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地雷?大好物?ニッチでディープなリバの世界へようこそ

2016/09/22 08:32

2018/03/01 08:32

リバ厨がリバについて本気出して考えてみた

リバーシブル、通称リバ。

多くの人がその存在を知りながら、地雷一覧にも数えられるほどのニッチな趣味です。カップリング固定派からは親の仇のように忌み嫌われる存在でもある一方、特殊趣味の中では比較的見かける機会が多い属性といえます。
あなたはリバが地雷ですか? それとも大好物? 軽いリバは好きだけど……という人も多いはず。

今回は三度の飯よりリバが好きな筆者がディープなリバの世界をご紹介したいと思います。



定義
「今夜はっ、俺に抱かせてください!」「だが断る」

そもそもリバとはなんなのか。

BLには攻めと受けがいて、それぞれセックスにおいて「上」と「下」の役割を担っているわけですが、この役割は基本的にずっと固定されたまま。

しかしながら、この固定されているはずの役割分担をひっくり返してしまおうというのがリバなのです! なかなか冒険野郎ですね。

つまりA×BならAが攻め、Bが受けと固定されているはずなのですが、Aが受け、Bが攻めにジョブチェンジすることもある。

そんな当たり前のこと知ってるよ! と思ったかもしれませんが、突き詰めていくと実はけっこう奥が深いのです……。

リバの魅力 
「だって大好きなんだもん…っ」

リバの魅力といえば、なんといってもお互いに対等な関係であることが一目見てわかることでしょう。
仲が良ければお互いに対する信頼感の表れや、ケンカップルなら拮抗した力関係という風にも見れます。

また、お互いに抱きたい・抱かれたいと思っているというところに、相手に対する盲目さも垣間見えて良いですね。

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では次に様々な角度からリバを見ていきましょう。

攻め/受けの比率
「お前にできんの~?」「お、俺だって男だし…!!」

A×Bが前提だが、一部B×Aの要素がある

一般的に想定されているリバはこういうものでしょう。
二次創作では「ABA」という形で表記されるものですね。AB寄りのリバ、AB前提のBAと呼ばれます。A×Bのカップリングを基準として逆転させるわけです。

一方で、このタイプのリバは「BAB」は別のカップリングとして数える場合も多い。
つまり「BA前提でたまにAB」と、「AB前提でたまにBA」は厳密には別モノなわけですね。
ABA派とBAB派ではやはり解釈が違いますから、深刻な派閥間対立を招きかねない問題です。

もう一つのパターンは、こうなります。

AB、BAどちらか寄りではなく、どちらも同じくらいの比率 

残念ながら、これを表す言葉は現在のBL業界には存在していません……。
一番近い言葉で「完全リバ」でしょうか。しかし、セックス描写がない作品になると表現するのが難しくなります。

二次創作ではコンビタグ、もしくはABとBAのカップリングを併記する場合が多いです。中にはこの「同じくらい比率リバ」専用のカップリング名がある珍しいジャンルも。

同軸/別軸
「大丈夫怖くない優しくするから」「怖い!」

同軸リバ

もしかしたらこの言葉を聞いたことのない方もいらっしゃるでしょうか。
「同軸」とは、「世界軸」が同じということです。つまり、ABの現象と、BAの現象が同じ世界線で起こるということですね。

別軸リバ

「同軸」と反対に、ABとBAは世界線が違う、つまり違う世界の出来事というわけです。
基本的に二次創作でのみ使われている気がします。いわゆる「逆カプもイケる」という状態に近いかもしれません。

これらの概念は、主に二次創作での自分のカップリングに対するスタンスを表すときによく使います。便利な世の中になりました。
最初に発明した人は表彰されるべき。

セックス描写の比率
「最後までやるなんて聞いてない……!」

同軸リバ(完全リバ)

先ほど挙げた「同軸リバ」という言葉。セックス描写の比率を表すにも使われます。
これは一体どういう意味かと言うと、「この作品(あるいは自分の世界観)の中でA×BのセックスとB×Aのセックス、両方最後までやるよ」ということなのです。お互いに突っ込み突っ込まれる関係ですね。

たいていの作品は、AB、BA両方のセックス描写があることは少なく、どちらか片方がメインになり、もう片方は匂わせる程度の場合が多いです。それと区別するために、「同軸リバ」という言葉が生み出されたのでしょう。「完全リバ(完リバ)」という言葉も使われます。

同軸リバはBL全体からみるととても少ないですね。見かけたら貴重な存在です。ぜひ保護してください。

ではよく見かけるタイプのリバのセックスはどうなっているのでしょう?

A×Bのセックスだが、受け攻めを逆転する要素もある

「受けが攻めの乳首やアナルを愛撫する」とか「攻めが喘ぐ」とか「攻めのお尻に何かしらつっこむ」などなど、普通想定される攻めと受けの役割をはみ出すような行為がある場合、リバに寄っていると考える人が多いようです。
つまり、完全に突っ込み突っ込まれる関係ではなく、その一歩手前でとどまっている状態ですね。

このようにリバの度合いを考えてみると、A×BもしくはB×Aが前提で少し逆の要素があるものがライトなリバ、「同軸リバ」や受け攻めの割合が同じくらいのリバがディープなリバだと言えそうです。



しかしながら、長ーいA×B作品の中で一回だけ、B×Aのセックスがある場合。
セックス描写はA×Bのみだけど、しょっちゅうB×Aの展開になる場合。
こんな場合だとリバ度の高い低いは難しいですよね……。

また、「別軸」は果たしてリバなのだろうか? という考え方もあります。カップリングが逆転するという要素が同じ世界にあるわけではないですから。

カップリング固定派からするとA×B作品で少しでもB×A要素があるのはイヤ! という方もいるかと思いますが、一方でリバ好きからすると、リバだと思って買った作品の描写がライトでちょっとガッカリしてしまうこともしばしば。
特に同軸リバ好きの筆者からするともっとリバってくれ!! と常日頃から叫んでいる状態です。

しかし、攻めと受けという役割はBLの根本的な特徴。
リバを突き詰めていくとと受けと攻めという概念が無くなってしまいます。受け攻め全く同じ比率のリバを表す名前がないのは、ある意味当たり前のことなのかもしれません……。
BL宇宙の法則に逆らっているリバですが、それでもやめられない業の深さを感じます。

もしかしたらリバと受け攻めの法則の間を彷徨っていれば、そのうちBLの真理が見えてくるのでは……!?

記者:みかん

コメント7

投稿順|最新順

自分は商業BLを選ぶ時の基準が大体「こんなタイプの攻・受が読みたい」なので、リバにはあまり心惹かれないかなあ。
リバになってしまうと、読みたい攻と受ではなくなってしまうので。
例えば、自分は年下攻が好きなので、リバ有だと「年下攻と年上攻のエロ、両方読めて嬉しい」よりは「年下攻のエロが2回読みたかった~」と思ってしまう。
二次創作だと「AとBのキャラが好き」→「AとBが絡んでる話が読みたい!」ってなるので、別軸リバは有り。
そして自分の場合は「○○先生の描いた攻のAが読みたい」「△△先生の受キャラなAが好き」と、書き手によってタイプが分かれるので、二次創作でも同軸リバはあまり読まない感じかな?でもそれは読めないことはないので、リバが地雷とまでは行かないです。

因みに、今まで読んだ中でがっつりリバがあった唯一の作品は、内田一菜(一奈)さんの「僕はこのまま帰らない」シリーズかな^^;ネコ同士、タチ同士のリバップルに、NTRや確かモブ要素もあり、今思えばはかなりカオスな作品でしたね(特に終盤の方)

攻防戦もいいですが、もっと気軽なリバがたくさん読みたいです。
じゃんけんやゲームの勝敗でその日の上下を笑いながら決めて欲しい…
わちゃわちゃして…!!笑

前にあったリバについての考察記事に似てる気がしてならない

気持ちよければ攻めたい!責められたい!って観点でのリバ大好きです。
精神面だともっと攻め受けぐずぐずの方が楽しいなあ。
受け攻めの概念が…と最後の方で触れてますが、受け攻めの概念が無いくらいのリバはいいですね。
でもそうなると表記が難しいんですよね…リバ地雷の人の為にもしっかり表記しなきゃいけないし。

何かAとかBとか講義を受けてる気分(笑)
分かりやすくて勉強になりました!

リバって言ったら、まずは村上左知先生の「ルールそのいち」かなと思ったのですが、
全然触れてないんですねぇ。

あと思い浮かぶのは、 水城せとな 先生の「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」
日高ショーコ 先生の「初恋のあとさき」も入るのか?

そもそも攻めと受けが固定的って、もったいないなぁって思ってしまうんですけど。
リバができるのは男性同士ならではですもの。

私もリバは大好きです。
一番読みたいのは、上記記事で言う所の「完全リバ」「同軸リバ」ですが、なかなか
そういうものはありません。
ありがちなのは、いわゆる「攻めx攻め攻防」系で、何かバトルがあって「負けた方」が
「イヤイヤ」受けに回るパターン。私はコレに食傷気味です。
好き合ってるならバトルするなよ、なんて思っちゃう。
あとは、AがBとの行為では攻めだけど、Cとの行為では受けになる、というような
一人リバとでもいうのかな、そういうパターンは嫌いではない。
要は、攻めの快感と受けの快楽、その両方を知る柔軟な男達の、溶けて蕩かす関係。
そういうリバが読みたいです。

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