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北上れん
渋茶
ネタバレ
2023年刊。 いや~、待っていた甲斐があった、1巻から10年もの間があいたものの続編を出していただいた事に感謝します。 全くの無自覚、しかしくっつく前から新婚臭半端なかったとはいえ、昴之と史央の進展をきちんと確認できたのは良かった。 個人的には観察眼鋭い最強もっふんぬいぐるみ・たろうさんと再会できたのが一番嬉しかったりする(笑) とはいえ、昴之ってなんで過去に女性関係との付き合い(結…
2013年刊、ようやく発売された2巻と一緒にこちらも再読。 初っぱなから(当初から)史央に洗濯ものを出すのに表向きで!!って怒られている昴之には笑った。 いつ読んでもこの可愛さに頬が緩んでしまう。 昴之の兄と史央の母親が結婚した関係で叔父・甥となった二人だが、独身貴族を謳歌して家事・自炊スキルゼロの昴之に全くの遠慮がない史央。 昴之相手にコロコロ表情が変わる史央が楽しいし、始終コミカルで見…
榛名悠 鈴倉温
2016年刊。 伏見パパは本来の探偵稼業(浮気調査や人捜し)に加えて、便利屋っぽい仕事も快く請け負っているらしい。 どうやらペット探しの依頼がよく舞い込むようだが、その捜索率がべらぼうに高いし、他の依頼も途切れずに生活できているとなると腕は確かなのだろう。 そんな男やもめな伏見・健父子の元に、人捜しの依頼を持ち込んだ彰人(アッキー)。 彰人が二人の食事の世話を申し出たきっかけから、家事…
桃季さえ
2021年刊。 『子持ちホストの危険な隣人』3巻目。 1巻から読んでいる人なら分かるが、実は主人公・聖也と天稀は本当は実の親子ではなく、叔父、甥となる。 聖也の姉が急逝してしまった為に遺された天稀を引き取って子育てをしているのだ。 聖也は愛息子として天稀を可愛がっていても両親の経緯については気になっていたが、今回天稀の実父が彼らに会いに来た。 聖也の姉がどんな女性だったのかってエピソード…
2020年刊。 『子持ちホストの危険な隣人』2巻目。 ナンバーワン・ホストの座を維持しながらも、亡き姉の子・天稀を引き取っての子育ても完璧に両立できている聖也。 隣人の威吹とも親密になって三人でのどかな日々を過ごしている。 両思いになったものの、更に一歩踏み込んで関係を深めたいと願っている聖也。 威吹のほうも同じ気持ちだが、聖也の焦りが消えるまで待つ覚悟があって… 威吹には”イケメ…
櫛野ゆい 高世ナオキ
2022年刊、シリーズ最終巻。 人と竜人・獣人が共存する世界の中で竜人族の至宝とされる逆鱗を巡って、邪な独裁者や方術使いとの争いが大詰めとなる。 今回は方術にかけられようとした陽翔を庇ってジーンが一年分の記憶を封じられてしまったのだが、話の展開に関しては不安はなかった。 もっとも、一年分だけの記憶だったらとタカを括ろうにも、彼らにとって重要な運命の出逢い、人生の転機となった大切な時期なの…
櫛野ゆい 榊空也
2021年刊。 櫛野さん作品といえば『竜人と運命の対』が大好きなのだが、今回の物語も読み応えがあって面白かった。 何だか"古代エジプトにタイムスリップ"と聞くと膨大な年月をかけて尚続いている某少女漫画を思い出すが、独特のロマンを感じるのは確かだ。 現代のエジプト展にて、腕輪を介して異変が起きた妹を庇った代わりに、古代エジプトの世界に引き寄せられた隼人。 そこに居合わ…
丸木文華 相葉キョウコ
2013年刊。 発売当時にあらすじを読んで興味を持っていたものの、買う機会をずっと逃していた一冊。 異国の母の血が色濃く、肌の色の違いで周囲から冷遇されている第1王子・パドルと、母親違いでも構う事なく兄を慕う第3王子・マラーク。 マラークはパドルこそ次期王に相応しいと信じるだけでなく、神と同格のように兄を慕い、パドルのほうも純粋に好意を向けてくれる弟に信頼を寄せている。 その頃から既に…
西野花 座裏屋蘭丸
2014年刊。 エロエロが読みたいと思ったら西野さんって飛びつくのは安直なのだが、今回は超ド級のエロさが突き抜けていた。 攻めの兄皇子二人と受けの末皇子は腹違いの兄弟だが、フェンネル、クライブ、メルヴィンには似ている要素が見当たらなかった。 父王も妾にメルヴィンを産ませて以来、怒りが治まらない正后に始終尻に敷かれっぱなしで存在感が無く情けないだけだし。 話としてはエロ9割:王宮内の陰謀…
水原とほる 彩
2007年刊。 電子書籍版は挿絵はないが、巻末に作中の一シーンが漫画化されたものが7ページ分掲載されている。 (*過去の小説Charaの"一部分のみマンガ化"って企画の再録らしい) 初期の水原さん作品の中では痛さを引きずらず、飄々とした雰囲気ってのが珍しい。 まぁ、受け・恭の過去は、昔の男と二人でのめり込んでいったという過激な行為の羅列だったが。 同じく初期の水原…