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公開当初から物議を醸したゲイ映画『ストーンウォール』が今冬日本で公開

2016/09/04 12:55

「ハリウッドによって壊された物語」と称される事実を基にした問題作


映画『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』の監督ローランド・エメリッヒによるゲイ映画『ストーンウォール』が今冬日本で公開されることが決定しました。
今作は1969年に実際に起きゲイ権利運動の発端となった「ストーンウォール事件」を題材としており、抑圧されていたLGBTの人々が社会に対し反抗する様を描いています。

題材となっている「ストーンウォール事件」とは、ニューヨークに存在していた「ストーンウォール・イン」というゲイバーで起きたLGBTの人々による反乱のこと。
当時「ストーンウォール・イン」のようなゲイバーはしばしば警察による踏み込み調査の対象となっており、私服警察による囮調査なども行われ、店を訪れていた人々は泣き寝入りするしかないような状況だったようです。

そんな中、事件の起こった1969年6月28日だけは、そうした警察による踏み込み調査に対し店の外にいた群衆たちが初めて真っ向から抵抗したのだそうです。人々は店に立てこもった警察目掛け石や硬貨、酒瓶などをしきりに投げつけ、LGBTによる小さな反抗はやがて自らの権利を主張する暴動へと発展。
現代史上初のLGBTによる反乱は6日間ほど続き、後世まで語り継がれることとなりました。


しかし、そうした称えるべき歴史的事件を題材にした今作は、去年の全米での公開当初より多くの人々による非難を受けました。
というのも、この事件を牽引し反乱のきっかけとなったのは黒人などの有色人種やトランスジェンダー、レズビアンの人々であったとされているにも拘わらず、映画の中で主役として描かれているのは白人の男性。こうしたヒーロー役の「書き換え」により、海外では去年の公開当初からLGBTによるボイコットが提唱されました。

「事実と違う」「実話にインスパイアされ、ハリウッドによって壊された物語」との批判的なコメントが数多く寄せられ物議を醸した今作ですが、日本で海外のゲイ映画が公開されることはそう多くないので、気になった方は是非劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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コメント1

投稿順|最新順

エメリッヒ監督はホームレスの四割がセクマイという話にショックを受けて今作の制作を始めたと聞きました。そう考えるとセクマイのために作ったのに身内から批判されるというのは気の毒な気が…。
白人男性とそれ以外のLGBTとの確執みたいのは日本人にはあまり関係が無いので、近くでやるんだったら観たいなあと思います。
にしても警察が味方にならないとなると自分たちで武器を取って戦わなくちゃいけなくなるし、恐ろしいことですよね。

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