの、本当に犬猫にかまうような攻の態度に戸惑いつつも段々と慣らされて、という流れも自然。
そこにそれぞれのトラウマも上手い具合に絡ませつつお話は進んでいきます。
平坦ではありませんが、イメージ的には結構平坦な道を歩きつつな雰囲気漂う話で、冒頭と途中に嫌な奴も出てきますが、攻が圧倒的すぎてかすんでしまうようなチンケな存在でした。
登場は冒頭の受が会社を辞めるきっかけのシーンだけでも良かったのでは?と思ってしまったり。すらすら読み進める代わりにドキドキ感などは殆どなかったです。
あったのは「このカプ可愛いなぁぁぁ」というほんわかした気分。
これはとても貴重で、激しい内容の話だと楽しめ多分疲れたりもしますので、終始ほんわか気分を味わえるのは良い。

ちょっぴり弱気だった受が攻と出会ったことによってちょっぴり強くなって、でも可愛いままなんでしょうね。
・・・と想像するのは大変楽しいのですが、いかんせん話のパンチや深みはあまり感じられない、ただただ甘い話であったという印象しか残らず、内容的にも幸せになれて良かったねENDでしかありませんでした。

ブラボー!

春号が自分的には少しばかり物足りなく、中立よりの萌でしたが今回の麗人 Bravo!秋号 はとっても面白かったです!
ほぼ読み切りですが、2~3本だけ続きものもあります。
全体的な評価でいくと萌×2ですが、この話は神!と思う作品もあり個人的には大変楽しめた雑誌です。

とくにギャップ萌えな話に感じた三作品がお気に入りです。
文日野ユミさん『見つめあったら最後』
可愛い系攻×男前受
このお話、出だしから裸んぼで始まるんですけれど、その時はまさか男前が受とは思いませんで。判明した時「えっ!?」と素で声が出ました。
可愛い系攻が甘え上手。男前受はこの甘え上手な部分に弱いというか勝てないのかな?
お願いされると突っぱねても最終的には甘やかしてしまう部分で負けている。
女の子の所にふらふら行くのに、最終的には男前受の元に戻ってくる可愛い系攻の考えはいかに?
最後まで読めば王道な話ではありますが、攻受の見た目から感じるギャップがなんとも言えず萌えました。

西原ケイタさん『31センチのメランコリック』
タイトルまんまの身長差カップルの話です。
ちびっこ(身長が)攻×長身受
らぶらぶなのに、どうしてキスの次のステップに進まないの?と不満のちびっこ桜木。
あの手この手で若尾に次のステップに進みたいとアピールするのだけど、どうにも上手くいかない。
それもそのはず実は若尾はネコで・・・
受け身の経験しかない若尾は桜木を満足させられるのか、ということで悩んでいたらしい。
ちびっこ桜木が男を見せます!かっこ可愛いです。

茉絢さん『金の王子 銀の王子』
バイト先の店長で王子様のうような攻×バイトくん受(ただしちょっぴりストーカーちっく)
この話の攻が酷かったです。
酷いと言ってもBL世界ではあまり見ないだけで、リアルでは「あ、普通の男ってきっとこうだよね」という思えてしまうような部類の酷さです。
非現実の世界で現実を見た、とでもいえばいいのでしょうか。
王子様の住むのはニ階建のアパートで、部屋は散らかっていて。
おまけに元カノの持ち物があって・・・イタすシーンがこれ生理的には受け付けないけど、このシチュ(受がランジェリーを着せられれます)はちょっと萌える。
翌朝にはヒゲも生えちゃってちょっと顔面が小汚く・・・
でも、受はそんな攻に己の理想を崩されたとしても、そういう部分もひっくるめて自分がもらえるのだ、と嬉しくなっちゃうのでした。
幸せならいいよ。うん。

そうそう、外してはいけません巻頭の神田猫さん『トゥインクル』
高校生同士のお話で優等生×ちょっとおバカな子という組み合わせです。
受が天使でした。
大事なのでもう一度書いておきます。
受けは天使でした。

物凄い可愛いいきものでした。

他に何も言う事はありません。
神田猫さん大好きです!

気になる子作りの真相は!?

作者である橘かおるさんは結構な確率で、続編・番外編で同人誌を発行して下さるので期待していました。
金花猫さんたちの同人誌を!
本作後書きにて、子作りについての反応とジュウカンについて(これは作者さんが二の足を踏まれている雰囲気です)の反応が多かったということを書かれていました。
子作りについては自分も本当に気になっていたので、読めてなるほど!でした。

本作を読んで分ること。

本編文庫に引き続き、主人公たちはらぶらぶ蜜月状態で幸せそうなこと。(あたりまえ!)
本編文庫でチラと名前だけ・存在だけ出てきた攻の父親である現当主のお人柄。(読んでのお楽しみ)
本編文庫の最後に登場していたふたりの愛の結晶!がどうやって生まれたのか?(読んでのお楽しみ)

以上のみっつです。

ふたりの愛の結晶ちゃんがもうちょっと出てくるかと思いましたが、今回もほんのちょっとだけの登場シーンしかありませんでした。
今後に期待しても、いいんですよね??

タイトルの意味。

爽やかに腹黒で計算高い攻と外見は完璧、麗しな王子様なのにちょっぴり引きこもりでコミュニケーション能力が低めな青年のお話です。

ほぼ10歳という年齢差にも萌えましたし、受の現実世界ではおどおど君なのに妄想世界ではどこまで妄想が発展するの?と饒舌な部分にも笑いました。
何よりも、受が攻に良いようにころころと転がされ餌付けされ、懐いてあっという間にメロメロになるのも楽しく可笑しかった。
初めは小動物のように警戒心丸出しなのに、ちょっと美味しいお菓子をくれたからって!
お子ちゃまめ!とも。
この恋の勝負は圧倒的に攻の圧勝ですね。

花川戸さんのお話を読むときに自分がいつも楽しみにしているのが、攻の腹黒さというかクセモノな性格というか、完璧良い人ではないという所。
今回も「またこんな攻だよ~」と笑ってしまいました。
大人の狡猾さ、悪巧みが上手・・・受をちょぃちょぃ騙したり、ハメたりしちゃったりしている部分がなんとも好きです。
凄く悪いというわけではない、ちょっと悪い人だなぁ(笑)ぐらいの加減が読んでいて楽しかったりします。
今回の攻も、本当にちょっと悪い人、でも凄くイイ男!
受がもの慣れていない事を上手に利用して自分優位に事を運んでいた。
それに気がつかない受は、めろめろと攻を好きになって行くばかりで。
受の魅力に気が付いて、目を惹かれて・・・攻の誰かに取られちゃう前に、自分が奪ってしまおうという発想は傲慢だと思うけれど。

受は王子様のような素敵な容姿なのに、今まで恋愛経験ゼロ、キスはおろかその先なんて!な初心なキャラです。
初めてイタした後、あまりに気持ちよくて、攻への恋情も募り過ぎて、気分も気持ちも高揚してしているのに、逢えなくてしゅんとして・・・という落差が激しい。
そして、攻と久々に会えた時の受の気分の上がり具合がまた!
ちょろい子だなぁとも思っちゃったりして。

ほぼ受視点ですが、ちょこちょこ攻視点からの話に切り替わるののも相変わらず。
その攻視点の語りがあるおかげで、攻が受をどうしたいのか、どう思っているのか?というのが分るので嫌いではない。
自分的に、この時攻はどう思ってるの?と気持ちを知りたい時があるので、受けばかりでなく攻の言葉が聞けるのが嬉しい。

タイトルの意味ですが、読み始めは何故このタイトル?と思っていた。
エピローグに作中に出てくるカフェの名前の由来が出てくるのですが、これと連動して~なのですね、と分った時にとても納得しました。

そうそう読んでいる間中、攻がなぜか脳内で谷原○介さんで動いていました・・・。