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最高にショタ

同人誌の再録短編集ということでショタが無理矢理大人に玩具にされている作品が多く、これをコミックスにするなんて出版社結構攻めてるな!と思います。
そしてその勇気に拍手を送りたい。
作品の結末がほぼメリバもしくはバッドエンドという救いようのない内容の割りに、絵柄がさっぱりとしていて可愛らしいので読後の後味はそこまで悪く感じませんでした。
さっぱりとは言っても致している時の絵、内容はしっかりエロいです!
作品ごとに男の子の笑顔や色気のある泣き顔、絶望顔などの表情がきちんと書き分けられています。
みんな可哀想だけどそれがまた魅力的で最高です。
無理矢理系のショタ作品をほぼ丸々一冊楽しめる事はあまりないので、それらが苦手じゃない方には是非おすすめします。

美麗なイラストとストーリー

この作品、設定が盛りだくさんで説明が難しいのですが、パブリックスクール、両片思い、すれ違い、身分差ラブが好きなら読んで損はないと思います~
巻数表記はありませんが続き物の一巻にあたります。表紙は攻めのイギリス貴族であるエドワード。

物語の冒頭は全寮制のパブリックスクールに通う礼(16歳)と義兄であるエドワード(18歳)の歪んだやりとりから始まります。
学内では人当たりもよく人気者、カースト頂点に君臨するエドワードは義弟の礼にだけすごく厳しく当たり、学内では誰とも話すな、人の目に触れるような場所に行くな、などと無茶な制約を強いります。そして礼はどれだけ冷たく厳しくされても、エドワードが好きなのでその言葉を受け入れて学校生活を送っています。
前半は現在と過去の回想をいったりきたりという構成なので読んでいる内に、エドワードが礼に対してなぜそんな態度をとるのか、礼がなぜエドワードの一方的な命令を聞いているのか、そして彼を好きになったのかなどの理由が分かっていきます。

冒頭から引き込まれて読みました。
礼は幼い頃から、自分が向ける愛や他者からの愛、伝わらない愛についての意味をずっと考えている子どもです。
誰かを愛することを心の支えにしているので、母親を亡くして幼い頃に優しくしてくれた唯一とも言える存在のエドワードを愛したいと思い、16歳になっても盲目的で献身的な愛情を向けています。
一方エドワードは家族からの愛情は存在しないものと考えていて、自分の家系での立場や今後の社会的な立場を理解し、理解しすぎているからなのかすごく窮屈に生きているように見えました。
そこにわんこのように自分に愛情や好意を真っ直ぐ向けて来る礼が現れて、救われている部分もあったのかと思いますが、自分が守れる範囲にいてくれない礼に怒り、冷たくしているのかなと感じます。

エドワードはパブリックスクールを檻の中と表しますが、その表現をする場面がすごく孤独で切ないです。
檻の中の王とはまさにエドワードを表す言葉なのだと思います。

そして物語が進むにつれてエドワードと自分だけの閉鎖的な世界でしか物事を見ることができない子どもだった礼が変化していきます。
世界がどんどん広がって周りに居場所が出来て、精神的にも成長していく様子は見ていて応援したくなりました。
そんな礼にエドワードは焦りと嫉妬、独占欲を分かりやすく滲ませていきます。
エドワードは礼への感情に自覚はあるけどその気持ちを認めていないふしがあるので傲慢さが目立ちます。
第三者目線で話をしてくれるナイス脇キャラのオーランドと親戚でもあるギルの言葉から、礼を守ろうとピリピリしているのだなと分かりますが、後半は色々拗れてエドワードが礼に手を出してしまいます。

エドワードと礼の最初のセックスは無理矢理です。でも礼がエドワードを好きで半分許しちゃっているように見えるのと、エドワードの礼に対する独占欲が強姦に行き着くまでに他のキャラ、本人からの言及で分かっているのでそんなに痛くないです。
むしろ礼は翻弄されて聞いてないけどエドワードが礼に対して本音を漏らしている場面もあるので、甘さすら感じます。

ただ最後のエドワードは大事にしていた礼に手を出して我慢というタカが外れてしまったからなのか、ハーフタイム休暇中の寮に2人っきりになった途端、膝の上に礼を乗せてごはん食べさせようとするし、色んな場所で自分を忘れることがないようにヤリまくる宣言もでるしで少し心配になりました笑
最中の礼に言う言葉のほとんどが辛辣で礼は傷ついてるのですが、行動が礼に対する執着と愛情からなのが見えているので、なんか読者としてはエドワードのタカの外れ具合に笑えばいいのか執着っぷりに萌えればいいのかよく分からない…という状況で続編に続きます。

世界観もキャラクターも脇役含めてすごく魅力的で素敵なので神評価ですが、最後のエロに色んなものを持って行かれたのが少しだけ惜しいかなと思います。
でも続編刊行の決まっている一冊目なので綺麗にまとめるよりはこういう終わり方もありかな?
伏線もまだ色々あるし、礼の成長と2人の関係性の変化の続きはすごく気になるので、来月に出る予定の続編も楽しみにしています。

魅せてくれます

この作品は表紙が鮮やかなオレンジで、画力が高い作家さんなので絵も含めてすごく見栄えしますね〜
読後に改めて表紙を見ると、直人と太一の表情や仕草が2人の関係性を上手く表しているなと思います。

受けの直人はコミュ力抜群で、友達も多いし楽しい事が大好き!な今時の大学生感が溢れていて眩しかったです笑
攻めの太一は人見知りはあるものの、普通のイケメン大学生。
1話は高校生の時に付き合って別れた2人が大学で再開し、酔っ払った直人を介抱しているうちにセックスしてしまうといった内容。文字だとありきたりですが、おげれつたなか先生は本当に見せ方が上手いです!まさに絵で魅せられたし、話の運び方が自然なのですぐに引き込まれました。
キスするまでの、見える?見えない。うそつき、のやり取りにはとてつもなく滾りました!

一冊丸々表題作なので2人の関係性の変化や心情の揺れる場面をじっくり見ることが出来ます。
終盤の直人の気持ちの暴露と太一の告白は、それまでの2人の葛藤を見てきた読者としては感動的でもありました。
表紙や扉絵で毎回書かれている自転車がすごくいい演出を担ってます。
書き下ろしもサービス満点なプレイで萌えさせてくれる上に、1話とデジャヴするページには笑わせてもらいました!

期待を裏切りません!

こちらの作品は樋口先生のムシシリーズ、5作目!の新作になります。
このシリーズは毎回毎回、出るたびに前作の萌えやら切なさを超えてくるシリーズだと思っています。
4作目の『愛の罠にはまれ!』で、過去最高の満足度を記録したので新作はどうなんだろう?と思いながら読みました。
既存のキャラではなく新キャラでの展開になりますが、ムシの特徴を活かしたキャラ設定が今回も本当にお上手で、分厚さも相余って、読後の何とも言えない充実感の新記録をまた樹立してくれたなと思っています

今作はオオムラサキ×ナナフシのハイクラス同士•同級生のCP
お馴染みのキャラも脇で出てますが単独でも問題なく読めます。

受けの歩はハイクラスと言ってもナナフシの特徴として、存在感がとても薄くて地味。このシリーズの醍醐味とも言えるハイクラスのフェロモンでさえも無臭という驚きの設定です。
ただ歩の出生、秘密が物語の中で明かされていくと共に、待ってました!な展開で、樋口先生は天才だな…と改めて実感しました。
えちシーンの歩が可愛くてえろえろで…攻めと一緒に翻弄されましょう。
そんな攻めの大和はあらすじ紹介に、大和と従兄弟の寝取りゲームに歩が巻き込まれ…と書かれていたので、ねっ寝取り!?どんな最低な攻めが来るんだ!と心構えしていましたが蓋を開けてみるとシリーズ中1番優しくて素直なイイ攻めだったと思います笑
同級生CPならではの対等な感じの言葉使いや、やりとりも新鮮で魅力的です

オオムラサキの本能である寝取り癖に抗おうとする大和と、無理矢理引き出されてしまった父親の起源種の本能に抗えない歩。
どんなに途中、もどかしくて苦しくても辛くても、最後は『愛の本能に従え!』なハッピーエンドなのでぜひ読んで欲しい作品です。
このシリーズはずーっと続いて欲しいなと心から思います!!

可愛い、かわいい、カワイイ!

この作品、とにかく実央と駿がかっわいいです!
つきあっている2人なので隙あらばお互いちゅっちゅし合おうとしてるシーンが多くて…イチャイチャっぷりが最高ですね。
既刊を読んでいなかったので、途中まで実央が受けかな?と思ってましたが逆なんですね〜
ほんわかした絵だけどえちシーンは可愛くも素敵にエロでした!
受けよりもかわいく感じちゃってる攻めもなかなか萌えます。
まだお互い知らないことが多い様子の2人だけど一緒に過ごしていく中で少しずつ知っていって、これからもかわいくイチャついてくれるんだろうなーと感じます。
全体を通して綺麗な風景と描写の作品で、優しいだけの世界ではないですが雰囲気がふわふわしていて癒されました。
ストーリーとしてもすごく気になる所で終わっているので、続きが楽しみです!

等身大の高校生!

この作家さんの初商業コミックス、発売をとーっても楽しみにしていました!

私は表題作の「それから、君を考える」が1番好きです。
結末的に苦手な方もいるかもしれませんが田舎の高校生2人を等身大に描いていて、ストーリーもキャラクターもすごく素敵です。
受けが閉塞感を感じている小さな町。
そこの夏の風景、冬の風景、2人が過ごす季節ごとの美しさを読者は読み進めていく内に意識しなくても見ているので、終盤の攻めの告白が心に染みていきます。

他の3本の作品もそれぞれテンポやテーマは違ってきますが共通しているのは全てで高校生が描かれていることですね。
子どもだけど子どもじゃない。だけど大人でもない彼等のその時にしか見れない表情、心情、関係性を魅力的に表現してくれている短編集だと思います。

読後は素晴らしい高校生たちをありがとう!!と叫びたくなりました笑
これからが楽しみな作家さんです。