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三人で付き合うゲイカップル! ゲイがオープンな関係を築きやすいのは何故?

2018/02/25 17:36

日本人を含むカップルも 自由で幸せな愛を築く秘訣は?

 

 

ちるちるでも何度か取り上げてきたように、モノガミー(一対一の関係)にこだわらないカップルが、ゲイカップルにおいて特に多く見られる傾向にあります。パートナー以外との性行為を許す「オープンリレーションシップ」を標榜しているカップルや、三人で交際するカップルも……。彼らがモノガミーな関係に縛られないのは何故なのでしょうか? そこには既存の常識に囚われず、多様な幸せを希求する彼らの姿勢がありました。

 

二人のカップルに合流する形で三人カップルに! ユニークな交際関係

 

 

特に筆者が注目しているのが、アメリカ人男性二人と日本人男性一人というカップル。HEAPS Magazineでのインタビューによると、すでにカップルだったニコラスさんとアンソニーさんという二人に、日本人男性・松井俊太さんが加わって三人の交際がスタートしたのだそう。友人・恋人・セックスフレンドのどれにも当てはまる、幸せで自由な生活を過ごしているようです。未だゲイへの風当たりが強く、またモノガミーな関係が一般的な日本にとって、松井さんが三人のカップル関係を築くのは勇気の要る決心だったはず。この関係を築くまでにはどういった経緯があったのでしょうか。

 

ニコラスさんとアンソニーさんは元々「オープンリレーションシップ」な関係。なんでもお互いに「タチ」がやりたかったからだそうです。お互いの性関係には干渉しない関係を築いていたのですが、「一夜限りの関係」としてニコラスさんが掲示板で知り合ったのが松井さんだったといいます。

 

ニコラスさんと松井さんはその後、カップルのような間柄に。ニコラスさんが恋人のアンソニーさんにこの関係を話した結果、なんとあっさり承諾。自然な流れでポリアモリー(三人の)交際をすることになったのだそうです。

 

セックススケジュール帳を共有!? 気になる性生活は?

 

この三人はカップルだとはいえ、三人で性行為をすることはほとんどなく、三人の中の二人でするというのが基本スタイル。第三者とのセックスも行われるそうで、なんと三人共通の「セックススケジュール帳」を付けているのだとか! 三人での性生活はオープンに報告し合うというのがルール。「性行為は隠すべきもの」という常識がガラガラと崩れていきます。

 

自らを卑下して生きるよりも、堂々と正直に生きていたい

 

三人はこの関係を周囲に隠すこともなく、ニコラスさんとアンソニーさんの家族にも紹介済み。松井さんの両親にはカミングアウトこそしていないものの、感づいているだろうという見解です。彼の友人にもカミングアウトをしていますが、態度が変わることなく受け入れてもらえている様子。自身のセクシュアリティを卑下することなく、肯定的に受け入れ、自分らしく生活している松井さんの姿勢が伺えます。

 

松井さんはインタビューで日本とアメリカのゲイカルチャーについて問われた際に、日本は個人が権利を主張したり何かを打ち破ろうとする力がまだ弱いと言及。そのうえで「ゲイであろうと何だろうと、一人の人間として平等に、みんなに権利があると僕は思う。凝り固まった概念の中で、自らを卑下して生きるよりも、堂々と正直に生きていたい」という力強い発言をしています。

 

常識に囚われず、あるがままに生きる彼らの姿勢

 

彼らの関係から伺えるのは、セックスを後ろめたい行為だと思っていないこと、そしてセックスと恋愛関係を割り切って考えているということです。特に後者はオープンリレーションシップのゲイカップルに見られる特徴だと思います。一般的には恋愛と性行為は連続して考えられています(もちろん三人でセックスを行うポリアモリーゲイカップルもいます)が、中にはそれが別々と考えるカップルもいる。ゲイカップルが顕在化されているだけで、もしかしたら異性愛者やレズビアンなどの中にもそういった考えをもつ人が少なくないかもしれません。

 

 

 

幸せの形は何も一対一の関係だけではない……そんなことを考えさせられる彼らの関係。BLにも三人カップルや四人カップルの関係を描いた作品がありますが、そのように社会の恋愛観も広がれば、もっと多様で自由な生き方ができるようになるのかも……。色々な価値観が受け入れられる日が近いうち訪れればいいな、と願わずにはいられません。

 

記事:大福

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