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気分が沈んで感傷的なときに読みたい、ちょっと切ないピュア系BL漫画のおすすめ5選

2017/11/25 11:38

大事なのは心のつながり。そんなあなたにおすすめな5作品をご紹介!

 

『ひだまりが聴こえるーリミット編ー』/文乃ゆき(インタビュー

 

刺激的で読んでいてドキドキするようなBL漫画もいいけど、胸がきゅうっとするような切ない純愛BL漫画も好き!って方、実は結構多いですよね。

 

特に、激しいものを読んだ後は柔らかいものを読みたくなりませんか?

 

そこで今回は、切なさに浸らせてくれる、冷え切った心をじわじわ温めてくれる、そんなピュア系BL漫画をご紹介いたします!

 

心の隙間をじんわり埋めてくれる、ストーリー重視のスローラブ

ひだまりが聴こえる』作:文乃ゆき

 

 

映画が大ヒットしたことでもお馴染みの『ひだまりが聴こえる』。

 

ちるちるユーザーなら知らない人の方が少ないであろうこの名作ですが、純愛BLには珍しい男子大学生ふたりのお話です。


[あらすじ]
突発性難聴で周囲と馴染めない大学生『杉原航平』が、明るく面倒見のいい同級生『佐川太一』に出会い、太一に支えられてゆくなかで揺れ動く気持ちと関係性を、じっくり丁寧に描いた淡い日常系漫画。

 

ということで航平と太一のことを見守るように楽しめる、大人気作品の新章です。今作の―リミット―編では、社会人になった太一と学生の航平の新生活が始まりますが、BLというよりは友達以上恋人未満のような関係性。その距離感がまた絶妙です。


◇オススメポイント◇
もう言わずもがなの有名作品ですが、とにかくふたりが可愛いです!元々お互いストレートな為、ゆっくりじっくり距離が縮まっていく慎重さが、この作品の繊細でいてやわらかい空気感を作っています。

 

シリーズは新章―リミット編―に入り環境が変わっていきますが、相変わらず2人は会っていないときにも不意に相手を思い出しては恋い焦がれています。可愛い。愛しい。尊い。

 

そんな今後も周りから見たら小さな、でもふたりにとっては大きな一歩をしっかりと踏み出して、関係性が進んでいく様を見守っていきたくなる作品。

 

市川けい先生の隠れた名作!この甘酸っぱい青春に目がくらむ

スロースターター』作:市川けい

 

[あらすじ]
毎日必ず途中から乗車してくる違う学校の学生『イノ』を、いつの間にか意識するようになっていた『キヨ』。ある日、寝過ごしたのが原因で少しずつ言葉を交わすようになり、不思議な距離感にお互い戸惑いながらも悦びを感じる2人の甘酸っぱい青春ときめきラブストーリー!

 

◇オススメポイント◇
こちらの作品は、思わず読んだ後に「もう戻れない高校時代への感傷に浸ってしまう」までがセットだと思います。それくらい余韻がすごい。それに男子高校生特有の距離感が妙にリアルで、なおかつ物語の緩急が最高に読者の心を掴んで話さない逸品。

 

等身大の2人が一生懸命に恋をするその姿に、高校生という刹那的な儚さに、決して避けられないその魅力にあてられて思わずクラクラします。BL初心者からベテランさんまで、幅広くオススメできる青春高校生もの!

 

大切だから言えないことと、大切だから言うことと

いつか友達じゃなくなるとしても』作:カサイウカ

 

[あらすじ]
『トモ』は子供のころ幼馴染の『柊平』の片目を事故で失わせたと呵責の念を抱いているが、柊平の大家族はトモをいつも温かく迎えてくれる。けれどトモは呵責の念以外に、柊平に対して密かに口にできない想いを抱えていた。

 

切なくも心温まる、これぞ“ピュアBL”な家族愛に近い心の繋がりを感じるストーリー。


◇おすすめポイント◇
まず表紙の2人の笑顔にグッときます。笑っているのに、どこか悲しそうで泣きそうで、困ったような表情からもう、この作品の魅力がダダ漏れ。

 

お互いにお互いのことが大事だからこそ、離れたくない、離したくない、でもこれ以上近づいてはいけない……そんな切ない2人の距離感が、そして肉体ではなく心の繋がりが、読んでいて羨ましくなるほどの特別感が、ここにはあります。筆者もこんな風に大事に思われたい、、、(笑)

 

あと2人の家族たちがまたいい。明るくて、優しくて、そして大切だからこその厳しさもある。この1冊で色んな人の愛を感じられます。

 

さえない主人公に思わず共感…自分と向き合って変わりたいあなたに

イケメン君とさえない君』作:秀良子

 

[あらすじ]
彼女いない歴=年齢の、主人公ながらさえない大学生『健太郎』は、さえない理由で頭を強打して以来、身に覚えのない行動に悩まされていた。

 

そんなある日、目を覚ますとそこは見知らぬ部屋のベッドだった。そして目の前には、見知らぬイケメン。

 

思わず頭を抱える健太郎と、見知らぬイケメンと、そのイケメンの彼女(幽霊)!?との不思議な日々が始まる。

 

◇おすすめポイント◇
女性キャラの登場回数が多く性的な描写もないので、一般向けのようにさえ思ってしまうとの声続出のこの作品。確かにタイトルほど中身のBL色は強くないんですが、それでも三角関係の描写が丁寧で、主人公の健太郎がイケメン真柴に徐々に惹かれていく感情の変化に、そのもどかしさに、切なくも胸がきゅんとします。

 

設定はファンタジー要素があるのに、そこもすんなりと受け入れられる描き方がされていて、うわあ上手だな-!と。そして読み返せば読み返すほど、この作品が伝えたいことが伝わってくるスルメ的な存在。

 

女性キャラが登場するBLが好きではないという方でも、抵抗なく読める三角関係ものではないでしょうか?ぜひ何度も読んでみてほしいです。 

 

近づいて、離れて、自分の本当の気持ちに気が付く「兄弟離れ」

拝啓、兄さん様』作:田倉トヲル

 

[あらすじ]
兄の『稔』のことが子供の頃から大好きな弟の『豊』。ある日家を出ていた稔が帰宅し、「仲の良い兄弟」から、稔と豊の関係は微妙に変化して……?

 

一般的なBLとは違い、同性な上に実の兄弟であるがゆえの葛藤をベースに進んでいく禁断ラブストーリー。好きよりも深く、近いからこそこれ以上そばにいられない、そんな胸が苦しくなる究極の兄弟もの。

 

◇おすすめポイント◇
実を言うと筆者は兄弟もの、特に実の兄弟というのは禁忌すぎてあまり得意ではなかったのですが、これは「読んで良かった!」と胸を張って言える一冊です。

 

物語内の季節は夏なんですが、それがまた兄弟の葛藤を繊細に魅せる役割をしてくれています。相手に抱く「好き」の意味に戸惑いながらも、その気持ちに抗えない。だからこそ苦しい。そんな兄弟の切ない空気感を、丁寧に描いてくれています。

 

兄弟ものが好きな方も、兄弟ものはちょっと…と避けていた方も、ぜひ一度この兄弟の愛し方に触れてみてください。

 

ということで、切なくもやさしいおすすめの5作品をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?

 

たまにはこういう、性描写のない柔らかいものもいいですよね。

 

みなさんもぜひ、この季節に合うちょっと切ないピュアBL漫画に浸ってみてください。

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