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運命の分岐点に立った時こそ読みたい傑作BL5選!

2018/02/11 12:21

何かを手放して何かを得る、そんな尊いBL5選!


みなさんは大切な何かを手放すことはできますか? 今回紹介するのは「運命の決断時に読むべきBL漫画」です。何かを捨てるというのはかなり勇気がいること……そうしてまで彼らが手放したくなかったものとは? そんな決断のBLを、筆者である私が5本選び抜きました!
決断が迫られたとき、ぜひ読んでみてください!

 

最後の砦が壊れたとき、こっちを見てくれるだろうか。

『ひしかくし』(『獣欲に恋して』収録)作:くれの又秋(又秋めい)

 

 
こちらの作品は、2017年の1月に発売され、話題になった作品です!
『獣欲に恋して』と『ひしかくし』という作品が同時収録されている単行本で、『獣欲に恋して』は、強面無口な後輩が、天然な弓道部の先輩に一目惚れしてしまう作品なのですが、今回紹介する『ひしかくし』は、幼馴染みへの想いをひた隠しにするもどかしくてちょっと切ないお話です!

狐目で前髪の長い金髪のミネと黒髪短髪でイケメンな恭一の幼馴染みコンビが物語の主軸となっています。受けであるミネは、幼馴染みである恭一に片想いをし続けていたのですが、合コンに行くことになりある決心を固めます……。個人的に、気持ちを言葉に出せないミネの切ない姿や、恭一を目で追ってしまう顔など、ミネの表情がコロコロ変わってとっても可愛かったです!
受けであるミネが伸ばしている前髪の理由を知ったとき、ラストの展開に思わずキュンときてしまうこと間違いなしです!

◇あらすじ
家が酒屋の恭一と、バイトで日々をつないでいるミネは、小学校からの幼馴染み。お互いの近くが一番落ち着く場所になっているほどの親友だった。しかし、ミネは高校の時からずっと恭一に片想いしていることを隠し続けていて……

 

幸せな夢だった……。どこへも行けない2人の行く先は。

イトウさん』作:冥花すゐ



こちらは、2015年に発売され、ダークなストーリーが好きな方の中でかなり話題になった「イトウさん」です。冥花すゐ先生の初の単行本と言うこともあり、読んだことがある方も多いのではないでしょうか。

闇社会に生きるイニシャルIと名乗る男と、10歳の頃から娼夫として金を稼ぐキョウスケ。互いのことなど深く知らない彼らは気付けば少しずつ惹かれあっていきます。個人的にお勧めなのが、特に後半のシーン! 筆者である私はえげつない程の涙が出ました……、何もないどこにも行けない2人だからこそ、選んだ結末。「イトウさん」というタイトルの意味をぜひ噛みしめて欲しいです。
涙を拭くタオル必須なダークストーリーBL、ぜひ一度は読んで欲しい作品です。

◇あらすじ
毎週火曜の夜、娼夫・キョウスケのもとに通い夜明けまで他愛のないことを語り、帰ってゆく謎の男"イトウ"。ある日、アタッシュケースに一杯の札束を持って「仕事をやめて好きなことをしてほしい」とキョウスケに手渡そうとするが…。
支配と被支配の学園SMも同時収録。



どこか遠くに行ければ良かった。鴉が飛び去るときに彼が言った言葉とは?

フェイクファー』作:虫歯

 


こちらは2015年に発売された虫歯先生の作品です。筆者が表紙買いしてしまった程、虫歯先生の絵はモノクロのはずなのに色が光が溢れて来るように感じます! 個人的には、主人公である烏星と雨井が海に行き、話をするシーンがあるのですが、その時のあるページの絵が本当に素敵です!

内容としては、セフレでもあり友達でもあった2人が、傷を抱えながらも、自分の偽物じゃない気持ちを言葉にしていく胸がぎゅっとなる話になっています。烏星の心の声があるものになって出てきたり、クスッと笑えるシーンがあったり、雨井の強引なんだか、遠慮がちなんだか分からない行動の謎が解けたり……盛り沢山の内容となっています!
ぜひ、手に取って虫歯先生の世界に触れてみてください!


◇あらすじ

『セックスもできる友達』関係だった烏星と雨井。突然ハワイに行きたいと言い出した烏星を雨井が連れて行った先は、はわい町だった。小さな町の小さな家に辿りつくふたり。そこは、雨井が幼い頃、自分を置いて行った母親と暮らした家だった――。置いていかれても笑おうとする男と、自分と向き合うのが苦手な男は、少しずつ大きくなる自分の気持ちに翻弄され――!?

 

後悔も約束も吐息も、あなたがいたからできたこと。

声はして 涙は見えぬ 濡れ鳥作:ウノハナ

 


こちらは、2014年に発売されたウノハナ先生の作品です!
ワンコ系ぐいぐいイケメン征志と、人に興味がないクール美形の凜のカップリングになっています。個人的には、出会った当初は仏頂面を浮かべてばかりだった凜が、征志によって少しずつ変わっていく姿が思わず微笑んでしまいます。しかし、後半部分からの急展開には胸がえぐられます……。諦めがちな凜と諦めない征志の2人だからこその、約束。

綺麗な夏の風景と言葉と絵が最高にマッチした一冊となっています!
今回のテーマにぴったりな2人が出した『決断』を、ぜひ手に取って見届けてください!

◇あらすじ
会沢征志が最近気になっているのは、超絶クールで色っぽい美形の、お隣さんかつ同じ大学に通う烏生田凜。大財閥・久喜宮グループの社長の孫らしいが、まるで人に興味がないかのような態度で学内でも浮いた存在だ。なんとか仲良くなろうとしていたある日、凜がゲイだと知らされ、「不用意に近付くな」とキスをされたことで凜への恋情に気付く会沢。
「セフレでもいい」と、凜を激しく抱いて…。


ずっと前から頭の中はお前でいっぱいだった。手離したのはどっち?

ワンダー・ボーダー作:上田アキ

 


こちらの作品は、2017年に発売され話題となった上田アキ先生の作品です。
抵抗がある方がいるかもしれない「寝取られ」的要素を含みますが、ストーリーがしっかりと組み立てられており、あやふやなまま終わることはありません! 個人的にはセリフが素敵で、だから煙草を吸ってたのか、あのときのセリフはそういう意味かと深いセリフに思わず感動してしまいました。
また、洋春の現在の恋人である夏郎さんが私的には抱きしめてあげたいキャラNo.1でした……。

因みに、2018年3月28日にCROWN WORKSより、ドラマCD化されることも決まっており、過去を引きずるソバカス青年・洋春役を佐藤拓也さん、無自覚強引男・和秋役を小野友樹さん、洋春の現在の恋人・夏朗役を新垣樽助さんが演じます!
ますます盛り上がってくる『ワンダー・ボーダー』をぜひ、これを機に読んでみてはいかがでしょうか?


◇あらすじ
5年前に別れた元カレ・和秋と偶然再会し、飲みに誘われた洋春。
もう吹っ切れたつもりだったのに、和秋の何気ない一言に翻弄されまくりで、
お互い恋人がいるにも関わらずホテルに連れていかれ、突っぱねても悪気なくけしかけてくる和秋に、ずっと蓋をしていた想いが溢れてしまう。
ダメだと理解しつつも、ついに身体を重ねてしまうが……


 

 

 

 

 

 

 

以上、筆者の私が選んだ『決断時に読むべきBL5選』でした!
どの作品もかなり素敵なストーリーになっていますので、好みに合う作品に出逢えたらと思います!
少しでも気になったものがあればぜひとも手に取って、その『決断』の結末をチェックしてみてください!

記者:獅子舞


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コメント1

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匿名1番さん(1/1)

面白いけど自分の人生の指針にしたいとは思わないかもです。笑
でも折角なのでもう一度読んでみますね。

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