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ガチムチ系ゲイ雑誌「G-men(ジーメン)」休刊への思い

2016/03/04 13:43

ガチムチ系ゲイ雑誌G-men(ジーメン)が241号-最終号(2月20日発売)をもって休刊となりました。今回の休刊発表を受けてG-men連載陣や過去に連載した作家からコメントが寄せられましたが、それぞれ感謝の思い、複雑な思いがあるようです。

そして3月3日ひな祭りの日、「G-men(ジーメン)」について熱く語る2つのコラムが異なるサイトで掲載されたのです。

元『Badi』編集長 のマーガレットさん
『G-men』、休刊!『ジーメン』と『バディ』の誕生秘話。 実は、この二誌は血を分けた兄弟だった!いや、まさしく姉妹誌(笑)。


元『SAMSON』編集員サムソン高橋さん
「ゲイ雑誌の時代?G-men休刊が示唆するものとは?」


です。
それぞれの視点から最盛期だったころのゲイ雑誌への思いが忌憚なく語られています。

このお二人のコラムを見ると、当時の鉄火場のような編集現場の光景が浮かんでくるようです。
特に二人のコラムは、雑誌のキャッチフレーズについての応酬がおもしろい!

サムソン高橋さんは

いまでは「ガチムチ」という言葉に完全に置き換わってしまったが、「スーパーガッチリ=SG」なる新語を打ち出したの も鮮やかだった。当然、「なにデブが余計なプライド持ってやがんだ」という非難もあったし、おおむね今でいうと「スーパーガッチリw」みたいな半笑いで迎 えられたのだが、そこには大見得きってはったりかますような、雑誌というメディアならではのダイナミズムがあったのだ。
これらに対してもちろん私は冷ややかな態度で、当時の『サムソン』誌上で大いにおちょくらせていただいたのだが、大いに刺激も受けていた。1997年から2002年までの『サムソン』は、私の一方的なライバル心で無駄に充実していたと思う。おそらくその頃がゲイ雑誌が一番面白かった時代だ。


と回顧すれば、マーガレットさんは

この新キャッチフレーズ。その頃、『サムソン』編集部にいたサムソン高橋氏からは、徹底的におちょくられた。執念深い性格なので、この時のことでいまだに私はサムソン高橋のことが大嫌いなのである(笑)。まだ根に持っているので、積年の恨みを晴らすべく、アイツが買った家に火をつけにいってやろうといまも計画中である。でも、アイツのことだから、火災保険で焼け太りしそうであるが(笑)。


と応酬しています。

G-menは1995年4月創刊、田亀源五郎氏が立ち上げメンバーに参加。後の「ガチムチ」につながる「SG(スーパーガッチリ)」という単語を生み出すなど、体育会系を好む男性同性愛者向けの雑誌として、当時は非常に新しい視点でした。

『薔薇族』『アドン』『さぶ』『サムソン』『G-men』『バディ』『ザ・ゲイ』の7誌が乱れ咲きしていたゲイ雑誌ですが、紙媒体のゲイ雑誌は『バディ』『サムソン』を残すのみとなっています。

『G-men』はゲイアプリや、インターネットを中心とした活動を中心に、不定期で刊行物を出していくそうです。

コメント2

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ほんと何年もジーメンとか買ってなかったわ……やっぱり高いんですもの…

匿名1番さん(1/1)

薔薇族ってもう無いんだね。昔はゲイの雑誌と言えば薔薇族だったのに。インターネットが普及してなかった高校生の頃、怪しげな本屋に友達と薔薇族とさぶをこそこそ立ち読みにいったなぁ……(笑)
バディサムソンは頑張ってほしい。

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