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帝王・森川智之の声優本を読んだ!!BLCDがアツく語られてるぞ~

2018/04/26 13:01

帝王いわく「セクシャルな演技は感情を開放できるかが勝負」 岩波新書『声優 声の職人』4/20発売



「BL界の帝王」の異名、「日本中の女子をお世話してます(笑)」でお馴染み、森川智之さんの著書声優 声の職人が岩波新書より4月20日に刊行されました! 表紙をめくると、カバー折り返しの作品紹介に「帝王」の文字!! 内容では、BLCDに関しても語られています。

1987年の声優デビュー以来、30年以上前線を走り続けてきた我らが「帝王」。そんな声のプロフェッショナルが語る声優という職業の秘密……。森川さんのファンのみならず、BLCD好き、声優オタクなら是非とも押さえておきたい一冊です!

というわけで、ちるちる編集部も早速現物をゲット! 帝王にお世話になりっぱなしの(腐)女子代表として、僭越ながら簡単に見どころをご紹介をさせて頂きたいと思います!

帝王の履歴書:負傷により声優の道へ



声優事務所「アクセルワン」の社長でありながら現役の声優・役者でもある森川さん。その活躍ぶりはアニメやゲーム、ドラマCDなどの2次元作品にとどまらず、洋画や海外ドラマの吹替、テレビ番組などのナレーションなど多岐にわたります。

そんな森川さんがなぜ声優を目指すことになったのか、そしてどのような下積み時代を経て「帝王」の座にまで昇りつめたのか。本著の第2章でその秘密が明らかにされています。

意外や意外、実は体育教師になりたかったというからびっくり……! ところが、怪我の影響で体育教師への道は諦めたそうなのですが、その際に友人にかけられた言葉で声優を目指すことになったとか! まさに「怪我の功名」ですね。

また、養成所時代の思い出や印象深かった役など本章にて紹介されています。大先輩・野沢雅子さんをはじめ、高木渉さんや関智一さんら有名声優たちとの貴重なエピソードが盛りだくさんですよ♪ 森川さんが吹替を担当する俳優トム・クルーズさんに関しても触れていますので、洋画ファンも必見です!

帝王が目指すもの:原点はオーディオドラマ



第1章から第5章まで通しで読んでみますと、「ここまで話してくれるのか!」と驚く方も多いと思います。その中でも特に印象深かったのが第5章です。ここでは、30年にわたるキャリアの中で培った、声優に必要なスキルの身につけ方が具体的に述べられています。

本章を読み始めて早々「さすが帝王……深いな……」と、しみじみ思ったのも束の間。腐女子として見過ごせないトピックを発見いたしました!


声優の原点はオーディオドラマにあり……BL界の「帝王」……セクシャルな演技は感情を開放できるかが勝負……。なんとBLCDについて言及しているではありませんか!! BLCDで一度でも帝王にお世話になったことのある皆さま、是非この部分だけでも読んで頂きたく!

我らが帝王はこう述べています。
「音声だけで情報を伝えるオーディオドラマこそ、声優の原点」
「BLCDは新人がブレイクのチャンスを掴むための登竜門」
「新人でもBLCDなら何ページにもわたって先輩と関わり合える」

ああ、さすがは帝王! おそらくBLCDファンの多くが日々感じていることを的確に指摘しています。BLCDに出演する声優が減っていく中、大御所でありながらBLCDに出演し続ける理由はココにあったのですね……(感涙) BLCDをこよなく愛する腐女子としては感謝してもしきれません!

巻末出演作品リスト


本編と併せて是非チェックして頂きたいのが、巻末です! 森川さんが過去に出演した作品の一部がリスト化されており、見ているだけでも楽しむことができます。「この作品出てたのか~!」と、意外な発見があるかもしれませんね♪

そしてなんと! 本リストを作成するにあたって、ちるちるをご活用頂きました~! ありがたき幸せにございます~! リストの末尾にしっかりと「ちるちる」の記載がありますので、お手に取った方はそちらもチェックして頂けますと嬉しいです♥

結論:帝王には帝王たる所以があった


以上、印象的だった部分をピックアップしてご紹介してまいりました。筆者自身も森川さんの声に魅せられ早十数年……。漠然としか知らなかったその偉大さをしっかりと認識することができました。

ファンから同業者まで、声優という職業に興味がある人なら誰でも楽しめる本著。出版元である岩波書店公式サイトでは試し読みもできます(PC・スマホ)。まもなく始まるゴールデンウィークのおともにオススメしたい一冊でした!

新書『声優 声の職人』森川智之

 

『ズートピア』のニック、『FFVII』のセフィロス、『マトリックス』のキアヌ・リーブス、『スター・ウォーズ』のユアン・マクレガー、そしてトム・クルーズ……心惹かれたあの声も、やっぱり森川智之だった。
歌にダンスにグラビアと、いまや大人気の職業となった声優。しかし、プロとして生き残れる者はごくわずか。この本では、1987年のデビューから30年、一貫して第一線で活躍してきた人気声優・森川智之が、自身の経験をもとに、声優の本質を語る。

第1章 声優という職業
第2章 声の職人 ──帝王の履歴書から
第3章 裏方が表舞台に出る時代
第4章 声優の卵たちと、厳しい森川先生
第5章 帝王が目指すもの

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コメント4

投稿順 | 最新順

匿名3番さん(1/1)

BLCDに関して述べた部分は本当にうなずくばかり。BLCD を通して声優さんの成長を感じることもできます。
森川さんからBLCD にハマり、BLCD から森川さんにハマった私にとっては嬉しいお言葉です。
じっくり読ませていただきます。

匿名2番さん(1/1)

これ読みたいなぁ~!
日本中の女子をお世話してきたっていいよねw
特番で、アニメ好きのAKBの子が森川さんに「すごいお世話になってます!」って言ったのが発祥かな。

匿名1番さん(1/1)

岩波新書でBL話は驚き
まあほんの一部なんだろうけど
にしてもカバーもすごい
日本中の女子をお世話してきたって・・・w

絶対買います。
BL界に、声優界に、森川さんがいてくれて良かった!

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