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BL+猫=萌え∞!猫好きにはたまらないまふまふ猫コミック 4にゃん

2016/03/12 08:38

notネコ but猫!擬人化からリアル猫まで

近頃、動画サイトやSNS上で大人気のお猫さま。男女問わず多くの人に好かれている猫ですが、受けのことをネコと表現したり、猫系男子・犬系男子といった例えに使われるなど、BL界でも何かと馴染みの深い存在ですよね。

かくいう記者も猫2匹と生活を共にしており、日々その魅力に悶えている次第です。今回は、そんな記者が独断と偏見で選ぶ猫BLをご紹介したいと思います。


きゃっつ~四畳半ぶらぶら節~/羽生山へび子

其処は大江戸、柳町。
煩い大家の長屋の一角に住まうは、仕事もせずぶらぶら過ごし、隙あらば色仕掛けしてくる居候・弥源治と、そんな弥源治を養う人気魚売りの清二だ。
けれどある日、弥源治が子猫を拾ってきて?

これぞ猫×猫のガチ猫BLだ!ということで、まずご紹介するのは羽生山へび子先生の『きゃっつ~四畳半ぶらぶら節~』です。
長い長いBL史においてもなかなかないであろう本気の猫BLである本作、『きゃっつ』というタイトルの通り登場人物はほぼ全て猫。ちなみに例外はたぬきで、人間は影も形も出てきません。

しかし、「イロモノだと思っていると大火傷するぞ」と断言できるほど、中身はギッシリ詰まっています。
猫、それも江戸という奇想天外な世界観と羽生山先生の持ち味がぴったりとフィットし、ついほろりときてしまうような極上の人情ものに仕上がっているのです。その物語の重厚さは、そっくりそのまま時代劇として放送しても違和感がないと思えるほど。

登場人物たちもとても魅力的で、子猫のぼんのあどけないかわいさは必見!
もちろん清二と弥源治のやり取りや表情の艶っぽさはBL的にも非常に楽しむことができ、今後二人の抱えている過去が明らかになるのが待ち遠しくてなりません。
BL初心者さんや時代もの作品がお好きな方には是非一度手に取ってみてほしい作品です。


センチメンタルガーデンラバー/小椋ムク

野良猫のフジは名前をつけてくれた優しい人間の比呂が大好き。
ずっとそばにいたいけれど比呂のところには時々くる恋人らしき男がいた。
最近その男が比呂に乱暴するようになったのをフジは知っている…。
でも猫だから何もできない…比呂を守るカラダが欲しい。
神様、比呂を包みこめる大きな手をください…!

猫BL2作目には、小椋ムク先生の短編集を選ばせて頂きました。
小椋先生の繊細で柔らかな筆致とハートフルなストーリーが非常によくマッチしていて、昼下がりの陽だまりのようなぬくみのある作品です。
作中にちらちらと垣間見える野良猫たちの暮らしぶりや猫同士が会話しているシーンなどは、眺めているだけでもついにやにやしてしまいます。

野良猫のフジが大好きな人を守るため人間の姿になりたいと願う姿がとても健気で、その一生懸命さに心があたたかくなります。
同時収録の野良猫・シマのお話もとってもかわいらしく、とにかくフジ、シマ2匹のひたむきさに「尊い…」以外の言葉が出てきません

2匹が人間の姿になれた理由やその後のことは詳しくは触れられないので物足りなく感じる方もいるかとは思いますが、そこはBLマジックということで記者は特に気になりませんでした。愛の力って偉大。
実際に自分の家の猫がこんな風に健気な想いを抱えていたらと考えて一瞬胸が熱くなりましたが、名前を呼んでもぴくりとも反応しない我が家の猫には無縁の妄想でした。


ネコにさよなら/チョコドーナツ

人目を気にしてばかりいるサラリーマン赤井(あかい)が気まぐれに拾った白い猫が、なんと人間に変身!!
飼い主を探したいというのだが、人間になっても出来ることは猫並み。
同情心から仕方なく始まった共同生活だが、純真無垢な猫の明るさに、赤井の心もだんだんと変化してゆく。
そして一匹の小さな猫が巻き起こした小さな波紋は、周りの人達へと少しずつ影響を与えて、新たな一歩へと導くのであった。

3作目は、チョコドーナツ先生2冊目のコミックス『ネコにさよなら』。前作『友人が勇者』とはまた少し違った切なさを味わわせてくれる猫BLコミックです。

こちらの作品、何と言っても表紙の色合いと雰囲気がとても素敵。見ているだけで幸せな気持ちになれる気がします。
本編もこの表紙と同じように淡いタッチで描かれており、『センチメンタルガーデンラバー』同様自然とほっこりさせてくれます。

ただ、お話自体は非常に切ないです。切ないのですが、その切なさがゴリ押しするような類のものでなく、しっとりと心に沁み渡っていくような静かなものなので、後味の悪さのようなものがありません。

猫でありながら人の姿を得たシロと、そんなシロとの出会いに変えられていく赤井。赤井との触れ合いの中で、シロもまたそれまで知らなかった様々な感情を覚えていきます。間違いなく「愛」を描いた作品ではあるのですが、BLというよりは主人公(攻め)である赤井の成長物語という色合いが強いかもしれません。

しかしながら、互いに思い悩みながらも距離を縮めていく赤井とシロの姿には心を揺さぶられます。猫好きの方にはぜひ一度読んでみて頂きたい1冊です。


東京心中シリーズ/トウテムポール

TV業界に入りたての新米AD、宮坂絢(みやさか けん)は厳しい先輩ディレクター、矢野聖司(やの せいじ)の下で働くことになる。
現場は厳しく、悪態と暴言は当たり前、こき使われた挙げ句に辞めることを考えるが、ある日、映画の話をする矢野が見せた笑顔にふと魅せられて…。
男同士で!? 上司と部下で!? 問題だらけの恋愛は、一体どこに向かうのか??

こちらはある意味番外編のような気持ちで選ばせて頂きました、『東京心中』シリーズ。
前3作はメインカップルの片方(両方)が猫だったのに対し、こちらの猫要素は作中に登場する半野良(?)の黒猫さん。人間にもならなければ大っぴらに喋りもしません。

今作はADの宮坂とディレクターの矢野さんという上司と部下の恋愛を描いたワーキングBLですが、宮坂が矢野さん(仮)と名付けた黒猫が準主役と言っても過言ではないほど出張ってきます。この矢野さん(仮)がとにかく滅茶苦茶にかわいい

部屋の隅っこの方からこちらをじとっと見ている様子や常にどこかむっとしている表情など、猫と暮らしている人は思わず頷いてしまうような仕草が満載。そして、そんな矢野さん(仮)に逐一話しかける宮坂にも「つい話しかけちゃうんだよな、分かる」と全面的に同意してしまいます。

巻を増すごとにどんどん矢野さん(仮)の出番も増えていっているような気もしますし、もう『東京心中』は矢野さん(仮)なしには語れないというレベルまで来ているのかもしれません。それくらい存在感を放っているので、猫ありきの生活系BLを楽しみたい方におすすめ


いかがでしたか?
巷には空前の猫ブームが到来しているようですが、猫がかわいいなんてことは今更語る必要はないのではないかと記者は考えています。そんな猫好き記者チョイスによる様々な猫BLをお送りしました。


記者 星野

関連作家・声優

コメント2

投稿順 | 最新順

全てチェック済みでした( ;∀;)
でもこーゆー記事でもっと猫BL増えると嬉しいでっす!!
猫に限らずケモミミBLが個人的に大好きなので増えると嬉しいなぁ!!

匿名1番さん(1/1)

トウテムポールさんノーマークでした…!!
もっと猫BL増えろ~( 〃▽〃)
楽しい記事をありがとうございました(=^ェ^=)

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