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ヤクザBLは中国でも大ブーム!

2016/01/17 11:53

ヨネダコウ先生の『囀る鳥は羽ばたかない』シリーズがあいかわらずの人気、スカーレット・ベリ子先生の『四代目・大和辰之』がヒット、そしてドラマCD化さ決定、池玲文先生の『媚の凶刃(2)』も発売されました。まさにヤクザBLが大活躍した年度でしたね。

 

実は、ヤクザBLは中国でも常に注目を浴びているようです。

なので、今日は中国のヤクザBL小説を何冊かご紹介したいと思います。

 

 

 

怎見浮生不若夢 (seeter)

「俺」ただのボディガードでないなら、なんなの?

 

2004年に出版され、未だに人気が下がらないヤクザBLの元祖と呼ばれる一作。

 

主人公の「俺」は有名クラブの警備員だったが、ある偶然の事故により、ヤクザ幹部にボディーガードとして起用される。

しかし読みすすめていくうちこの「俺」はただものではないことにあなたは気付きます

「俺」にはどんな過去があったのか?どうして多くのヤクザ首領が「俺」に心を惹かれるか?どうして性的不能になって、最後は誰に心を開いたのか?

(ちなみに主人公は左から二番目で、他の四人は全てヤクザ関係者です。少し「花より団子」のヤクザBL版という感じがしますね。)

 

探偵小説のようで読んでいて楽しいです。

 

 

 

束縛(檸檬火焰)

ヤクザと警察、あり得ないのに萌える


受けは25歳の警察官で、攻めは31歳のヤクザ幹部。正義感のある受けはスパイとして攻めの組織に潜入し、一網打尽しようとした。

真実を知らない攻めは受けのことに恋愛感情を抱いてしまい、受けもそのうちヤクザの攻めに魅力を感じ、自分がしようとすることに疑問を持ち始める

 

受けはそれでも自分も役目を果たしたが、その後財産と大切な部下を失った。そして受けは、警察からなんとか逃がれることができた攻めに会いに行き、想像を絶するリンチを受けるのだった。

ところが攻めも受けを虐待しているうち、受けへの愛が覚めていないことに気付き、ストーリーもハッピーエンドで終わる。

 

こちらの作品以来、スパイ、裏切りやリンチなど言葉もヤクザBLのキーワードになったと言われています。

 

 

 

不能動(風弄)

身代わりの受けも可哀想だけど、愛する恋人を失った攻めも可哀想、死んでしまった受けの恋人がもっと可哀想!


物語はタイトルの不能動(動いてはいけない)というセリフで始まります。受けは自分が、ヤクザの攻めを捕まえるために潜入している一流の殺し屋である、ことを信じていた。

しかし実は記憶を失った攻めの恋人だと伝えられ、疑いながらも攻めのことが好きになるのだった。

 

違和感のある毎日を過ごしながら、受けはある日真実を知ってしまった。自分は、ヤクザに殺された攻めのかつての恋人そっくりに整形され、催眠をかけられていたのだ。受けは、攻めが深く愛していた恋人の身代わりにされたのだ。

しかしその後ストーリーは進み

攻めは最終的に記憶喪失の手術を受けることを決め、受けのことだけを愛すると決めた。

 

一見ハッピーエンドですが、その結末まで至る切ないストーリーが多くの腐女子の心を掴んだ。

 

 

 

難得情深(淮上)

タブーなのに読んでしまう、萌えないのに読んだら燃えてしまう


ヤクザ幹部の父親と16歳下の私生児、一見タブー満載の一作ですが、物語性がとても高く、BLというより読み甲斐のあるライトノベルです。

受けは6歳になるまで父親に会ったことがなく、攻めの愛人であった母親と暮らしていた。母親の死と共に、受けは攻めの父親に引き取られ、一緒に暮らした。息子は母親のように美しく、子供の頃から自分を狙う殺し屋を無言で銃殺できるほどの冷静さを持っていた。

15歳の時、息子は父親と「自分は息子として尊重されたことがない」と言い争いになり、レイプされ、イエール大学に留学することを決意。

2年後、二人はアメリカで再会し、その恋の行方は?!

 

先ほど紹介された三冊と比べ、より新しい文体になっています。しかし、この作品を読むことによって、親子のBLが苦手だったのに大好きになった腐女子も多数存在しています

同じく影響力のある一冊です。

 

 

ヤクザ要素はどうして海外でも受けるのでしょうか?キーワードは「強さ」ではないかと思います。

ヤクザはもちろん、その相手もそれなりに強い人でなければ恋は成り立たないですね。

強くてヤクザと接触がある相手の立候補として、自分の仲間、敵、警察などが挙げられます。このような組み合わせだと、切なくてもなんとかハッピーエンディングで終わるBLも見えてきますね。

 

日本と違い、中国のヤクザBLで登場する主人公の多くヤクザであると同時に、武器売買の大手でもあります。

こちらもかなり興味深い特徴の一つで、武器売買の商人は国の政府上層部や諜報機関と深い関係があるため、あまり摘発されないようです(あくまでもファンタジーですが)。

ヤクザで、商人で、国の暗部とも関係がある!なんとなく格好いいと思ってしまうところもBLと密接な関係がありますね。

 

 

 

 

 

 

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コメント5

投稿順 | 最新順

匿名5番さん(1/1)

BLニュースの中で、私が特に心待ちにしてるのが中国のBLについてだったりします。
ちるちるでしか見かけないなぁと思うから。

どなたが書かれてるのかは分かりませんが、おそらくいつも同じ方なのでしょう。
願わくば、もう少し詳細に紹介いただけたらと…
これ以上のことを知りたくても、中国語となると原文を読める方は少なく、結局何も分からないってことになってしまいます。
せっかくなのに非常にもったいない!

匿名4番さん(1/1)

興味をそそられますね
ただ紹介文がちょっとぎこちない
翻訳ソフトにかけた時みたいな所が…(>_<)

匿名3番さん(1/1)

束縛は面白そう。

父子の話の15歳の時~恋の行方は?!の部分だけだとそれで、どうして恋愛に発展するのか。
父子が言い争いだけでレイプとかわけわからない。ありえない。

他の作品もですけど紹介するのに言葉足りなさすぎじゃないでしょうか。

匿名2番さん(1/1)

この記事に限らす、どの記事も誤字脱字がひどいんですが…
なんとかしていただけませんか?

匿名1番さん(1/1)

読んでみたい…
誰か翻訳して…

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