BLニュース

王道好きにはオススメです!

みなさんが最近ハマった漫画は何ですか?
絵がきれい、作家が好き、キャラが好き、ストーリーが好き、など好きになるきっかけはたくさんあると思います。
最近は、表紙もおしゃれになって、王道なんだけど、王道ストーリー作品に見えないものが多くなってきましたね。
微妙に細分化しつつあるようにみえる王道作品ですが、今回は、私が最近読んだ中でヒットした作品を紹介していきます。私が好きなハッピーな王道ものばかりです!


おしゃれだけど王道！
『ハングアウトクライシス』おわる

これはもう表紙からも帯からも気になった作品でした! CPは、ノンケ×ノンケの大学生同士です。

王道ポイントは、物語の途中ですれ違いが生じるもハッピーエンド! すれ違い期間も短く、読んでいてムズムズしなかったです。小説と違い、漫画はストーリーが短くなりがちですが、この作品は違和感なく話が進んでいき、きれいに完結しています。描き下ろしまでとても楽しめた作品でした!

ノンケ同士、友達同士だったのがいつのまにか好きになって…というのはBLでは王道だと思います。私は長編が苦手なので、読み切り型になっていて、さらに話がまとまっているこの作品は本当にヒットしました。

個人的に好きだったのは、強気受けです! 意地っ張りでツンデレな受けが俺様攻めにほだされるところ、エッチなシーンでは快感にゆがむ受けの表情など最高でした。絵もすごくきれいなので細かいところまで楽しめました。

当て馬役だった攻めの子も幸せになって欲しいので、その子メインの話も読みたいなと思っています!


さわやかだけど王道！
『ちいさな島のやさしい恋』麻倉カムイ

なぜか最近、私が手にする漫画はデビュー作品ばかりな気がします。この作品も麻倉先生の初コミックスです。表紙がさわやかで、BLっぽさがあまりありません!

王道ポイントは、『ハングアウトクライシス』と同じで、物語の途中ですれ違いが生じるもハッピーエンドなところです。2人がくっついたと思ったら、離れ離れの危機! もちろん丸く収まるので安心です。
途中で受けの過去の話が出てきますが、物語の前後関係もはっきりしていて違和感なく読み進めることができます。今と昔の話が前後すると、どうしても頭がごっちゃになりがちですが、この作品はきれいにまとまっているため読みやすいです。

個人的なヒットポイントは、絵が可愛い! 特に受けのショタ時代の絵がとっても可愛かったです。ちょっとゆるい感じで、線のシンプルさが良かったです。

そして受けのお父さんが、同時収録作ではメインCPの受け! 親子そろって受けでした。
お父さんも天然ですごく可愛いキャラです。この話ではくっつかなかったので、攻めとくっついてさらに後日談! みたいなのも読んでみたいです。

王道中の王道！
『すき キライ…好き。』みなみ遥

みなみ先生といえば、安定した絵とエロエロさ! 個人的に、かっこいい攻めと可愛い受けに定評があると思っています。

王道ポイントは、再会した幼なじみ。攻めがすっかり変わり果てていて、攻→→受状態が続きます。攻めの好き好きアピールがなくなって、やっと自分の気持ちに気付くところも王道ではないでしょうか。

個人的なヒットポイントは強気受け! なかなか素直になれない受けがとっても可愛いです。高校生の制服もいいですよね。
また、甘いシーンになるのかな? と思いきやコミカルになったりと、読んでいて楽しいのもみなみ先生ならではだと思います。

受けの気持ちをちゃんと考えているけど、受けが可愛くて我慢できない! といった攻めの様子が等身大の高校生っぽくて素敵でした。

お仕事中だけど王道！
『営業二課っ!』金井桂

私がこれまで読んできたBL作品は、ほとんど高校生や大学生、専門職のCPが多く、リーマンものはなぜかあまり読んだことがありませんでした。リーマンだからスーツ萌えかな? と初めは軽い気持ちでしたが、読み終えるとリーーーマン最高!! リーマン好きにはたまらないと思います。

王道ポイントは、終始ラブラブモード。両想いが判明して正式に付き合うのはコミックスのほぼ最後ですが、読み始めてすぐ「これは両片想いだろうな!」と思っていました!
ゲイである後輩(受)が好きになった先輩はノンケ(攻)だったので受けが身を引くシーンがあり、ここも王道ポイントだなと思いました。

個人的ヒットは攻めがかっこいい! スーツ姿の働く男! こりゃ受けも好きになるわけだ…と思いました。男同士の恋愛っていいなと改めて確認できた作品です。シリアスもエッチもコミカルもあってサクサク読めます。新垣樽助さん×寺島拓篤さんでドラマCD化もされているのでそっちも気になりますね!

これだけで1冊読み切り作品となっていますが、アフターストーリーのように続きも読みたいと思いました!


最後に
どちらも展開の読めるス―パー王道コミックスですが、1冊できれいに完結していて大満足間違いなし!
漫画はサラッと読めるので、小説からリフレッシュするのに最適です。王道好きな方やハッピーエンドが好きな方には特におすすめです! 気になった方はぜひ読んでみて下さいね。

記者　みこりん