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老婦人「私も腐女子かも」――“救い”の腐女子エピソード漫画がweb公開中

2018/01/18 11:43

BLは千年以上受け継がれた婦女子の嗜み!? 青年誌連載『おもたせしました。』

 


青年誌月刊コミック@バンチで大人気連載中の“手土産”漫画『おもたせしました。』。webでも公開されている最新20話で、なんと腐女子を題材にしたエピソードが取り上げられていました!


この作品は、主人公の寅子が訪問時に持っていく「手土産」をもとに、それにまつわる会話が繰り広げられる「コミュニケーショングルメ漫画」。作者は、南国トムソーヤスティーブスなど、男同士の関係性が妙に萌える漫画を多く手掛ける、うめ先生! 毎話おいしそうな手土産とともに、知られざる文豪の逸話が語られます。

20話の手土産は蟹を沖漬けにしたという「越前蟹乃醤」。そこで、太宰治と壇一雄が新宿で蟹を一緒に食べたという逸話について話されるのですが、そんな最中、訪問先の老婦人が主人公・寅子に真剣なまなざしで問いかけます。

それがなんと「『カップリング』って何?」というもの。さらには「『腐女子』って何?」とも質問されてしまい、寅子はタジタジ! 少し困りながらもカップリングや腐女子の概要を説明する様は他人事と思えません…。

寅子の説明を聞いた老婦人は、またも真剣な表情で「もしかしてわたしもその『腐女子』なんじゃないかしら」と発言。なんでも、その太宰と壇のエピソードをはじめ、夏目漱石にお寿司をご馳走になった寺田寅彦が漱石と同じ食べ方をした話など、昔から男性同士の密接な関係を表した「その手のエピソード」が好きだったといいます。

しかし彼女が少女だった頃は、「腐女子」という言葉も「BL」という言葉もなかった時代。ご婦人はそんな自分がふしだらだと感じ、誰にも言えなかったのだそう。寅子は源氏物語に登場するBL的関係を例に挙げながら「男色を愛でる嗜好は千年以上ひっそりと受け継がれた婦女子の嗜みなのかもしれません」と笑顔で告げます。

寅子の言葉にすっきりした様子の老婦人。そして「昔に戻って少女時代の私に教えてあげたいわ あなたはちっともおかしくないわよって」という彼女のセリフでこの話は締めくくられます。

確かにBLという言葉がまだ存在しなかった時代に生きていたら、感情の行き場を失くしモヤモヤしてしまっていたかもしれません。語れる相手がいないのなら尚更! そうした女性達の心の叫びがBL誕生に繋がったのだと思うと感慨深いですね。

また、最後の老婦人の言葉には筆者も救われたような気分になりました! 現在の「腐女子」も心にどこか後ろめたさを感じてしまうもの。でもそれはおかしくないと言ってくれたおかげで、なんだか「すごくありがたい…!」という気持ちにさせられました(笑)。

このお話はコミック@バンチ 2018年01月号ほか、現在コミックバンチwebにも掲載されています。気になる方は是非ご一読を!

記者:大福

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