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αとβとΩ

なんというか、読み終わっていつもの(萌えすぎて)しんどいではなく、本気でしんどいと思いました。続きを読むには1ヶ月も待たなければいけないのかとも思いました。

 今回のお話はα×Ωで運命の番として結ばれた次郎と葵の執事である久藤と宮内のお話の続きです。前回2人の話を読んだときに思った久藤の番が出てきたらどうなってしまうんだろう?という疑問への文字どおり答え(Answer)となる作品でしょう。
 久藤が気持ちを伝え、セフレ以上恋人未満の関係のふたりですが、宮内のβである劣等感などでなかなか進展しません。ですが、久藤は宮内のことが大好きでとても大切にしているし、宮内もそんな久藤に少しずつ弱いところを見せています。
 ある日、久藤は宮内に結婚を前提に付き合って欲しいと伝えますが、宮内は自分がβであるコンプレックスからこれを断ります。それでも久藤は宮内を誰よりもよく見てそっと支えになっています。
 そこにやって来たのは次郎の従兄弟の聖、彼は久藤に並々ならぬ興味を持っているようで、貴方は彼(久藤)にふさわしくないと宮内に言います。そんな聖が連れてきたのは、ハジメ。宮内の(読者である私も)恐れていた久藤の番です。
 聖は久藤が好きだから、彼に幸せになって欲しいから彼の番を連れてきたと言います。好きだから幸せになって欲しい、という考え方は宮内と同じなのに聖からは狂気を感じました。
 宮内が好きでも、魂の番であるハジメに惹かれそうになり苦しむ久藤、久藤の、好きな人の幸せのためにまた身をひこうとする宮内。読んでいて本当に辛かったです。書き下ろしが癒しです。
 
 このふたりの主人である次郎と葵の話では、魂の番としてのつながりはふたりを結びつける糸の様なものでしたが、久藤と宮内に対してはふたりを切り裂く刃物の様なものとなりオメガバースの奥深さや、運命の残酷さのようなものを感じました。
 久藤と宮内も幸せになれるのか、来月発売の下巻が今から楽しみであり、少し怖くも感じました。

セカンドシーズンの3カップルも最高です!

言うまでもなく3カップルどれも良かったのですが、私の再推しカップルであり3組のうち唯一ピックアップしたレビューがないので第5弾の五月女兄弟中心のものを書かせていただきます。

 第5弾本編で体育館裏で気持ちを確かめ合い、義兄弟から関係性が進んだ二人ですが、アフターストーリーやアニメイト限定盤のスペシャルミニドラマでもあくまで「義兄弟と恋人の間」といった関係性でした。しかし、今回はクリスマス(2人が言うには本編から4ヶ月と半月後)のお話です。
 両親が旅行に言って2人っきりで春惟はいっぱい慧斗に触れると朝からドキドキしていますが、慧斗はあまり乗り気ではありません。デートに行こう、映画を見ようと春惟の誘いに乗りません。春惟が好きなのは自分だけなんじゃないかと思っているモノローグのだーますの演技が幼いというか、どこか頼りない感じでとても素敵でした。
 
 正直1トラックだけでもテンション上がりまくりだったし、お母さんの2人の呼び方、慧斗がはっきりと「デート」と言ったりと萌えポイントが山程あります!

 結局、朝から盛るのは止めようと2人でケーキを作ることにします。(この義兄弟女子力高い...!)のですが、春惟の指についたクリームを慧斗に舐めさせたシーンからどんどん空気がエロい方向になっていきます。兜合わせや生クリームプレイ、「1人でシてるところ見せて?」と自慰を強要するなどエッチさや、慧斗のドSっぽさ、春惟の雌お兄ちゃん味がマシマシでした。
 私の文章力では魅力があまり、というか全然伝わらないので「こんなプレイもするの!?」と気になった方はぜひ聞いてみてください!
 そんな慧斗がドS覚醒して、本編では襲い受けだったことを忘れそうなくらい春惟が振り回されている絡みのシーンの終盤、慧斗がふと息を整えてて言います「はる、好きだよ」この瞬間、呼吸が止まりました。(春惟も私も)少なくとも私が知っている限りでは、ですが慧斗が春惟にはっきりと「好き」と言ったのはこれが初めてです。なんと言いますか、たかが4ヶ月半されど4ヶ月半。2人の関係、慧斗の気持ち、色々なものが変化して行ったんだなと思わされる一言でした。そこからの絡みはたくさんの「好き」が溢れていて、聴いていて幸せになれるものでした。一度、終わった後に慧斗がワガママを言ったり「あ、やっぱり春惟がお兄ちゃんで、慧斗が弟だな」と思えるシーンがあったのも良かったです。
 絡みのシーンもたくさん萌えて悶えてと忙しかったのですが、個人的に一番すきなのはそのあとの話です。慧斗から気持ちを伝えられた春惟ですが、まだ少し不安そうです。春惟はずっと慧斗に片思いをしていて、その気持ちを無くそうと女の子と付き合っていた過去があります。「慧斗のことを好きでいて良いって、自分に言い聞かせても良いんだって...。」と語る春惟を抱きしめて慧斗が言うセリフは必聴です!私は普段あまり泣かないのですが、号泣してしまいました。このシーンはぜひともネタバレなしで聴いて欲しいです。

 アニメイト限定盤では、よりドSな慧斗と春惟の潮吹き(だと思います)が聞けます。仲良しなしらいむ&だーますコンビのフリートークも聴いていて楽しかったです!結局お二人はクリスマス会できたのでしょうか...?

 本編の頃に比べてお二人の演技力というか喘ぎ力(?)が格段に上がっていて絡みのシーンでよりドキドキしてしまいました。特に、キスシーンの慧斗のがっついている感じや、春惟が感じてメロメロになっている感じが個人的ツボです。ちょっとしたモノローグやセリフも丁寧に演じてくださっていて、五月女兄弟というキャラがより愛おしくなりました。
 
 我ながら読み返すのが面倒だなと思ってしまうほどのグダグダとした長文かつ、要点をしっかりと伝えられているのか不安ですが、少しでも多くの人が「このCD気になるな」「五月女兄弟気になるな」と思ってくれると嬉しいです。(YouTubeに2人の各カップルの会話や、視聴動画も上がっています。こちらにも萌えがいっぱい詰まっているので、気になる方はぜひ一度お試しください!)