OTOさんのマイページ

レビューした作品

女性OTOさん

レビュー数0

ポイント数0

今年度--位

通算--位

  • 神0
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

そんなご無体な・・・

擦れ違いあり、衝撃のラスト有り。
幼い頃の約束を胸に生きる、特殊な薬の知識を有するアオの民の青年と
若き王の純愛物語。

なんだと思います。

あくまで、個人的に感じたことですが
どうにも設定が強引で話に入り込めないかと感じました。

物語の運びや設定も強引さや矛盾が感じられ、引っ掛かりを感じ
文章に誤植も多く、作家さんの言葉の選び方も物語の世界観に合っていないように思う事があり
なかなか物語に入り込めませんでした。

王位継承権42位の攻さまが王様になったのは、隣国の思惑が絡んだ結果と言うことですが
縁戚関係にある隣国が国の乗っ取りを目論み
自分たちに王位が回ってくるよう、王族を次から次へと皆殺しにすると言う計画は
乱暴なんだか気が長いんだか、国とりの計画としては随分とあんまりだし
そもそも、経済の要となるアオの民の製薬能力を欲して国の乗っ取りを目論んだのに
なんで、アオの民を焼き打ちして全滅させたんだか、意味が分からない。
手に入らないのなら、脅威を取り除くとか?そう言う事??

人物の関係や背景がもっと丁寧に描かれていれば良かったのにと思ってしまいました。
幼い頃の約束は物語の根底となる部分なので、結ばれた絆を
もっと丁寧に描いてくれても良かったのにと。

そもそも攻さまが結構酷いヤツだと思います。
思うところは有ったのだとしても
一族郎党皆殺しの目にあって、必死で逃げ延びて来たばかりの受さまに
王の元に嫁ぐには、王を喜ばせる術をしらないと
と、仕込みの名目でいきなり押し倒す(まあ、合意ですが)とか
人としてどうよ。

作中、実はこの人物は・・・という意外性を狙った展開がいくつか用意されているのですが
それもなんだか雑な感じがしました。
種明かしがあっても読者の私には「ええ!!?」という驚きも「だからか・・・」という納得も
あまり感じられませんでした。

適を欺くにはまず味方から、とは言え
行方不明になった攻さまの状況を説明する場面での対象者は受さまだけで
わざわざ受にそんな認識をさせる必要性も見当たらず
よってたかって、何も知らない人間にいらぬ心配をかけているだけで
意地が悪いと・・・
何かそうせざるを得ない理由付けが有ったらよかったのですが・・・。
受さまが思いとどまったからよかったものの
思い詰めて危うく後を追っちゃうところだった事を考えると
人が悪すぎる。

継承権42位だった攻さまが最後の王族で
死んだら王家が途絶えて国が亡びるって作中で騒いでいるのに
その王が男を娶り、王様の仕事も大してしていない感じなので、この国もう駄目だな・・・って
そんな事が気がかりな作品でした。
まあ、その辺は、実は・・・の救済が書かれてもいるんだけれど
それでも国の行く末はまったくもって心配です。
どんな規模の国かは分からないけれど、国を治めるってそんな簡単な事ではないだろうし
そんな余計な事が邪魔して、私は物語に入り込めませんでした。

BLはフィクションなのは分かっていますが
そのフィクションの世界に違和感なく入り込めないのは
やはり、寂しい所。