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重厚な読み応え… 本格派海外翻訳BL「モノクローム・ロマンス文庫」5選

2016/09/13 17:32

2018/03/01 17:32

洋画・海外ドラマ好きにオススメ!!

最近、洋画や海外ドラマが流行っていますが、そのテイストをBLでも味わえるのが今回ご紹介するモノクローム・ロマンス文庫。 新書館の小説レーベルのひとつで、主に英語圏のBLであるM/M小説を日本語に翻訳した作品がラインナップされています。モノクローム・ロマンス文庫の魅力は、なんといっても作りこまれた重厚な物語。BLでもあるけれど、本格的なミステリやヒューマンドラマなど、読み応えのある作品が多いのです。

舞台はアメリカの雄大な自然や、ニューヨークなどのスタイリッシュな大都市で、海外モノならではの雰囲気。そんな物語に登場するのは、まさに洋画の俳優のような、クールでかっこいい芯のあるキャラクターたちで、男らしいキャラクターがたまに見せる弱さや影の部分にキュンときたりもします。 カップルは攻め受けはっきりというよりは、対等であろうとするバディのような関係。そのせいか、たまにリバることも。

洋画・海外ドラマが好きな人、刑事ものやバディもの、ミステリが好きな人にぜひオススメのレーベルです。サクッと読める小説より、読み応えのある濃い世界観にどっぷり浸かりたい人や、本は厚ければ厚いほど良いという活字中毒にも!? ではそんなモノクロームロマンス文庫からオススメ作品を5作ご紹介します。

共に生きられない二人が紡ぐ運命の物語
『アドリアン・イングリッシュ』シリーズ
著者:ジョシュ・ラニヨン/イラスト:草間さかえ
<あらすじ>
LAでミステリ専門の書店を営みながら小説を書くアドリアン・イングリッシュの元をふたりの刑事が訪れる。従業員であり友人のロバートが惨殺されたのだ。前日レストランで口論して別れたアドリアンに、殺人課の刑事・リオーダンは疑いの眼差しを向ける。調査に乗り出したアドリアンだったが、犯人の深い憎悪と狂気はやがてアドリアンに向かう。彼の危機に飛び込んで来たのは!?

まず一作目は、モノクロームロマンス文庫の看板作品である「アドリアン・イングリッシュシリーズ」。 書店オーナーでゲイのアドリアンと、ゲイであることを認められない刑事・ジェイクの5巻にわたる読み応えのあるミステリです(完結済)。著者のジョシュ・ラニヨンはもともとゲイ・ミステリ作家で、ミステリのレベルは折紙つき。
強く惹かれ合いながらもなかなか共に生きられない不器用な二人の手に汗握る展開に、続刊が待ち切れず原書を読み始めてしまったという人もいるほど、ハマる人はハマりこんでしまう、魅力的な物語です。


えっ!? お前が運命の相手!?
『狼を狩る法則』シリーズ 
著者:J.L.ラングレー/イラスト:麻々原絵里依
<あらすじ>
狼で獣医のチェイトンは「メイト」に会える日を子どもの頃から楽しみにしていた。メイトは、会った瞬間にわかるんだ。そんなある日診療所に一匹の狼が運び込まれ、チェイの心と体が反応する。この感覚、間違いない、ドアの向こうに運命の相手が。しかしそこにいたのは傷を負った美しい男だった。

同じくレーベルの看板作品『狼を狩る法則』から続く「With or Withoutシリーズ」。この作品は、オメガバースのもとになった狼の習性を元にした人狼の物語で、メイトという運命の相手がいる設定になっています。BLでも定番のシチュエーションで比較的読みやすいと思います。海外で人気の人狼という設定ですが、なんと本当に狼になって駆け回るシーンも! これが意外と無邪気でかわいい。連作形式で一作ごとにメインのCPが違うので、巻ごとにそれぞれ楽しめるのもいいですね。ケモナーの方、オメガバースが好きな方にオススメです。


大自然の中でゆっくり育まれる愛♥
『ロング・ゲイン~君へと続く道~』
著者:マリー・セクストン/イラスト:RURU
<あらすじ>
ひとりぼっちの生活を送るジャレドの前に、気の合うマットが現れた。友情と愛情の狭間に悩むふたりだが……。コロラドの小さな町コーダで、親の店を継いで働くジャレド。小さな町で、ゲイとして生きるのは簡単ではない。トラブルをおこさないように静かに暮らしながら、自分はこのままひとりで生きていくのだろうと思っていた。マットが目の前に現れるまでは。

続いての『ロング・ゲイン~君へと続く道~』は、コロラドの雄大な自然の中で育まれる友情と愛の物語です。田舎町で一人で暮らすゲイのジャレドと、引っ越してきた警察官・マット。二人の関係がゆっくり友情から愛情に移り変わっていき、ゲイに不寛容な田舎で愛を貫くためにときに周囲と戦ったりしながら、信頼を得て関係を育んでいく姿はまさにスローライフでほっこり。じっくり丁寧に関係性の変化を追うのが好きな方向け。


忘れられない恋に戸惑う大人の男たち
 『フェア・ゲーム』 
著者:ジョシュ・ラニヨン/イラスト:草間さかえ
<あらすじ>
シカゴの大学を舞台に繰り広げられる、甘く激しい男たちのミステリー・ロマンス、開幕。犯人の銃弾はエリオットの膝をプライドとともに粉々に打ち砕いた。 そして失意のエリオットに対し、相棒で恋人のタッカーは冷たく背を向けた――。17ヵ月後、教員として大学勤務につき、次第に落ち着いた生活を取り戻しはじめていたエリオットは、学生の失踪事件の調査を依頼される。捜査協力するFBI捜査官を前に彼は目を疑った。そこには一番会いたくない、けれど決して忘れられない男、タッカーの姿があった。元FBIの同僚と大学教授のミステリー・ロマンス。

4つ目の『フェア・ゲーム』は、『アドリアン・イングリッシュ』シリーズと同じくジョシュ・ラニヨンの作品ですが、こちらは少しアクションより。ケガをしてFBIをやめ、彼氏とも別れたエリオットが巻き込まれた事件のさなか、元カレに再会してしまうところから物語が始まります。FBIの捜査官同士のハードボイルドな関係で、アク ションシーンもかっこよくこなす男たちが忘れられない恋に右往左往する姿はたまりません!


NY発ドタバタセクシーコメディ!
『恋のしっぽをつかまえて』 
著者:L.B.グレッグ/イラスト:えすとえむ
<あらすじ>
とびかう会話とアルコール、カメラのフラッシュ、半裸のバーテンダー。狂乱のギャラリーでのパーティの翌日、従業員のシーザーが目撃したのは、解除されたセキュリティ・システム、消え失せた1万5千ドルの胸像。そして腕時計をあそこに巻き付けられて全裸でトイレに転がる、売り出し中の俳優で元恋人シェプの姿だった!! いったい何が起こってる!? 混乱するシーザーはうさんくさくも魅力的な捜査官・ダンとともに調査にとりかかるが――!?

最後は少し趣向を変えた作品をご紹介。『恋のしっぽをつかまえて』はコメディタッチのミステリです。彼氏と別れたばかりのシーザーは、勤めているギャラリーでの盗難事件に関わり、イケメン刑事と一緒に捜査することになってドキドキ!? という、親しみやすい定番の展開の作品。一方で、舞台はニューヨークのアートシーンで、きらびやかな見た目に反して業界は変人ばかり。
ハチャメチャなパーティや、全裸で倒れて いる元カレ、クローゼットの中でのあんなことこんなこと……めちゃくちゃな展開もニューヨークならアリかも!? と思わせる、スパイスが効いた作品です。

以上、5作品ご紹介しましたが、いかがでしょうか。洋画やドラマのかっこいい男二人がもし…そんな物語があったらいいのに…! と言う女子の夢をかなえてくれるモノクローム・ロマンス文庫。よくあるBLじゃ満足できない! もっと濃い世界観にどっぷり浸かりたい! という方、読書の秋に、挑戦してみてはいかがでしょうか。

記者:みかん

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アドリアン.イングリッシュのシリーズは、事件を紐解くスリルや、人間関係の難しさや、唯一無二の相手だと自覚しながら、ゲイである事をオープンにできない相手との切ない恋愛模様など物語としても、ほんとに深くでもユーモアもあって読み応えのある作品で大好きです。フェアゲームの2人も男のプライドや色々な感情ですれ違った中で事件に関わる事でお互いの思いをぶつけ合って〜と、この2人も凄く好きです。どちらのシリーズも人物が魅力的です。(周りの人たちも含めて)^ - ^

一番好きなのは狼を狩る法則のシリーズですが、翻訳読んだことないけどって方にはロング・ゲインが読みやすいかなぁと思います。
ゲイの恋愛や生活の難しさ、カミングアウトなどの話がうまく一冊に纏まっていて。
ロング・ゲインとフェア・ゲームは今年中に続編も出るようですしね(*^^*)

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