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アメリカ腐女子にも大人気！映画『スター・トレック BEYOND』10/21公開


海外BL(スラッシュ)の火付け役ともなったSFドラマ『スター・トレック』シリーズの映画最新作『スター・トレック BEYOND』が10月21日(金)に公開されます。

宇宙船「エンタープライズ号」で未知の領域を探索する旅の最中、遭遇するピンチに……。アメリカ腐女子に一番人気のカーク船長とスポック副長がメインキャラであることは勿論ですが、最新作『スター・トレック BEYOND』で特に注目したいのは宇宙船の操縦士を務めるヒカル・スールー。
なんと今作で、スールーに同性パートナーがいるという設定が加えられたのです。過去作品で、娘の存在は明らかになっていましたが、優しい夫としての一面が、初めて披露されるのだとか。

『スター・トレック』は、地球から貧困や戦争などが根絶され、見た目や無知からくる偏見や差別が存在しない未来の世界が描かれています。
しかし、映画評論家の町山智浩氏は出演したラジオ番組で、これまでのシリーズの設定の先進性を称えながら「『スター・トレック』シリーズっていろんな人がいるんだけど、ゲイだけはいなかったんですよ。」と、このたびの新設定を解説していました。

今回、スールーにゲイ設定が追加されたのは、初代スールーを演じた日系アメリカ人のジョージ・タケイが2005年にいち早くゲイであることをカミングアウトしたことに敬意を払うといった意向があるようです。
近年でこそ、スターが同性愛者であることを公表するのは珍しくありませんが、2005年に、実績のある俳優がカミングアウトしたことは、かなりの勇気がいった、また周囲に勇気を与えたのではないでしょうか。
なお、2009年公開作からスポック副長を演じているザッカリー・クイントも、2011年にゲイであることを公にしています。

国境をなくし、地球という一つの天体を連合体として、富や欲望ではなく人間性の向上を目指して様々な人種(もしくは種族)が手を取り合う理想の世界。今作『スター・トレック BEYOND』は、そんな理想により近づける形になっている作品なのかもしれません。

■話題のスールー

『スター・トレック BEYOND』 TVスポット エモーショナル編 30秒

映画『スター・トレック BEYOND』
10月21日(金) 全国ロードショー
製作：J・J・エイブラムス　監督：ジャスティン・リン　脚本：サイモン・ペッグ、ダグ・ユング
出演：クリス・パイン、ザッカリー・クイント、カール・アーバン、ゾーイ・サルダナ、サイモン・ペッグ、ジョン・チョウ、
アントン・イェルチン、イドリス・エルバ、ソフィア・ブテラ
■全米公開：7月22日　原題:STARTREK BEYOND
■公式サイト：http://startrek-movie.jp/
■配給:東和ピクチャーズ

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