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腐女子だって結婚したい!迷える子羊に手を差し伸べるトークイベントに潜入

2018/03/31 10:00

生きがいのオタク趣味を続けながら結婚がしたい!

 

 

2018年3月10日、その日はきた。

そう、将来に悩みを抱える子羊たちに道しるべを示してくれる催しが開催されたのだ。

 

その名も『恋愛&婚活トークセッション OTAKU MARRIED LIFE』!!

 

ちるちるの記者として、そして結婚願望のある1人の腐女子として、この興味深いイベントに行ってまいりました!

今回はその様子をレポしていきますね!

 

赤裸々なエピソードも聞きやすい! 女性限定ならではの空気感

 

 

司会の方の挨拶でイベントがスタートし、今回登壇される、ライターの「トイアンナ」さん、コミックエッセイストの「御手洗直子」さん、漫画家の「あらたまい」さんのお三方が登場します。

 

そしてまずそれぞれの自己紹介が入り、その後今回のトークセッションの主旨やSNSに投稿、実況OKということが説明され#とら婚女子会というハッシュタグの発表もありました。

 

さあ、始まりました!テーマ(1)
『オタク男と結婚して、ぶっちゃけどうなの?良い所ある?』



最初から飛ばしているテーマですが、今回話してくださるお三方は自身もズブズブのオタクであり、尚且つ旦那さまに関しては何なら自分を上回るほどのオタク、という方々なのです。

 

(※トイさんは今年の1月に離婚しているため、元旦那さまとしてお話しされています)

 

まず司会の方があらたさんに振ります。

 

あらた(以下、敬称略)『結婚して8年。旦那はエロ漫画家ですが、本当におすすめです。めちゃくちゃ楽!! 推しを追いかけやすいし、お互いに干渉しないけど共有できるものは一緒に盛り上がれる。うちは子どもが2人いるんですが、あなた達の食欲があれば推しが引けると家族4人でコラボカフェに行って、いっこうに推しが出ない…! なんてことも。そうやって自分の趣味を続けられます』

 

家族でコラボカフェ…!

これには会場にいた女性陣も、驚きと感心の表情で聞き入っています。

 

続いてトイさんに。

 

トイ『私は今年の1月に離婚しているので、正直この場にいていいのかって感じなんですが…(笑) オタクと結婚して良かったのは、とにかくオタクの趣味が爆発することです。お互いに幅が広がるし、イタリアでジョジョ5部の聖地巡礼をしました。あとお互いに(二次元の)嫁がいるので、寝る時は私の嫁の抱き枕と元旦那の嫁の抱き枕と、4人で寝てました。そういうことが、オタク同士なら引かれずにできる。つぎに欠点ですが、お金がなくなる。オタク同士だととにかく財布がバカになるので、結婚相手がガチオタすぎると大変かもしれない。でも、オタク男性と結婚して、楽しい面の方が多かった』

 

聖地巡礼が海外にまで及ぶなど、確かにかなり出費がかさみそうですよね…! でも好きな作品やキャラにだったら、アクティブにお金をかけられる気持ちはとてもよく分かります。

 

因みに4人で寝ているくだりでは、あらたさんも『うちもです。推しの抱き枕カバーと…』と直ぐさま賛同していました。さすがです(笑)

 

そして最後に、御手洗さん。

 

御手洗『オタクに関するものを買うときに責められない。新しいPCやタブレットなんか、普通の人だとまだ使えるのに勿体ないとかってなると思うんですけど、それがオタクだと、“24万円のタブレット買っていい?” “いいよ”ってなります。あとよく夫婦間で会話がないとか聞きますけど、オタクなんで話し出すと止まらなくなるんですよ! 結婚当初、お互いにくだらない話で盛り上がりすぎて朝4時とか5時とか、そういうのが頻繁にあってさすがにまずいねって感じでした(笑) だから会話がないことがないです』

 

会場内では驚きと笑いが起こっていましたが、これは筆者も痛いほど分かります。盛り上がるとマシンガントークでとにかく話し続けちゃうんですよね。しかも相手も同じタイプだから嫌がらずにそのまま会話が続くという。確かにこれはオタク同士ならではかもしれないですね。

 

テーマ(1)から飛ばしていると書きましたが、それぞれのエピソードを聞くとそんな疑問点もオタクに身近なあるある現象で答えてくれるので、とても分かりやすくストンッと入ってきます。

 

お次は、テーマ(2)
『皆さんの婚活体験記 旦那様とどんな出会いだった?』



こちらは御手洗さんから。

 

御手洗『ネット婚活です。3月に別れて、4月に婚活を始めた。そのときは今みたいにアプリとかないので、婚活サイトに登録しました。まず条件を年収1000万円以上にしてやってたんですが、正直年収1000万円以上で婚活しているような人達なので、グロいです(笑) “自分すごい自慢”をしてくる人はイイ方で、中には自分のことをキングって呼んでる人がいたり…』

 

トイ『新條まゆのマンガに出てきそうな…(笑)』

 

御手洗『そうそう(笑) 顔が良くて、年収1000万の人はいます。いますけど、まじでヤバイ。年収が800万を切ると、段々と普通の人が増えてきます。年収が高くて顔が良くて、普通の人はいない』

 

ここでは力強く断言する御手洗さんに、会場からも(ああ、やっぱりそうなんだ…)という声が聞こえてきそうなほどの頷きが多く見られました(笑)

 

お次はトイさん。

 

トイ『私は大学時代の、22~3歳のときに前の彼と婚約破棄をしていたんですね。それで結婚願望が強かったし、就職したら激務で出会いがないことは分かりきっていたから、そこから月に新規で2~30人に会ってました。街コンみたいなイベントだと1人とじっくり話せないので、婚活サイトなどでじっくり1人と会える方が素敵な人と出会えるように思います。特にオタクと結婚したいなら、一般受けしなくても趣味にオタクと書いた方がいいです』

 

街コンに参加したことはあっても、なんだか怖くてサイトやアプリに登録したことがなかった筆者はここで目から鱗です。確かに、その人の人となりを見るなら、そして自分のオタク的な部分を見せるなら、じっくりと話せた方が伝わりますもんね。

 

トイ『あとさっきの御手洗さんのお話で言うと、私の知り合いにいる結婚できない人は、“何もかも揃っているけど、1つだけ大きな欠陥がある”人です。例えば、高収入高学歴見た目にも気を遣っている、でもDV。とか、高収入高学歴オタクの趣味にも理解ある、ただ喋るスピードが人の3倍でほとんど何言ってるか分からない。とか(笑) たぶん年収が高いと、そういう欠点を直そうというモチベーションがないんだと思います』

 

最後にあらたさん。

 

あらた『私のは本当に特殊なので全然参考にならないかと思うんですが、、、(笑) 10年くらい前に「ローゼンメイデン」という作品があり、そこの推しキャラのエロ同人を私も旦那も描いていて、たまたまスペースが隣だったんですよ。それで私の推しキャラちゃんはボーイッシュな子なので、大抵のエロ同人だとチ○チ○が生えてるんです。私はどちらかというと推しにチ○チ○を生やさない【そのままタイプ】で、チ○チ○を生やさず百合じゃないエロを書いて、当時は圧倒的少数派でした。そこで本当にたまたま同じような性癖だったのが今の旦那だったんです!』

 

(会場内爆笑)

 

あらた『そこで、おお、こいつ私と同じやんけ…って思いながら向こうの作品を買っていて、旦那も同じように私の作品を買っていたらしく、お互いに作品の面識はあって、結構話が弾んだんです。その時私夏コミに落ちてしまっていたので旦那に委託をお願いしたのが交流のきっかけです。そこから1年半~2年くらいで、飲み友から付き合ってすぐ同棲して親に紹介になって、そのときに結婚の意思を聞かれて、ありますって答えたんでじゃあ結婚しよっかーってなって結婚という』

 

なんて運命的な出会い…! 推しが結んだ縁……。

「推しにチ○チ○を生やすな婚」、ぜひ男性向けも好きなオタク男女の間で流行ってほしいです。

 

さて、続いてはテーマ(3)
『旦那様が偶然良い人だったのでは 今のオタク男性ってどんな方々?』

 


ここではお三方の掛け合いが多かったので、その中でも印象的だったお言葉を独断と偏見で抜粋していきます!

 

トイ『常に人に自分の好きな作品を布教するオタクは、主に一般人に向けて話すことが多いのでコミュ力が高いんです。そうじゃなく、誰かと繋がるツールとして使っているオタクは、実はその作品を愛していない可能性があるから、相手がその作品を知ろうとすることを嫌がる。あと、俺オタクだからさ~とモテない言い訳にオタクを使います』

 

御手洗『ファッションは壊滅的だけど、真面目で黙々と働く人が多い』

 

あらた『オタクでヤバイ人だからヤバく見えるだけで、オタクで良い人はちゃんと良い人。それに相手のメインジャンルを自分にすれば、相手は自分に課金してくれる』

 

どうでしょうか……

これはオタク男性と結婚したいと思っている人には、かなりの耳より情報ではないでしょうか!?

 

その他にも子育てに関して協力的なことや、トイさんのお姉さん夫婦のところはお互いにオタク趣味があるから、ワンオペになる覚悟ができてから結婚したことなど、皆さん為になるお話をしてくださいました!

 

あっという間に最後です。テーマ(4)
『婚活について思うこと』

 


このテーマでは、これから婚活する人や今まさに婚活している人に向け、的確なアドバイスをしてくれました。

 

トイ『おしりの期限を決めて逆算する。そうすると、あれやばくね? って危機感を持つ。私は子どもがほしいので、妊娠1年、プロポーズから結婚までを1年、ってどんどん逆算して考えていくと怖い。脅しです。
あと条件がふわふわしてたり(優しい、尊敬できる)、矛盾していたり(周りから見たイイ人像を入れてはみるが、本当はクズが好き)すると、難しいです。まずは、結婚が向いてないような人が好みでも、1回それを自分の中に落としこんで受け止めて、それと結婚相手の条件を割り切った方がいいです』

 

御手洗『子どもがほしいかほしくないかをハッキリさせる。そして相手にも確認する。不妊治療はお金がかかるし、そこで急ぎ気味に活動するかのはやさが変わるので。あとは顔や収入など、自分が一番相手に求めるものを持っている人を選ぶと、相手のことを許す範囲が増えます』

 

あらた『結婚はしてもしなくてもいいし、結婚してたら勝ちとかひとりでいたら負けとかない。人の価値観はそれぞれ。ただ残りの人生で間違いなく今日が一番若いから、動くなら早くした方がいいです。「とら婚」さん主催だから言うわけではないですが、お金を払うと強制力があるので、自発的に動くのが苦手な人達は婚活サイトとかバンバン使った方がいいです』

 

いかがでしょうか?

正直、ここまで婚活について悩んでいることやもやもやして定まっていなかったことに、具体的な指南をしてもらえるとは思わず、筆者はこっそり感動しておりました。

 

その他Q&Aコーナーでも、された質問に真摯にズバッズバッと回答してくださる様子に、こちらまで気持ちを軽くしてもらえました。

 

ということで、今回はとら婚さん主催の『恋愛&婚活トークセッション OTAKU MARRIED LIFE』に潜入してきましたが、筆者同様、結婚願望のある皆さんに本当におすすめな内容だったように思います。1時間半とは思えぬほど中身の詰まったイベントでした。

 

最後に、とら婚さんのお言葉をお借りして……。

 

皆さんの恋愛や婚活についてのヒントを、このレポからでも見つけていただければ幸いです!

そして、こういう充実した内容のイベントがまた開催されることを願って!

 

以上、『恋愛&婚活トークセッション OTAKU MARRIED LIFE』潜入レポでした!

趣味と結婚を両立させる。「とら婚」

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