吾妻香夜先生インタビュー

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吾妻香夜先生インタビュー もどかしくも愛おしい…エリート紳士×元アーミッシュの学生の恋物語 コミックス『親愛なるジーンへ 2』

2022/09/16 17:00

名作がついに完結!人生の岐路に立った2人の選択は…?

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3188回
吾妻香夜/心交社/Chocolat comics
コミックス『親愛なるジーンへ 2』9月15日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
 NYの弁護士・トレヴァーと元アーミッシュの大学生・ジーンが同居して2年。ジーンはカナダの大学教授が自身のエッセイに興味を持ってくれたことを知る。優しく頼りになる恋人との愛に溢れた暮らしに不満はなかった。でも、NYは故郷ペンシルバニアからたった200マイルの場所でしかない。もっと広い世界を見たい、カナダで学びたいという気持ちは日ごとに募っていった。ジーンの物思いに気づいていたトレヴァーは彼の選択を祝福するが、内心穏やかではいられず……。

 

――作品紹介をお願いします
NYの弁護士・トレヴァーと元アーミッシュの大学生・ジーンが同居して2年。優しく頼りになる恋人・トレヴァーとの暮らしや、友人たちとの学生生活が日常となっていたジーンですが、自身が書いたエッセイがカナダの大学教授に評価されたことをきっかけに、アーミッシュであることをやめ村を出た際の初心に立ち帰ります。
今後の自身の人生を歩みはじめるジーン、そして葛藤を隠しながらジーンを応援するトレヴァーは……。

親愛なるジーンへは、2018年発行ラムスプリンガの情景の登場人物、ダニーの兄・ジーンについての物語です。『ラムスプリンガ~』でジーンは16歳頃に村を出たきり消息不明のままでしたが、今作でその後が描かれています。
今回が第2巻で、『親愛なるジーンへ』は全2巻で完結となります。




――主人公たちはどんな攻×受ですか?
NY州弁護士のトレヴァー・エドワーズ(37歳・攻)と、元アーミッシュで学生のジーン・ウォーカー(22歳・受)です。2巻ではトレヴァーは、大人とはこうあってほしい! と思えるような人物。ジーンは若者のかたまりのような人で、ふたりとも優しい性格です。

――当て馬や重要な脇役は?
物語(トレヴァーの手記)の読み手である甥っ子のジーン。手記を通して伯父のトレヴァーと打ち解けていき、成長をみせます。ある意味この物語の主人公は彼なので、とても重要です。最後あたりにも、読者の代弁みたいなセリフを言ってくれたりします。



――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
しっかりロマンスものとして描くこと。そしてそれだけに終わらず、彼らの個々の人生や価値観、関わる周りの人々も描くことにこだわりました。特にラストにそれが如実に出ていると思います。

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
ひとりでの背景作業に限界が来て、今回はじめて背景アシスタントさんを雇って数ページ程度ですが手伝ってもらいました。ものすごく助かり、そしてラクさを脳と身体が覚えてしまいました。これは麻薬です。

――今作にまつわる裏話はありますか?
トレヴァーの顧客の息子・ライアンを、ジーンが遊びに連れて行くシーンがあります。当初はニューヨーク公共図書館に行き、そこに併設しているブライアントパークにあるテーブルと椅子で休憩するという予定でした(自分が実際に行ったことがあるので想像しやすいため)。

しかし調べていくと、70年代当時のブライアントパークは今の様子とは全く違い、麻薬の売買が行われるような状態だったらしいことが判明。急遽設定場所を自然史博物館に変更し、今のブライアントパークにあるようなテーブルとイスを勝手に置いて休憩スペースを作りました。
うっかり、幼子を危険地帯に連れて行くヤバい主人公・ジーンにしてしまうところでした。



――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
子どもの頃から飼っている猫がついに成人しました。来月10月で21歳で、今日も元気です。

――今、何かハマっていることは?
思い切ってニンテンドーswitch、リングフィットアドベンチャー、フィットボクシングの一式を買い、運動を始めました! 現在3か月経ちますが、順調にホコリを被り始めています。


――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
待ってくれている読者さん方に、はやく読んでもらいたいな~と思ってます。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
最後まで丁寧に描きましたので、楽しんでいただければ幸いです。

担当編集Fより
ついに『親愛なるジーンへ』完結巻が発売です!!
1巻では「1992年現在」に主人公のジーンが登場しませんでしたが、その理由が2巻で明らかになります。

年齢も立場も何もかも違うトレヴァーとジーン。良い影響を与えあい、まるで全てが収まるところに収まったようにも思えた2人。
ですが何気ない教授の一言で、ジーンの中にこのままでいいのか疑心が生まれます。人生の岐路に立たされた、トレヴァーとジーンの選択はもどかしく感じるかもしれませんが、ぜひ脇役たちを含めた彼らの人生選択を最後まで見届けてください。



恋の楽しさから愛しさ故の苦しみ、人と人とのつながりを丁寧に描いた本作。幸せな読後感、満足感を保証します。
こだわりが詰め込まれた吾妻先生の世界をぜひじっくりと堪能してください。

もし未読でしたら既刊『ラムスプリンガの情景』もぜひ読んでください。
主人公ジーンの弟ダニーが登場します!

 

コミックス『親愛なるジーンへ 2

 

 

特典情報

 

◆アニメイト:描き下ろしリーフレット
◆コミコミスタジオ
 ・通常:描き下ろしリーフレット
 ・有償:アクリルコースター
◆とらのあな:描き下ろしリーフレット
◆ホーリンラブブックス
 ・通常:限定イラストカード
 ・有償:複製ミニ色紙
◆協力書店:描き下ろしペーパー
◆電子書店:描き下ろしページ

詳細はショコラ公式HPへ!

 

その他情報



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(C)吾妻香夜/心交社

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コメント1

投稿順|最新順

匿名1番さん(1/1)

親愛なるジーンへ、本当に素晴らしいお話でずっと余韻に浸っています。この作品に出会えて良かったです。多くの人に読んでほしい名作だし、きっと、何度読んでも、何年たっても感動するです。

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