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地雷?禁忌?おすすめガチ兄弟ものBL8選【小説編】

2015/11/22 08:12

2023/09/12 20:00

実兄弟、双子、異母兄弟…奥深い兄弟BLの世界へご案内





みなさんのおすすめ兄弟作品は何ですか?
兄弟ものといっても兄×弟派、弟×兄派、義兄弟好き、双子好き…などそれぞれお好きな設定があると思います。

自分の萌えは他人の萎え。
特に、ガチの近親モノは耐性が低い人が多い反面、これじゃないと物足りない! という人が集まるコアなジャンル。

今回は、そんなコアなガチ兄弟もののなかでも人気の高い小説作品を探してみました!
この記事を読んで少しでも食指が動いたアナタは、きっと素質があるはず。
 

◆目次◆
1.『生まれた時から愛してる』
2.『緑土なす 黄金の王と杖と灰色狼』
3.『累る-kasaneru-』
4.『聖なる捕喰』
5.  『鬼畜』
6.  『弟の番人』
7.  『堕ちる花』
8.  『二重螺旋』


 
出会ったのは生まれた時。仄暗一卵性双生児CP

 
高校生の理人は、一卵性双生児として生まれた弟・類の心の声が聞こえます。実の兄弟にもかかわらず、類の心の声で発されているのは理人への兄弟を超えた執着と欲望ばかりで……。弟にやらしい目で見られて困惑しまくる兄が美味しすぎる。
 
理人には類の心の声が聞こえる現象とは別に、「黒夢病」という長い間眠り続けてしまうという病気も抱えています。兄を失いたくないという気持ちが加速させる、重すぎる弟の執着愛は必見です。
 
BLアワード2022小説部門にもランクインした今作。読み応えのありすぎる切なさと狂気が入り混じる兄弟の物語は、一度読み始めたら止まれません。
 

読みながらずっとゾクゾクする感覚があって、これが背徳感なのかな。許されない2人だけど、それでも2人で幸せに生きてほしいです。―――茶々丸53さん

弟の心の声だけが聞こえてしまう主人公(兄)は、それとは別に黒夢病という発症すると長い間眠り続けてしまう(次にいつ起きるかわからない)という持病があって…というお話です。
この、心の声のせいで弟が自分を犯したがってることに気づいてしまうのですが、心の声があけすけでどエロい…!――めーこさん

私は【攻めの重い愛で受けが攻めから逃げようとしてるけど、攻めの愛が隠れた時に、攻めの愛がないと物足りない=自分も好きだった】と自分から相手への愛の大きさを自覚する、両執着好きなので、神作品です。――司76さん



王朝最後の王・弟×庶子・兄


山奥で野人のように暮らしていた「足弱」は、生まれて初めて上京した都で、千年続く王朝の最後の王である今世王レシェイヌの庶子の「兄上さま」だと発見され、宮殿に保護される。
孤独のために死にかけていた今世王は、足弱に夢中ですがりつき、ひたすら愛を捧げる。そして、王族命の家臣一族「灰色狼」もまた、真綿に包むように足弱の世話をし、尽くそうとする。自分が王族だとは思えない足弱にはそのすべてが困惑のもとで、耐えられず、ついに宮殿をあとにしようとするが……。

多くの人をおじさん受けに目覚めさせたという伝説のWEB小説のシリーズ1作目です。

以前はオヤジ受けに食指が動きませんでしたが、この作品のおかげでいまではオヤジ受けも大好物になりました。レシェ(攻め)の足弱(受け)への愛がいたるところでだだ漏れで二人が出会ってからはとにかく悶えます、悶え苦しみます。――もりりさん

何度でも、大好き、愛してるという惜しみない言葉。
血族しか愛せないレシェの足弱への想いが狂おしいほど切なくて、胸が締め付けられます。愛に満ちた手つきが優しくて泣けてきます。――雲眠さん

足弱のおかれてた境遇と王族の暮らしがかみ合わず慣れない思いに心痛め、それに今までのレシェの孤独も重なって、内容は既にWEBで分かっているにも関わらず、どうなるの?どうなるの?とすごくハマった1冊でした。――幸成さん




異母兄弟の弟×兄


異母弟の奏人を母の虐待から庇い、夢に魘されると共に眠り宥めてきた七緒。ふたりが大学生となった頃、奏人から恋情を告げられ戸惑うが、七緒もまた彼が愛おしかった。けれど、夢を見た。奏人の夢と共通点があるようだが、徐々におぞましく苦痛に満ちていく夢。奏人に抱かれている時だけは、それから逃れられた。なのに夢が進むにつれ、恐ろしい疑念がこみ上げてきて……。

「黒」凪良な一作。ダークで淫靡な雰囲気のなかで語られる弟と兄の愛の物語です。

今回の話は甘い話でも、ほっこりする話でもありません。意に沿わない行為を強いられたり虐待されたり、痛い表現はたくさん出てきます。甘々で、優しいお話を好む方にはお勧めできないストーリーです。それでも人の残酷さをはっきりと浮き彫りにし、人を愛し守るということはどういうことなのかを問う、壮大なお話でした。――ポッチさん

ただの兄弟物ではないと思っていましたが、ライトなBLではなく、重苦しくて不条理もあって切なくて、ガツンと頭を殴られたようなインパクトでした。――Hinanaさん

愛する人に殺してくれと頼まれたら、殺せますか。それが愛する人のなによりの願いだとしたら。その願いに応じる勇気があるとしたら……というこの場面が鮮烈でした。――碧暗い水さん



二転三転する目まぐるしいストーリー展開にゾクリ


早くして両親を失った宝を育ててくれたのは、年の離れた実の兄である美鶴。輝かしい美貌でモデルをしていた美鶴は引退してモデル事務所を立ち上げ大成功。美鶴に憧れている宝はそこでモデルを始めます。しかし、宝が抱える美鶴への気持ちは、憧れだけでなく恋愛感情もはらんだものに変化してしまって……。
 
こちらの予想を裏切りまくってくるストーリー展開に息をのんでしまうこと間違いナシ。弟以上に歪み、仄暗すぎる欲望をこじらせている兄・美鶴にゾワゾワが止まりません!
 

宮緒さんらしい、執着攻め、を超えた「ねっちょり」(←読んでもらえれば、この擬音に同意していただけると思うのです)なお話が堪能できる1冊でした。――ポッチさん

宮緒さんの攻め様は、どうしてこうも私の性癖ぐっさりくるのかと思うほど大好き。この作品でも期待を裏切ることなく恐ろしいまでの執着心でギラギラで輝いてます。――みちみちさん

他の方も仰ってますが、宮緒先生特有のスパーキングブラザーズストーリーです。
序盤に受けが不穏な感じですが、どう転がってもしあわせなせかいの住人なので安心して読めます。――さん



狂気的な弟×兄



家の中に悪魔がいる――。大学生の風間文人は育ての祖父母の死をきっかけに実家へ戻ることに。二つ年下の弟・達也は文人を歓迎するが、その異常なほどのはしゃぎように薄ら寒いものを覚える。成績優秀で見た目もよく、友だちも多いという達也。しかし文人への執着を露わにした達也は家という密室の中、逃げるすべを失った文人を風呂場でやすやすと犯す。実の弟に犯された屈辱に打ちひしがれる文人。しかし兄を精神的支配下に置いた達也の行為はエスカレートし……。

この攻めが狂ってる最優秀作品賞(そんな賞はありません)。これを読まずして鬼畜を語れない、という一作です。

母が家に帰らなくなった途端に、弟を拒絶する兄がものすごい喘ぎ声でスケべな本性を弟に晒す場面が印象的でした。―――碧暗い水さん

評価としては、神にするか、しゅみじゃないにするか、相当迷ったのですが、この作品を世に送り出した出版社さんと、何より作家さんの勇気と手腕を買って“神”を付けます。――ねこぷーさん

1度この本を読むと他の鬼畜攻めが物足りなく感じてしまいます…――Luuさん



兄弟モノ初心者にもオススメ!ライトなガチ兄弟BL


 
幼い頃から出来が良い弟・峻一に劣等感を抱いていた貴明。親にも冷たくされていた貴明でしたが、皮肉にも自分を愛してくれていたのはただ1人弟の俊一で……。芸能事務所のマネージャーとして働く貴明でしたが、峻一がモデルにスカウトされることから2人の関係が変わりだしていき……。
 
劣等感を抱えている実の弟に抱かれ、複雑すぎる感情に苦しむ貴明の葛藤には、兄弟BLの旨味が凝縮されております♪ 健気な執着年下攻め・峻一に時折キュンとさせられます。兄弟モノ初心者にもオススメの、ライトな雰囲気漂う1冊です。
 

彼の弟に対する思いですが、すごく複雑なんですよ。
愛憎入り混じると言うか。
だからこそ!!
二人の均衡が崩れ、弟に陵辱されるのに萌えて萌えて仕方ない!!
また、彼の葛藤がいいんですよ。
兄弟でこんな関係と言う背徳感とか、力で叶わなかった怯えみたいのとか、それなのに快感に流されてしまった自分への嫌悪感とか。
これだから兄弟ものが好きなんだよ!!――ぴれーねさん

貴明の孤独と弟に対するコンプレックスがメインに描かれている作品ですが、もう一つの大きなテーマは弟の兄に対する執着心、です。
色々な手を使い、兄を追い込み、手に入れる。
そんな弟くんの執着心が怖いくらいです。――ポッチさん



異母兄弟で俳優の兄×弟


大学生の磯貝誠は、異母兄で人気俳優の尚吾とふたり、故郷である四国を離れ、東京で暮らしている。過保護なくらいに誠を溺愛している尚吾と、弟でありながら兄を守りたいと思っている誠。ふたりはまるで恋人のように仲のいい兄弟だった。そんなある日、誠のもとに幼馴染みからハガキが届く。それがすべての始まりだった…ずっと押し殺してきた想い。兄弟として超えてはならない一線。故郷に隠された忌わしい秘密とは…。

日本のホラーのようなサスペンスのような雰囲気の作品。エロ度高めでシリーズ3部作の1作目。

兄の尚吾が弟の誠溺愛なのがよかった。もともと仲が良かったのでそこまで違和感はなかったです。誠が「にいさ…っ」って喘ぐのに萌え…!改めて兄弟萌えに目覚めました――Aliceさん

終章の「始まり」を読んで、すっかり夜光花マジックにかかっていたなぁ、と思いました。何の気なしに序章の「終わり」を導入部分として読んでいましたが、物語を全部読んでみて改めて読み返すと、とても重要なところだったのだとわかりびっくりしました。――めいしんどろーむさん

少し寒さを感じる展開の中に、対比するような熱く濃厚なエチシーン。毎度普段BL作品では感じることのない感覚を呼び覚ましてくれる夜光先生です。―――さくら☆さん

 
 
どこまでも重く暗く。衝撃の背徳BL


 
優しい両親、自慢の兄姉、可愛い弟とともに明るく幸せな日常生活を送っていた中学生の尚人だったが、父の不倫と家出をきっかけに家庭が崩壊。心を病んだ母は長男・雅紀を夫代わりにして情事を求め、それを目撃した長女は嫌悪感に耐えられず家を出て行った。やがて母は自殺し、幸福だった家族生活は面影すらなくなってしまう。
そんななか長男として経済的に家計を支えていた雅紀は、歪んだ情欲と執着を弟の尚人に向けるようになり……。

あまりに重すぎませんか!!??? どんどん悪い方へ転がって行く状況、禁忌に次ぐ禁忌に読んでいて感情が追いつきません。雅紀兄さん、怖すぎるよ……! 
正直に言って、かなりの上級者向け作品かもしれません。それでも、この激重の背徳感からしか得られない栄養素があるんです……。
健康な時に、ぜひチャレンジしてみてください
 

とにかくどうしてこれを8年間も放っておけたのか、自分!!と歯噛みしたくなるほど、私は萌えツボをぐいぐい押しまくられていたのでした!―――ともじさん

執着もの、兄弟ものは他にも何冊か読んでいますが、それらとは何味も違います。ドロドロですが、攻→受への愛はあるのでまだ救いがあります。
初めて読んだのは随分昔ですが、執着、兄弟ものの中で今だに一番だと思っています。―――まりーんさん

衝撃的な家族の関係に、読んでてゾクゾクします。重くて痛いドロドロ系で、読む人を選びそうだけど、私は好きです。幸せな家庭と、壊れていく家族の対比が上手で、グイグイ引き込まれて、続きが気になります。―――拓海さん

 

いかがだったでしょうか。リアル兄弟という背徳感にドキドキしてしまいますよね。血が繋がっているからこそ絆があり愛情がある、だけどその分葛藤も大きい、というのは近親ならではといった感じがします。
 
だからこそ、あまあまというよりはシリアスな作品が多いのかもしれません。
みなさんのお気に入りの兄弟もの作品は何でしょうか?

関連作家・声優

コメント20

投稿順 | 最新順

匿名17番さん(1/1)

作品追加嬉しいです。
最近の商業BL小説界隈は特に血縁ものは難しいと聞くので、「生まれた時から愛してる」は貴重なガチ兄弟ものでした…!
同じく夜光先生の堕ちる花から続く花シリーズも、サスペンス感とホラー感が強くて好きです~。

匿名16番さん(1/1)

なんで二重螺旋が記事にないのか?と不思議。私がガチ兄弟ダメだったのをぶっ飛ばしてくれた大好きな作品なので、推したいです!既に有名ということ?シリーズで長いからなのかな。

最高なので、是非手にとってほしいです。コミカライズされているのでコミックから入って、小説も読んでもらって…というのもできます!よろしくお願いいたします!

匿名15番さん(1/1)

2015年の記事を再アップして下さりありがとうございます。
凪良ゆう先生の作品を早速購入してみます。

匿名14番さん(1/1)

美形兄攻めが性癖なので聖なる捕喰が気になります

匿名13番さん(1/1)

誰か誰か…犬飼ののさんの「黒い食卓」を読んだ方はいませんか…短編双子BL…

匿名12番さん(1/1)

やはり弟x兄多いな~
兄弟もの好きですが、下剋上無理なので弟x兄は無理です。
兄x弟が王道と思うが、弟x兄の作品はタントン多いから、いつも残念な気持ちです。

匿名9番さん(2/2)

父子は昔はダメだったけど、今や大好物
甘やかしプレイ最高
私レベルになるとなんでマザコン男向けママのよしよしプレイエロ作品は世に蔓延してるのに、パパプレイは少ないのか真面目に悩んだりする

包容力攻めが好きなので弟攻めは趣味じゃないことが多い
BL弟のわがまま強姦魔率の多さよ.......

匿名11番さん(1/1)

木原音瀬さんのFLOWERに収録されてるGreenGreenがほんとツボだった。
あと、起きて最初にすることはもすごく良かった…
兄弟最高ー!

匿名10番さん(1/1)

全部読んでた。
やっぱり小説ですね。
漫画は例の東京都の条例のせいで難しいと思う。
ここ数ヶ月もBL狙い撃ちにされてるし・・・。

兄弟、親子大好物です(*^^*)
「鬼畜」は病んでる感じがたまりません。
私は、親子だと「誘春」「蜜家族」「ピジョン・ブラッド」あたりが大好きです。
マンガの兄弟物だと「起きて最初にすることは」「オレはかわいい弟と」が好きです!

匿名9番さん(1/2)

兄×弟好きだけど、父・子はまだいけないなw
まだまだ貴腐人にはLVが足らない模様……

匿名8番さん(1/1)

息子×父が一番滾る

匿名7番さん(1/1)

ガチ兄弟もガチ父子も大好き。最高に愉しめるんだよな。
『二重螺旋』はガチ兄弟ものの中では必読の書だと思う。
雅紀(攻)の歪み具合と執着度がたまらん!

匿名6番さん(1/1)

兄×弟がイケるようになると父×息子もイケるようになる

匿名5番さん(1/1)

なんで近親相姦って萌えるのだろうか( *`ω´)
不思議だよね。
鬼畜は既読済みだけど、みなさま、オススメですよ( ^ω^ )むふふ

双子の獣たちいい感じだなぁ。攻めがフタパターン楽しめるのはいいよね。

匿名4番さん(1/1)

コミカライズせんのかな

匿名3番さん(1/1)

丸木文華さんの「兄弟」が大好きです。
「-冬-」の続編ず〜〜っと待ってます!
やっぱり兄という生き物はいつでも受けであって欲しいな…(//∇//)

匿名2番さん(1/1)

兄弟ホモ大好物!血の繋がりあったほうが萌える変態です///二次も兄弟大好き!
ここにお勧めされてる小説は二重螺旋しか知らなかったので、早速他もポチりたいと思います。

中原一也さんは少し前の作品ですが『罪喰い』も大いにお勧めしたい。
私は3P苦手なのでむしろこちらの方が好きです。挿絵も小山田あみさんでとっても素敵です。
既出の『双子の獣たち』の原案はその頃からあったようであとがきにその旨書かれています。

匿名1番さん(1/1)

兄弟もの\(^o^)/ガチ最高!
やっぱり小説のほうが過激なの多いのでしょうか!
ぜひ、マンガの兄弟ものも特集してください!

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