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演じる斉藤壮馬もハマった… CD化!はらだ『にいちゃん』声優インタビュー

2017/07/03 14:50

にいちゃん役はBL初メインの加藤将之! 8月30日(水)発売


はらだ先生の異色&問題作と大きな話題、そして人気を博しているコミックス『にいちゃん』がドラマCD化! 8月30日に発売されます‼

それに先駆け発売元のフィフスアベニューより、出演声優である加藤将之さん、斉藤壮馬さんへのインタビュー回答や写真が到着しました!

本作は近所のにいちゃん・景が、男子小学生・ゆいに手を出しそうになったところを、ゆいの母親に発見されてしまう…という中々ハードな出だしからストーリーが始まります。

事の一件があってから、にいちゃんは行方をくらますのですが、時が経ってもにいちゃんを忘れられず街中でその姿を探すゆい。ようやく再会を果たしたときには、以前のような優しい関係には戻れず、歪な繋がりを紡いでいくのですが……。

その筆舌しがたい内容を、景役の加藤さん、ゆい役の斉藤さんがどう演じているのかとても気になります。

なお、8月11日~13日に東京有明「東京ビッグサイト」で開催されるコミックマーケット92にて先行販売が行われるそうなので、いち早く作品を聴きたいと考えているファンの方は是非足を運んでみて下さい♪

ドラマCD『にいちゃん』
[あらすじ]
ふつうってなに
まともってなに
これはいけないこと…?

かつて、近所のにいちゃんに手を出され、現場を母親に見られてしまったゆい。それを境に、いつも遊び相手になってくれていたにいちゃんは姿を消し、親からは過保護なまでの監視を受けるようになってしまった。あれから時が経ち、にいちゃんを忘れられないゆいは、ある日もあてもなく街を徘徊し、そして、ついに再会の日がくる――。しかし、久しぶりに会ったにいちゃんは、昔のような優しいにいちゃんではなくなっていて……。

【発売日】
8月30日(水)

【価格】
2枚組4,500円+税

【キャスト】
ゆい:斉藤壮馬、景:加藤将之、舞子:竹内恵美子、ゆい幼少期:相川奈都姫、景幼少期:川上彩、おじさん:橘潤二、ゆい父:松田修平、景父:陣谷遥、景母:清水はる香

【店舗別特典】
ショップフィフスアベニュー
・早期予約特典!特別公開キャストインタビュー閲覧パスワード
8月22日(火)までの予約者限定 ※メールアドレスの登録がない場合は対象外
・メインキャストによるトークCD(斉藤壮馬、加藤将之)※トークCDは発売翌月で終了

アニメイト限定盤:価格:4,700円+税
・はらだ先生描き下ろし小冊子(ブックレットサイズ)封入

中央書店コミコミスタジオ
・はらだ先生描き下ろしペーパー

ホーリンラブブックス
・はらだ先生イラストクリアファイル

Amazon
・はらだ先生イラストブロマイド

とらのあな
・はらだ先生イラスト使用 あぶらとり紙

ドラマCD『にいちゃん取材コメント

■本日の収録のご感想をお願いします。

・斉藤壮馬
出演依頼のお話をいただいて原作を拝読して、これは相当気合を入れてとりかからないと作品の魅力を音声にして皆さんにお伝えできないぞと思って、自分なりに台本を読み込み、役作りをし、整理してきたんですけれども、加藤さんの景の一言目が理想的過ぎて、僕の気持ちは全て持っていかれてしまい、ゆいを自然と引き出すことが出来たので、「本当にありがとうございます」という気持ちで演じさせていただきました。
あと、ほぼ一発録りで進めさせていただくことができたのですが、そういう緊張感を持って演じさせていただけたことが、役者として物凄く刺激的な現場で本当に楽しかったです。

・加藤将之
僕は今回BLで初のメインをやらせていただいたんですけれども、お話をいただいた当初はそういう部分での興奮とか自分の知らないことをやるということに対してのワクワク感がすごく強かったです。だけど、収録が近づくにつれて、どんどんどんどんプレッシャーになってきて。(笑)

斉藤:(笑)

あれ、ワクワク感を優先して考えてたけど、メインってことは作品ぶち壊す可能性もあるんだよな…?と緊張していたんですけれども、いざ今日現場に入って壮馬君と掛け合いさせてもらったら、家で台本を読んでいただけだと全然出てこなかった感覚を壮馬君のゆいから引っ張りだしてもらっているのを感じました。
序盤~中盤辺りの景がゆいに対して色々していた部分は、気付くと自然に自分が笑ってるんですよね。(笑)

斉藤:(笑)

あれだけ突き放してもゆいが景に対して依存してきてくれるっていうのが、すごい気持ちよくて。(笑)俺歪んでんのか?!って思うくらいでした。(笑)
体力的には疲れたんですけれども、それ以上にすごく楽しくて、やっぱり掛け合いの芝居には掛け合いの芝居のよさがあるなって改めて思いました。

■作品に対しての第一印象をお願いいたします。
・斉藤壮馬
はらだ先生の作品を何作か読ませていただいているんですけれども、これは…CD化して大丈夫なのかな…?というのが率直な感想ではありました。
でも、はらだ先生の漫画のキャラクターは歪んだ笑みがすごく素敵だと思っているので、ドラマCDであの顔を思い浮かべていただくにはどうしたらいいんだろうって考えて、これはすごい戦いになりそうだなって思いました。
RPGで言うとスタート直後に魔王の城があるみたいな。(笑)

加藤:行けないよ!ひのきの棒しかないよ!(笑)

そうなんですよ。なので、これはレベル上げじゃないですけど、しっかり作り込まなきゃいけないパワーを持っている作品だなと思いました。

・加藤将之
一度事務所に、この内容は色々と大丈夫なんですか?って確認しました。(笑)

斉藤:(爆笑)

事務所のデスクさんから「私が知ってる中では、重いけど重すぎない方ですよ」って返ってきて、重すぎない方?!ちょっと待て、BLの世界はどんな闇を抱えた作品があるんだ…?!ってびっくりするくらい重い部分があるので、演じる側がいい加減な気持ちで臨んでしまうと作品を全て滑らせてしまうかもしれないという怖さを感じていました。
あと、はらだ先生の描く目が…怖いっていうか…!

斉藤:(笑)

景の笑ってない目がすごいんですよ!

斉藤:そうそうそうそうそうなんです!

どうやって表現しよう…と思いましたね。
あと、自分以外にも、舞子役の方、大丈夫かなって。(笑)自分の芝居はさて置き、舞子演じる方も大変だなって思いながら読んでいました。
ゆいと舞子が会話している合間も所々、舞子の笑ってない目が織り込まれてて、高校生でこんな表情するんだすごいなって思うところがいっぱいあったので、それをどう音源化できるんだろうっていうプレッシャーはすごく感じました。

■印象に残ったシーンやお気に入りの台詞を教えてください。
・斉藤壮馬
いっぱいあるんですけれども「一緒に苦しんでくれないと気が済まないよお…」って景が言うところは、漫画のカットがすごく印象的だなと思っていて、これもし僕が演じるとしたらどうしよう、すごい難しいなぁって思ったんですけれども、実際に加藤さんが演じたら、すごいの出てきちゃったので、ヤベェーと思って!!(笑)もうヤバいとしか言いようがないくらいすごいお芝居だったので、そこがすごく衝撃的でしたね。
でも割と景の台詞の全部が衝撃的で、一言目の「ゆい」って声をかけるところも、僕としては印象に残りました。
あと、他のキャラクターも印象に残っています。舞子ちゃんが僕は本当にタイプです。

加藤:可愛いよね。

手玉に取られたい。

加藤:あれくらい全部すぱっすぱって決めてやってくれる子って付き合えたらいいだろうなーって。(笑)

俺がゆいならなー!絶対舞子ちゃんだけどなー!って。(笑)

加藤:色々言われそうだけど、甘えちゃえば、この子は受け入れてくれそうだなってかんじがするよね。

そうなんです!だから、舞子ちゃんは存在がすごく印象的なんですよね。
あと、景のお母さんが…。

加藤:怖かった……!!

現場の空気変わりましたもんね!

加藤:本当に怖かったけど、僕はおかげで演じやすかったです。

引き締まりましたよね…。
なので、要所要所に印象的な台詞があるなと思います。

・加藤将之
お気に入りのシーンはラストのゆいが「おれたちは間違ってない、まちがってない」って言いながら歩いていくところです。
景とゆいは同じような道を辿ってはいるんだけれども、ゆいに関しては早い段階で舞子っていう理解者が現れたことで、ちょっとだけ道筋が変わって、人と違うということに対する違和感っていうのを早く受け入れることが出来たゆいと、理解者が現れないまま歳を重ねていった景とのズレが最後のトラックのお話で表れていると思いました。自分で演じていて腹が立ったですけれども、景がゆいに自分の事を親御さんに言う気になったかと聞いているところは、お前ずいぶん前に進みはじめたなぁって思いましたね。(笑)

斉藤:急になんか、前向きというか…、どの口が言ってんだよみたいな。(笑)

ね!ゆいをさんざん振り回して道を踏み外させたのに、ゆいが許すよって言った途端に、認められちゃった感を出したなぁって。(笑)
だから最後はゆいが、違う形で置いて行かれちゃったんですよね。それで、ゆいはまだ自分が受け入れられてない存在っていうことに改めて気づいちゃったっていう。ラストショットと最後のつぶやきが、ハッピーエンドになるかバッドエンドになるかわからないけれども、この二人はそうそう簡単には幸せにはなれんぞっていう雰囲気を醸し出してますよね。

斉藤:本当にいいラストショットですよね。

そうなんだよね。背中だけしか見せてないっていうのがね、余韻が残る終わり方だなって。

■ファンの皆様・読者の皆様へのメッセージ
・斉藤壮馬
「にいちゃん」は各所で問題作とか異色作と宣伝のうたい文句として書かれていると思うんですけど、描写やキャラクターの特異性は確かにすごく独特なものがあって、それが僕はすごく好きで、きっと僕みたいにアディクトされるっていうか、ハマっちゃう方もいらっしゃるだろうなと思います。
だけど同時に人とのズレを感じながら生きていかざるを得ないというお話は、描かれ方は色々あると思いますけど、ある意味普遍的なことなのかなとも思うので、そういう意味では、すごく大きなテーマを扱っていると思います。
本当に骨太な作品なので、2枚組ですし、気軽な気持ちで「よかったら聴いてね!」みたいなことはなかなか言えないんですけれども、原作ファンの方はもちろん、音声から入るという方も、じっくりと腰を据えて何度も楽しんでいただきたいなと思います。全力で演じさせていただきましたので、「にいちゃん」よろしくお願いいたします。

・加藤将之
BL初参加ということで、本当に右も左も分からない中でスタッフさん・キャスト陣に助けられて、収録を完走することができたことに対する感謝の気持ちでいっぱいです。
また、作品に対する熱量がいい形で聴いて下さる方に伝われば嬉しいなと思います。お手元に届いた際には、単純に楽しいっていうストーリーではないんですけれども、この作品の中にいい形で没頭していただいて、いい時間を過ごしていただければなと思っております。

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コメント3

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聴いたよ〜‼︎凄い満足。ダークだけど。原作も読んだ。原因の舞子のオヤジのせいで 少年たち、家族の人生が狂ってしまう っいう ホントよく描かれてるな〜と。みんな こういうの避けると思うけど あえて 突っ込んだ先生凄い‼︎ そして加藤さん‼︎加藤さんが出るって知って興味を持ったんだけど キッカケに原作読んで素晴らしいと思った。外国だと映画に ありそうだね。

匿名2番さん(1/1)

壮馬くん、はらだ先生の作品を何作も読んでたんですね!
CDも予約しました~楽しみにしてます!

匿名1番さん(1/1)

また斉藤壮馬受か〜はぁ

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