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次世代の登竜門!BLアワード次に来るBL2012-2017を振り返る

2018/03/11 15:51

超豊作の2015世代を崩せるのか 2018年はどんな年になる?

 

BLアワード発表も目前と相成りましたこの頃、BLをこよなく愛する皆さま方におかれましてはますますご発酵のこととお慶び申し上げます。

さて、この度はBLアワードの中でも、次世代の才能を発掘する「次に来るBL」部門(旧「新人部門」)に注目し、歴代の受賞者・受賞作からトレンドを探っていきたいと思います!

 

2012:ほのぼの人気


1 市川けい (『スロースターター』)



2 尾上与一 (『二月病』『彼岸の赤』『天球儀の海』など)



3 永井三郎 (『少年よ、大志とか色々抱け』『スメルズライクグリーンスピリット』)



5年が経ってもいまだに人気の作家3名がランクイン。

淡々とした物語の中にほのかな熱情を描き出す日常系の名手・市川けい先生が1位を受賞。

2位は特攻隊をテーマにした連作で一躍人気になった尾上与一先生。戦争モノ以外でも支持を集めました。
3位は誰も寄せ付けないエッヂの効いたストーリーとシュールなコメディで熱狂的ファンも多数の永井三郎先生。『スメルズライクグリーンスピリット』はBLの枠を超え読み継がれる名作になっています。

 

ランク外入選には、『カーストヘヴン』『終わらない不幸についての話』などの緒川千世先生も。
全体として、エロが少なめ、どちらかというとほのぼのが人気の年といえるでしょうか。


 

2014:王道・邪道で人気二分か

 
1 桜日梯子 (『年下彼氏の恋愛管理癖』『抱かれたい男1位に脅されています。』)



2 トウテムポール(『東京心中』)


 

3 嘉島ちあき(『花とうさぎ』)



この年、遂に新時代の王道クイーン・桜日梯子先生爆誕‼ エロくて可愛くて、そして王道ド真ん中‼の誰もが楽しめるストーリーを描き出すエンターテイナーです。『抱かれたい男1位に脅されています。』がファースト商業BLの若い世代も多いのではないでしょうか。

2位には同人誌発大ヒットシリーズ『東京心中』のトウテムポール先生がランクイン。テレビ業界の裏側をポップな絵柄で描き出したお仕事BLの決定版です!

一位と二位の方向性が真逆という中々興味深い年ですね。ド王道と邪道で人気二分と言ったところでしょうか。

 

 

ランク外入選には『スニーキーレッド』のたなと先生も。痣が目を引くボコり愛BLはキュートで個性的な絵柄の魅力が存分に引き出されていましたね!


2015:奇跡の大豊作すぎてカオス

 
1 『恋するインテリジェンス』丹下道



2 『やたもも』はらだ



3 『変愛』はらだ



4 『恋とはバカであることだ』おげれつたなか
5 『ひだまりが聴こえる』文乃ゆき
6 『夜はともだち』井戸ぎほう
7 『蛇喰い鳥』芽玖いろは
8 『IN THE APARTMENT』絵津鼓
9 『飴とキス』秋平しろ
10 『くさかんむりに化けると書いて』蔓沢つた子

2015年は超豊作の年! 現在のトレンドメイカーたちが続々登場でランキングは大混戦
まさにカオスといった状況です…見ているだけで目が回りそうなランキングだ……。

第一位はクラシックスタイルに新鮮さを加えた超大型新人・丹下道先生。『恋するインテリジェンス』はバブリーでありながらエロい‼ というBLの伝統を受け継ぐ、まさに王道という名のレッドカーペットの真ん中を堂々たる風格で歩む作品です。

続いてはまさかの2作ランクイン! 誰もこの人には追い付けない、はらだ先生だーー!! 
BLの壁をブレイクスルーし続けられるのは、高みに上り詰めても失われないフロンティアスピリットあってこそ。次は一体何を見せてくれるんだろう? と私たちをワクワクさせ続けてくれる希代のチャレンジャーと言えましょう。

第四位は圧倒的な支持率で今後BL界を席巻することになる、超新星・おげれつたなか先生のデビュー作『恋とはバカであることだ』。爆発的な人気でBLファンの共通言語と言えるほどになったおげれつ流せつなエロラブコメディの原点といえる短編集です。

第五位には映画化もされた超人気作文乃ゆき先生の『ひだまりが聴こえる』がランクイン。聴覚障害をテーマに大学生の友情と恋愛を繊細なタッチで描き出した青春BLの伝説の始まりはここからだ!

一般誌との越境連作でジャンル内外から注目を集めた絵津鼓先生が8位にランクイン。『IN THE APARTMENT』はスピンオフ『モアザンワーズ』を合わせて読むことで初めて物語の姿が明らかになる、そんなスタイルが大きな反響を呼びました。


ここからはトップ10以降の注目作家をピックアップ。
まさかの13位には日常系の星・紀伊カンナ先生の『海辺のエトランゼ』。この作品がこの順位とは、なんと恐ろしい年なのでしょうか…! 緻密な書き込みで描き出される唯一無二の紀伊カンナワールドをずっと見ていたい!

尖った作風でオルタナティブ路線好きから絶賛された朝田ねむい先生。骨太なキャラクターにシックな絵柄、独特の世界観から目が離せません!

 

2016:ラッシュはまだまだ続く


1 『みのりの手』スカーレット・ベリ子



2 『PET契約』座裏屋蘭丸



3 『それから、君を考える』小松



4 『おはようとおやすみとそのあとに』波真田かもめ
5 『雷神とリーマン』RENA
6 『ロマンティック上等』森世
7 『イトウさん』冥花すゐ
8 『I HATE』ナツメカズキ
9 『お前がバカを言い出す日には』日塔てい
10 『ジェラテリアスーパーノヴァ』キタハラリイ

さて、2016年も新人ラッシュは続きます。これ以降、BLアワード新人部門はここから着実にステップアップしていく登竜門になっていったと言えるでしょう。

電子からBL界に殴り込み、2016年颯爽と現れた新星はスカーレットベリ子先生! 親しみやすい絵柄にフェチ心をくすぐる設定、さらに男同士の複雑に絡み合う感情までさらりと描き出して見せる多芸ぶりには参りましたという他ない!

続いてはエロといえばこの人、座裏屋蘭丸先生の『PET契約』が2位にランクイン。新人とは思えない圧倒的な画力で描き出される肉体の美、絡み合いのエロスをとくとご覧あれ!
 
8位はハードボイルドな世界観にラブコール多数のナツメカズキ先生のデビュー作『I HATE』。男たちの不器用なぶつかり合いは超一級品です!


12位にはさちも先生がランクインしています。すでにこのときから『かしデス』大ヒットは約束されていた!?

 

2017:吹き荒れるオメガバース旋風

 
1 『狂い鳴くのは僕の番』楔ケリ



2 『ポルノグラファー』丸木戸マキ



3 『アホエロ』重い実



4 『ペンデュラム -獣人オメガバース-』羽純ハナ
5 『スイートハート・トリガー』ニャンニャ
6 『雪解けの恋』itz
7 『どうしようもない』松田うさち子
8 『恋友トライアングル』イクヤス
9 『無自覚ラブファクター』S井ミツル
10 『セックスフレンズ』上原あり

最後に昨年の2017年を振り返りましょう。
2017年は多彩な才能が花開く多様性の年でしたが、その中でもやはり注目はオメガバース
スタイリッシュ王道路線×オメガバースで支持を集め、1位に輝いたのは楔ケリ先生の『狂い鳴くのは僕の番』。オメガバースの魅力をたっぷり味わえるエロは垂涎ものです!

2位にはレトロでノスタルジックな新機軸・丸木戸マキ先生の『ポルノグラファー』がランクイン。官能小説を読み上げるという新しいプレイもさることながら、昭和の香りが漂う世界観は新しいムーブメントを起こしそう!

続いて4位もオメガバース、羽純ハナ先生の『ペンデュラム 獣人オメガバース』。獣人×オメガバースの全く新しい設定には待ってましたの声多数! 人外好きにはたまらない作品です。

海外から殴り込みをかけてきたのはニャンニャ先生の『スイートハート・トリガー』。アメリカのハイスクールドラマのようなコミカルな物語に、銃を持ち出すヤンデレの受が効いてる! スイートでスパイシーな物語が新鮮でした。

2015~2016年狂乱のラッシュと比べると、やや落ち着きを取り戻した感がある2017年の新人部門。一世代前の鉄壁の防衛をくずせるのかが今後の見どころになりそうですね!

さて、ここまで駆け足でBLアワード次に来るBLを振り返ってきました。2015~2016にデビューした世代が今満開の花を咲かせ、時はまさにBL百花繚乱のゴールデンエイジ
輝かしい世代の硬い岩盤を貫く次世代のスーパースターの行方はいかに!?
2018年BLアワード次に来るBL部門、乞うご期待!!

記者:みかん

 

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2015~2016は本当に豊作でした!今後もたくさんの才能溢れる作家さんの登場を期待しています。

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