眠れる森さんのレビュー一覧

小林先輩は女の子でシたい コミック

うり 

あらゆる性癖への散弾銃

さすがに自分が女に性転換したと思い込んでガッツリ女装してくるBLは初見。
性転換BLも女装BLもまあまあありますけどね。
男しかいないショットバーで店員同士とか、催眠術とか、一つ一つの話聞くと
「発想の飛ばし方が凡人」
で終わりそうなものを全て詰め込んだ上で、続き物ではなく一冊で全部まとめ切ったところが凄いと思います。
あと、どちらのバージョンでも同じようなあっけらかんとしたアホ可愛さを…

6

ネコのち、ネコ コミック

藤峰式 

もっと本能に忠実に

どちらもネコよりのリバでどちらかと言うと雄っぽさより美人感が勝るかな?って感じの2人です。
キャラというレーベルもあってエッチまでのもだもだ感が強いので、もっとやりたい!欲に忠実であれ、と思わないところもあります。
ですが、今年同軸リバ何冊出た?急激に減りつつあるジャンルだろ?と思うとあるもんを食べなさい!次出しやすくなるからという気分になるかなあ。
なんせ後書きでリバにしたかったのに担当に…

4

奥様はα コミック

夏下冬 

あまりかかれない、オメガバース世界の一般的夫夫

α同士の夫夫、そしてαの出産。Ωがほぼ狂言回しくらいの存在感しかない。
今の日本のオメガバースの本のなかでは異色な存在なんですけど、
オメガバースの世界についての解説を見ると、基本的には社会階級差もあり、αはα同士がくっつくのが通常らしい。
つまり、同種婚はαとΩがつがいだなんだで熱く燃えたぎる世界をよそに粛々と結ばれるよくあることなんだろうな、と。
きっともっとモブな世界でもっと多いβ同…

4

~おとぎぞうし~ 安倍晴明が本気の恋をするわけがない コミック

山田ウメ  つくだ仁南 

絵柄が好み。

男の体の描きっぷりに無駄な線が一切ない筋っぽさが明らかに好みです。高田ロノジさんに近いかも、ややムチムチさは控えめながら。
あと受けに当たる道満や酒呑童子の振り回されヤンチャなところもキャラクターとして立っていてクールサイド攻めの安倍晴明、源頼光との差が際立って感じます。

ただ、2つの話を並べると道満の話では食えないクールだった安倍晴明が頼光との話では逃げきれない、単なる力負けする人になっ…

3

ドラトラブ コミック

中川カネ子 

美人攻め

美人攻めだけど何故か男モードにルックスが近づくほどエッチでヘタレになるのが不思議。
あと、脱ぐと結構ガッチガチなのに女装が美人だったり、なかなかのファンタジー感を感じます。だいたい男子らしさと女装のしっくりさは矛盾するはずなんですが、しない。

初エッチでネコ風味であるむね、話がありましたが話が始まった時点でこの真ん中分け小柄優等生には攻めは絶対ないわと思うくらい、雄感に乏しかったのでリバの…

3

アニマル・キャンディポップ コミック

コザキヨネ 

ふわもふ と ガチエロ の波状攻撃

この方、初見かな?と思ったら別の本で表題作を酷評レビューしてました・・・oh。作者名に注目したならまず買わなかったかも。
でも、この本はラブ自体はふつーなはずなんですがディフォルメ4コマのほのぼの〜な感じとリアル等身のガチエロの緩急が効いてて一気に読み切ってしまいました。
もちろん動物だというのもスパイス。ありふれBLに飽きた贅沢者な自分も満足。

ただ、なんか結論がない感じ。くっつきそう…

1

魔法少女は男の娘!?~騎士と白き竜の秘め事~ コミック

冬坂ころも 

可愛さだけで出来ている。

一応筋書き上はガッチリした体なのに、魔法少女として戦う周海と龍のヌークなんですが、
そこはどんだけ大人書いても男!な子を書いても可愛くなっちゃうころもさんワールドなんで、意外としっくりくるんです。
たぶん顔つきの丸さと足の筋肉の細さ(まあ、まだ16だし、少年だし)でしょうね。のっけからヌークが襲われるヘルハウンドの兄でさえバカワンコ感満載。

可愛くないサイドの人達さえこれなんで可愛いサイ…

2

帝國の宦官 コミック

日野晶 

枯れた萌え心に久々に花が咲いた

宦官というもののイメージを根底からひっくり返すような雄っけと粗野さ(隻眼だし!)を持つ元兵士の頑強な元?男を組み伏せて快感に陥れていくというほんの序章分な1話を読んだだけなんですが、
商業どころか同人でもない設定に新たなる扉、しかも去勢に対してかなりのエロを感じるタイプゆえに凄い鍵をみつけてしまった感じです。
幼少時に去勢した中性型にはない、男の快楽を知っているが故の宦官の辛さだとかそれがねじ…

5

筋肉BL コミック

やはり男の美は筋肉でしょうが!

BLが基本線女性向けである以上、今はやりのキレイ筋が王道で、それこそモノホンのゲイさんからいわせりゃ
「男か女かわからん」
クラスにまで美男子なわけですが、それには完全に背を向けた筋肉に定評のある作家さんによる、筋肉のためのアンソロジーです!

筋肉と男らしさと性欲はテストステロン的な意味で連結されてますからウジウジ感は非筋肉系の攻めには若干ありますが、それ以外はサッパリからのコッテリエロ…

6

ツンデレ少佐の愛し方 コミック

椎名秋乃 

キャラは多いが、モブはいない。

絵柄と舞台がピッタリでキャラは百花騒乱。
もちろん主役は軍学校から同期の2人なんだけど細かいチョイ役な人たちまできちんと意図を持って動いてるように感じました。
誰が主人公でも一本かけそうなところ、あえて2人を選んだ感じすらする、ストーリーの余力を感じます。スピンしていいんですよ。
話的にはそんなに難解な筋はなく、結局カズイはゆるぎなくアリヤが心配で好きなのに対しツンデレなアリヤがブレにブレる…

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