トーゴさんのレビュー一覧

めぐみとつぐみ 2 コミック

S井ミツル 

ケンカップル

始まりからイチャラブの展開なのに、なぜか最後は喧嘩上等なつぐみのせいでムード台無し。
でもそこが可愛くてたまらない所なのですが。
やっぱりというか当然というか、めぐみの愛の告白については完全スルーな天然、鈍感、無頓着を発揮しまくるつぐみになんてバカな子なのと更にかわいさ爆発。
めぐみのきっちり線引きして、ちゃんとした関係に落ち着きたい気持ちも分からないでもないのですが。
どれほど真摯な言葉…

2

嫌いでいさせて コミック

ひじき 

幸せを願うだけ

あらすじを読んだ時にそれなりに想像できるストーリーだなと思いつつも、オメガバースという設定がどんな相乗効果を産み出すのか。
そんなことを思いつつ読み始めました。
男女での話であったとしても当然悲しくなるし、苦しい場所から掬い上げてくれそうな存在に嬉しくなるし。
当たり前に感動できるテーマだと思います。
ただ、やはりBL脳の欲目があるせいか。
オメガバースの独特の設定が、程よく負荷が掛かっ…

1

ストイックな獣の饗宴 コミック

藤崎こう 

世間の荒波?

いい感じでコネ入社のボンボンぶりが露見し、凹む一樹が新鮮で楽しく読み進められました。
救いの手となるはずの大郷も、まずは海外出張という名目の元音信不通となり。
訳の分からない部署で一樹が能無し扱いされる理不尽に千春の沸点の早さも納得という所。
それを承知の上で、一樹に新入社員として当たり前のことを経験させようとする大郷の懐の深さ。
面倒だと毒づきながらも、面倒見の良さを見せられ惚れ直してし…

2

気高き獣のテリトリー コミック

藤崎こう 

ついに。

遠距離となったふたりの一番の問題は一樹がいつ帰って来るのかということ。
でも、何となくまだ早いような。
新刊の度にそんな気持ちと闘ってしまうのですが、ついに帯に念願の文字が。
待ちに待ったイベントですが、納得できる理由がないと、また一気に萎えてしまう可能性もあり。
なぜか心持ち気を引き締めてしまいます。
藤堂パパの暗躍についに全面対決かと。
千春の知らない所でどんどん動いていくせいか、…

0

恋するインテリジェンス 7 コミック

丹下道 

鶏楽、藍染編

当初のイメージは、不遜で傲慢な鶏楽に振り回されながらも健気に尽くす藍染。
シリーズの中で、鶏楽はより強く実感しつつも、藍染は得意分野に違和感を感じたり、魔性属性に驚いたり。
色任務に対するやる気が、いつも狸寝入りでぐうたらしている鶏楽と反比例していて気になる所でした。
そんなふたりの出会いから。
藍染を束縛する柵、色任務に対する考え方。
鶏楽の横では何かと心配性なお母さんの顔なのに、一人…

7

花鳥風月 8 コミック

志水ゆき 

もう少しが遠い

時間の交錯感に、その時芽生えた感情の切なさや今現在に至るまで大切に殺し続けてきたやるせなさ。
吉利谷の一番への想いや、財前にとって友達という言葉の重さが、受け止める程に苦しさを感じてしまいます。
ふたりが、上部だけでも寄り添おうとする姿にもどかしさと歯がゆを感じ。
ヤクザと弁護士という真逆の立場で、それでも捨てきれないからこそ小さな繋がりを大事にしていた未練とか。
今に至るまでの曲がりくね…

0

飴色パラドックス 5 コミック

夏目イサク 

じゃれまくり

5巻となりました。
現れたのは蕪木の元?親友三条。
蕪木の親友とか胡散臭くて、最初から甘酸っぱさは感じられなかったのですが。
考えられる展開の殆どは、尾上が先回りして直接蕪木に聞くという暴挙のおかげか白けることもなく。
ふたりの日常をずっと見ているような感じがしました。
その合間に三条の窮地に気づいたり、蕪木の背中を押してみたり。
蕪木の今と昔とのギャップに不安になったりしながらも、す…

3

Punch↑ 6 コミック

鹿乃しうこ 

渋沢コノヤロウ

牧の過去編へ大きく突入し、アットホームな感じからシリアスへ。
それもかなりへヴィーな方向へ。
浩太が過去のトラウマを牧に支えられたように支えたいと思う気持ちとか。
牧の過去に対する後悔とか。
たぶん、人として大きく成長できる話になる。
…と、思うけど!!
渋沢の愉快犯ぶりが。
更には壬生の従順さが。
際立つふたりに、牧や浩太だけでなく振り回され混乱させられ。
何度か読み直してもよ…

4

アホエロ 社会人編 限定版 コミック

重い実 

続編

社会人となり、大人の自覚を感じるオープニングもわずか1ページ。
あっという間に坂口かわいいで埋め尽くされ高東が崩壊していきます。
ネコっかわいがりで甘やかしまくりの溺愛ぶり。
恋人という免罪符があるせいか触れることに躊躇もありません。
前回の、恋人になるまでの感情の鈍感さを通り越すと、もう笑うしかない程ありえない思考へ一直線。
そのくせ地固めも上手で、冷静さを失わない所が何気なく恐ろしさ…

0

酷くしないで 9 コミック

ねこ田米蔵 

またひとつ乗り越える

眠傘の不安がどんな波乱となるのか。
初めての二人だけで過ごす誕生日。
この特別感が尚、マヤの失敗に拍車を掛けてしまう。
眠傘なりに理解して、それでも不安になってしまうどうしようもない部分。
マヤが見えない所で楽しそうにすればするほど自分自身の存在に意味を見いだせなくなる暗い部分。
そんな時に追い討ちをかけるルカの言葉とか。
後ろを見るとキリのない所にどうケジメをつけられるのか。
ただ…

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