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さいこう

本当にもう最高としか言えません。
交渉人の本編で感動させられて、別冊では魚住たちに目頭を熱くさせられて…。
本当にもう先生ありがとうと言いたくて仕方がない。

交渉人のほうは相変わらずで、笑いあり、シリアスあり、エロありで純粋に面白かった。
相変わらず兵藤は芽吹さん一直線で、でもやっぱり喧嘩ばかりでそれがまた愛おしい。
芽吹さんの若林に対する感情もマイナスなだけではなく、少しライトになってきて、時々海を見ては若林を思い出す姿はちょっと前向きになっていて嬉しかった。
芽吹さんの元カノの美帆も、さっぱりしてていい子でした。
最後に別れた恋人の幸せを祈る彼女は、きっと芽吹だけでなく自分を裏切っていた恋人のことも祈ってるんだろうなあ。

あと、キヨたちもここでラブラブしてるのが見れてよかったです。
口下手なキヨが智紀に「月がきれいだ」と何度も言うシーンは、こっちまで幸せな気持ちにさせられます。
智紀も意味はわからなくても、きっと気持ちは伝わっているはず!
そしていつかこの言葉の意味を知って照れる智紀が見たい!!


別冊は何組かのカプが出てきますが、私の目当ては魚住と久留米。
こちらも変わらず、本当に変わらずこの二人のままでよかった。
しかし魚住たちはもう38歳になるんですね。
あのお祖母さん死んじゃったのかと思うとさみしいです。

付き合って12年くらい経ってやっと二人一緒に住むって、どんだけ遅いんだよとツッコミを入れてしまいそうですが、自然体なところが彼らのいいところなんですよね。
プレゼントをたまたまマリにもらった箱に入れておいたために事件を起こすなんて魚住らしい。
こちらの二人もずっと今のまま変わらないんだろうな、なんて思うと嬉しいです。

本当に先生感動をありがとうございます。
そして100冊記念おめでとうございました。

10年という重み

主人公の啓は、事務所の社長・芳樹と公私ともにパートナー。
ゲイであることは親へのカミングアウトも済ませていて、仕事上でも公開しているため二人の関係は周知の事実。
仕事も順調に行っているし、順風満帆といってもいい。

だけど今まで二人は走り続けてきたからこそ、自分たちの抱えている不安から目を背けることができていた。
ここでやっと、ちょっと立ち止まってお互いの不安に目を向けなくてはならなくなってしまいました。
言葉にしなくてもお互い何を考えているかわかる今だからこそ、プライドが邪魔して言えないような弱音も口にしていかなくてはならない。
そのタイミングよく現れたのが昌弘だったんですね。
芳樹が啓と昌弘の関係を許したのは、倦怠期の二人にちょっとしたスパイスを入れたかったのか、啓の恋人の座を自分から奪ってしまいそうないい男を近づけることで啓の愛を試したかったのか。
でも二人は色んな危機をとっくに越えて10年も一緒にいる。
これが付き合ってそこそこだったら、昌弘に盗られるまではいかなくても芳樹と昌弘二人とも啓にとって対等な恋人になったかも?
それに親や世間へのカミングアウトという試練を越えているってのも大きいのかな。
今回のことで二人はお互い思っていた事をやっと口に出来ました。

改めて芳樹と啓の10年という重みを再確認する場に居合わせてしまった昌弘はかわいそうですが、それでも啓のそばにいることを決めたのでいいのかな。
3Pといってもメインカップルがいて、更にもう一人という珍しい関係で終わったのが面白かったです。
このまま昌弘は啓たちの元に居着いちゃうような気がしなくもないですが、それはそれでいいのかな。

ホラーのようなゾクゾク感

個人的に新しいタイプのヤンデレ攻でした。
受けのちょっとした行動を異常なくらい敏感に察知し嫉妬する、というのはよくあるんですが、受けが攻めの作った弁当を上司に分けただとか、女の誰かとぶつかったとかを察知する能力が女の幽霊だというのは新しい。
女にもらった菓子を投げつけている攻めの嫉妬は、ヤンデレ好きの自分でさえニヤニヤを
通り超えてゾッとしてしまいます。
でもそんな攻めに対して、受けはかなり真面目というか真摯に受け止めています。
攻めの嫉妬を一生懸命なだめて、安心させてあげるためになるべく女との接触を絶とうとしたしていて、いいカップルだなと思ってしまいました。
こういう度の過ぎた嫉妬心を持つ攻めに対して、受けは割と常識人で最初は拒絶するという構図が自分の中にあったのでこれは意外でした。
というか、どっちもかなりの両思いだとツッコミたくなる(笑)

ただ女の幽霊が取り付いているということで、時々攻めが女の子のような気がしてしまうのは苦手でした。
女装攻めだったということもあるかもしれません。
それでも読んでいてホラーのようなゾクゾク感があって面白かったので萌×2にさせていただきます。

切ないけどいい!!

タイトルで『花のみぞ知る』のスピンオフだとわかってたんですが、私は『花のみぞ知る』の2、3巻を積んだまま読み終えてませんでした。
なのにタイトルと表紙と帯に惹かれて購入。
やはり大当たりでした。

宝井さんの繊細なタッチでこの時代の青年二人の葛藤や覚悟や決意が本当に美しく描かれていました。
ほんとうになんて言ったらいいのか…胸がいっぱいになるます。
この二人は一緒に幸せになることはできなかったけど、この幸せな思い出があるからこそ二人は幸せな人生を歩んでいけたんじゃないかと願わずにはいられないです。


『花のみごろに』
私のように『花のみぞ知る』を積んだまま最後まで読んでいない人にはおすすめできない…と言いたいところですが、とてもよかったです!
こういう男の恋人がいることを家族にカミングアウト→すんなり受け入れられるという展開は個人的に現実味がなく感じられて苦手なんですが、これも宝井さんの手腕なのか感動してしまいました。
王道な展開にもかかわらず幸せな気持ちに。
とてもよかったです。
『花のみやこで』からの流れで読んだので、現代の子達が幸せになっていく姿が見れて嬉しかったっていうのもあるかもしれません。

どちらもとてもいい話でした。

可愛すぎる

終始ユキちゃんにきゅんきゅんしっぱなしでした。
いつも嫉妬する側の東雲がびっくりするくらいユキちゃんは恋敵に嫉妬してましたね!
この恋敵は憎めない性格なはずなのに、私は結構苦手です。
いつもなら当て馬とか嫌いじゃないのに…と考えてみたらユキちゃんが好きすぎて可愛すぎて恋敵が嫌いになっちゃったんですね(笑)
やっぱり彼は東雲に嫉妬される側にいたほうが自分的には安心します(笑)
そして今回は東雲も空回ってて「あほ!!」と言いたい。
あれは回りくどくて気づかないよ!

そしてユキちゃんのお兄ちゃん登場。
なんか東雲を牽制しているような言動をとったり、普通に無視したり。
二人の関係に気づいているんでしょうか。
このお兄ちゃんがユキちゃんとどうにかなるとは思いませんが、なんとなく東雲にとって壁になりそうな気がします。
このシリーズは大好きなのでまだ続きそうで嬉しい。
新キャラ登場にちょっと安心しました。

どっちもおかしい

ヤンデレが読みたくて購入しました。
買って大満足です。
おもしろかった。

皆様の言うとおり、攻はなかなかのヤンデレ具合。
天使のような受を手に入れるためあれこれ手を尽くしています。
でもこの受もなかなかの変わり者。
どうしてここまで人を受け入れることができるの?というくらい優しい。
自分を敵視してる人にすら純粋に優しいです。
誰も彼もに好かれる受に攻は母親を重ねてしまいます。

ただ攻は受を完全に手に入れるためにあれこれ画策しますが、結局は受の優しさに取り込まれてしまいます。
帯には「天使の羽を折ることにした」と書いてありますが、実際は「折ろうとしたけどできなかった」という感じです。
こんなにひどい目に遭わせても自分を許し受け入れてしまう受に、攻はこれからもずっと歓喜と恐怖に駆られて生きていくんだろうなあ。
自分を捨てないでくれと何度も懇願する攻が、何だかかわいそうな気がしてしまいます。
それ以上にたくさんひどい事をしているんですが。
最終的に受は偶像化していた攻の母親をも超えてしまったみたいで、母親の形見である指輪すら捨てる決心をしてしまう。
閉塞的で狂気めいた、でも幸せなラストになっていて面白かったです。

そろそろ決着がつきそう?

まさか続編が出るとは思わなくて、本屋で発見してびっくりしました。
私はあのまま終わりでも面白いと思ったんですが、やっぱりどちらかはっきり選ばない限り読者はモヤモヤしてしまうんだろうな。

しかし読んでみたら三角関係好きとしてはたまらない展開でした。
エッチはしないと宣言しておいて断りきれないテュールはやはり誘われると行為に及んでしまう→もう一方の相手にバレるという王道の展開。
文章が会話文ばかりだしすごく読み辛くて苦手なんですが、この展開がたまらなく好きなのでやっぱり読んでしまいます。

そして今回は三人の関係に少しだけ進展がありました。
ある一方がもう一方より一歩リードするかたちで終わったんです。
気持ちに差がついていることにテュール本人は気づいているのかいないのかはわかりません。
本人は平等のつもりですから、まだ気づいていないと思います。

また、あとがきによると続編は出るらしいです。
三人カップルのまま終わらせるつもりはないらしい。
もともと筆者は3Pはあまり好きではないようなことが前巻のあとがきに書いてありましたし、きっと今回一歩リードを取った方と結ばれて終わるんじゃないでしょうか。
分かっていてもきっと続編も買ってしまうと思います。
私としては続編で今回遅れを取った方が巻き返して、またどっちとくっつくのかわからないという展開を望んでいるんですが(笑)

これからどう動くのか

今回は意外にもそんなに話は動きませんでした。
というより前回かなり物語が動いたので、それによってどう影響が出たかっていうのを描かれていました。

今回のテーマは作者様いわく『家族の絆と決断。選択することの自覚と覚悟』
キモは『親父』と従兄弟の『零くん』
言うとおり、記憶を失った父親・慶輔によって篠宮家だけでなく、従兄弟家族や父親の母(祖母)までもが決断を強いられてしまいました。

慶輔の兄、明仁は慶輔ではなく欝になった智之を選び、
慶輔の母は、死んだ旦那ではなく記憶を失った慶輔を選び、
智之の妻、麻子はそんな義母を見限りました。


周りにこんなに迷惑をかけているにもかかわらず、自分は覚えてないからってだけで強気でいられる父親の身勝手さに腹が立ちます。

だけどさすがだなって思うのは、篠宮家の三人は父親が記憶喪失で自分たちを見捨てる前の父親に戻っても、父親を許さないという考えにブレがないことです。
もう篠宮家の三人はとっくに決断してるんですよね。
とっくに切り捨てられていることにまだ気づいてない慶輔は、説得するために尚人たちに接触するんでしょうか。
その時が来るのがちょっとこわいです。
それに忘れられてしまった不倫相手の千里とどうなっていくのかも気になります。

そして今回のもう一人のメインである従兄弟の零君。
彼は慶輔のせいで疲れきって、バラバラになりつつある家族を守りたくて尚人に相談します。
雅樹みたいに長兄として家族をまとめたいし、こんな状態でも尚人みたいに自然体でいたい。
特に尚人は昔から変わらない優しさを持っているため、篠宮家の中でも無意識に甘えられている存在ですから、零君も頼ってしまうんでしょう。
雅樹はいきなり接近してきた零君に嫉妬していましたが、今回はこの相談だけで動きはありません。
でももしかして彼はダークホース?なんて思ってしまいます。
次の巻で彼がどういう動きに出るのかも気になります。

さすが榎田先生!!

最近このシリーズを読み始めたたんですが、本当に面白かった。
裏で手を引く槇のやり方が巧妙で、毎回ここでこう繋がるのか!!と驚かされました。

でもそうやって犯罪を重ねていくことで、いつの間にか自分で自分の首を絞めていましたね。
真音が離れていくことだけではなく、確実に槇を憎む人が増えていきました。
それでも最後は槇が望む結末になって幸せかもしれませんが。
皮肉にもお迎えが真音の亡き奥さんで、その時の二人の会話が印象的でした。
真音を本気で愛した者同士の会話です。
槇は真音が自分以外の人を愛しているなんて許せないから、奥さんと出会っていたら殺していたといいますが、実際はどうなんでしょう。
意外と三人でうまくいっていて、槇はその後は殺人をしなくなるんじゃないかなって思います。
奥さんが殺されなければ、槇がまた犯罪を犯すこともなかったし、今回の犯人に恨まれることもないんだなって思うとちょっと不思議です。

今回はちょっと意外な人が犯人で、全部読み終わった後すぐにまたシリーズⅠを読んでしまいました。
すべてを知ってから読むと、また何ともいえない気持ちになります。
さすが榎田先生です。


不破と真音が恋仲になっていたらもっとBLっぽかったのかもしれませんが、私は純粋な家族関係でよかったと思います。
ただ個人的な願望としては、真音が家族を守るため槇と一緒に行っちゃうっていうラストでもよかったかなって気がします。
テーマが合ってなくてためですけど!

純粋無垢とは

主人公の睦は皆様が言っているように学習障害?発達障害?の障害者です。
子供のころから変わらない睦は、幼馴染の来栖からしたら子供のような無垢な存在。
睦の事が好きだから余計に彼が純粋に見えてしまうのかもしれない。
『恋』という意味での好きが睦にはよくわからないですから、自分の好きと睦の好きは別だと思いこんでしまう。
一生片思いのままなのではないかと苦悩しています。
睦は来栖のことが大好きですから、睦と付き合おうと思えばいくらでもできました。
でも何も分からない子供を騙すようで、汚してしまうようで恐ろしいんです。

でも睦も普通の人間で、来栖が誰かとキスをしていたら悲しくなるし、来栖から距離を置かれたら追いかける。
当然生理的な欲求だってあります。
大人になって来栖はそれに気づいて、やっと一緒になる覚悟が決まります。

本当は来栖が素直に睦に「傍にいてほしい」と一言言えばいい話なんです。
でも自分の生い立ちのせいで正しい答えを求めるばかりに、ずっと睦に言えませんでした。
そんな難しい性格の来栖だからこそ、睦のような自分の感情に素直な彼に惹かれたんだと思います。
来栖は睦と一緒にいると自分も子供のころのような純粋な気持ちに返れるから好きだと気づいた時は感動して涙が出そうでした。

描き下ろしの『真夏の椿』では、睦の母親は二人の関係に複雑そうな感情を抱いているような描写があって、なんとも胸が痛くなるシーンでした。
もしかしたらかつての来栖と同じように、来栖はよくわからない睦を丸めこんで付き合ってると思ったのかもしれません。
それでもきっと来栖はちゃんと睦の両親に挨拶して認めてもらって、これから問題に直面しても二人はすっと一緒にいるんだろうなあ。
ハッピーエンドなはずなのに、なんても言えない切なさが残ります。