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闇の腐女子必見! 祈らずにはいられない――これはもはや宗教だ

2018/03/24 14:25

「あなたは俺の神さま」心の中で神を作り出してしまい!?

 

攻めや受け、どちらかを神のように心の中で崇拝する宗教系BLを筆者は愛して病みません。相手を奉るBLが今、私の中でキています!
ほの暗い作品やメリバが好きな腐女子の方々はすこし身に覚えがあるのではないでしょうか?
    
【宗教系BLとは?】
攻めか受け、どちらのことを内心で崇拝し、祈りを捧げているBL

です。
こうして言葉にしてみるとかなりニッチな気配も……?
崇拝ということは、相手に光を感じているということです。「お前は俺の光だった」という台詞、どこかしこで聞いたことありませんか?
というわけで皆様も絶対どこかで触れているはずです! また、それは知らなかった! という隠れた名作も今回はご紹介します。

 

言わずと知れた信仰BLの代表

渾名をくれ』作:新井煮干し子

 


全腐女子が震えてしまうほど「信仰BL」の代表と言ってもいいでしょう。帯からして衝撃的な『渾名をくれ』。期待を裏切らない宗教みです。
超人気モデルの”ジョゼ”は天羽の神でした。そのジョゼと共に生活して、ジョゼは自分を好きになってきて……そうじゃない。ジョゼはおれを好きじゃなくていいんだ……なんていう葛藤も見れたり、なんともいえない読後感に包まれるこちらの作品。ぜひ皆様にも読んで頂きたいです。読んだ後にタイトルの意味を考えるとまた感慨深いです。


【あらすじ】
「ジョゼは
おれの
神様だった。」
おまえを独占するなんて、どんなに望んでも叶わないと思ってた――。
有名イラストレーター・天羽(あもう)と超人気モデルのジョゼは同居中。天羽は美しいジョゼを愛し、ジョゼが他の男と寝ても、帰らない日が続いても、召使いのように従順に受け入れる。
「愛されるより愛したい」。それが天羽という男だった。
しかし、ジョゼの恋心が自分に向かっていることを知り、天羽の心中は――。
愛されることを望まない絵描きと、対等な恋人になりたいスーパーモデルの純粋すぎるラブストーリー。

 

著者に惚れ込んで出版社が一つ出来てしまうほど!

翳りの星』作:阿賀直己

 


星は「スピカ」と読みます。著者の阿賀直己先生を最近見かける方も少なくはないんじゃないでしょうか?
この方、編集の方に惚れ込まれて出版社が一つできあがってしまうほどの作品を書かれるのです。筆者はデビュー当時からのファン。好きすぎて、皆様にご紹介するのも勿体ない…とすら思えてしまうほど。全て既読ですが、この『翳りの星』はなんとも堪らない宗教具合。
攻めが、体が弱い受けのことを天使だと思っています。その描写から物語はスタートします。
ずっと受けのことを天使として大切に扱う攻め……。なんとも切ないラストが待っています。

【あらすじ】
仁慧学園中学に通う“納見かける”と“羽根木なつめ”。二人は幼い頃から兄弟のように育った。お互いを誰よりも必要としながらも、大人になるにつれ変わっていかざるをえない少年たち。移り過ぎる季節、取り残された花々、与えられた“枠”。彼らはなにを護り、なにを拒み、なにから逃げるのか。


新たな世界観で救いを! 重厚なストーリーに圧倒されます

みずのいろ。』作:槇えびし

 


生と死が隣り合わせの地域「天国」で繰り広げられるストーリー。重厚なその世界観に圧巻です。攻め受けははっきりとしていませんが、確かにBLです。けれど、良い意味でBLという枠を超えたものでもあるかもしれません。

【あらすじ】
生と死が隣り合わせの街「天国」。
記憶のない少年・礼夏は、全身傷だらけの殺し屋・世都とこの街で暮らしている。彼はいつも礼夏に赤い服を着せ、とても優しく、ふとした瞬間泣きそうに笑う。それはいつも礼夏を不安にさせた。
けれどある日、世都の過去を知る男・ロマネが現れてからいつもの日常は変化して……。

 

新興宗教といえばこれでしょう!

Dear,MY GOD』作:朝田ねむい

 


カルト教団に心酔している若者・リブを救おうと神父のロースがそこに足を踏み入れるのですが……。もう名付けからしてパンチが効いています。リブ、ロース!
リブは心の拠り所をまた別のところにして……。

【あらすじ】
カルト宗教に心酔している若者・リブを救おうと教団に乗り込んだ神父のロースだったが逆に捕われ、監禁されてしまう。「つがいになれば、2人とも救われる」そう盲信したリブは、ロースにドラッグを飲ませ朦朧とする彼をむりやり犯すのであった。教えを一途に信じるリブが不憫になり、ロースは甘んじてその関係を受け入れるが…。

 

スクールカーストと信仰が入り乱れ!?

美しい彼』作:凪良ゆう

 


美しい男を美しいと崇拝するのは殿堂入りではないでしょうか?
スクールカーストの頂点に君臨する人気者の清居に恋に落ちた平良。キモがられても、ウザがられても好き……というその熱心さは信仰に近いものを感じます。攻めには攻めのロジックがあり、題材が「いじめ」に近いと嫌煙する方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません! どこかシュールで救いもあり、なんと言っても表紙が美しい!

【あらすじ】
憧れの級友に抱く、信仰にも似た想い――スクールカーストLoveストーリー。
「キモがられても、ウザがられても、死ぬほど君が好きだ」無口で友達もいない、クラス最底辺の高校生・平良(ひら)。そんな彼が一目で恋に堕ちたのは、人気者の清居(きよい)だ。誰ともつるまず平等に冷酷で、クラスの頂点に君臨する王(キング)――。自分の気配に気づいてくれればいいと、昼食の調達に使いっ走りと清居に忠誠を尽くす平良だけど!? 絶対君主への信仰が、欲望に堕ちる時――スクールカーストLOVE!!
 

 

『神の名は夜』(『イルミナシオン』収録) 作:ヤマシタトモコ

 

 

こちらに収録されている「神の名は夜」が筆者の求めていた宗教BL! と声を大にして叫びたい作品です。
攻めのいない夜は眠れなくなることに気が付いた受け。受けに眠りをもたらす神は――。というラストで、堪りません。

 

上記では商業BLをご紹介しましたが非BL作品でも素晴らしいものがたくさん存在してます。受け攻めははっきりしていないけれど、これは宗教BLとしても読める! と胸を張って言える作品もご紹介したいと思います。

 

主人公が神になってしまう…!?

『月に吠えらんねえ』作:清家雪子

 

 

神格化だけに留まらず女体化もありとすごいことになっている『月に吠えらんねえ』。宗教BL好きの腐女子の方々にはぜひ読んでいただきたいです。
著者自身が「文豪作品の二次創作」と公言している作品なので、萩原朔太郎の詩からイメージされたキャラクターであったり、詩が所々引用されていたりとたくさんの要素が盛り込まれています。けれどその解釈の深さには圧巻! どれだけ研究したのでしょうか? と聞きたくなるほどです。

【あらすじ】
□(シカク:詩歌句)街。そこは近代日本ぽくも幻想の、詩人たちが住まう架空の街。そこには萩原朔太郎、北原白秋、三好達治、室生犀星、高村光太郎らの作品からイメージされたキャラクターたちが、創作者としての業と人間としての幸せに人生を引き裂かれながら詩作に邁進する。実在した詩人の自伝ではなく、萩原朔太郎や北原白秋らの作品から受けた印象をキャラクターとして創作された、詩人たちと近代日本の業と罪と狂気の物語。


いかがだったでしょうか?
宗教BLにすこしでも興味を抱いて頂けたら嬉しいです。
暴論ですがBLは宗教に近いところがあると筆者は思っています! ぜひぜひ読んでみてください。

 

記者:菅波

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