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愛にあふれる、ゲイ兵士たちのラブレター

2018/07/08 15:47

手紙で届けられる、変わらぬ愛

 

どんな時代、どんな状況であっても恋とは落ちてしまうもの。
今、世界では同性愛に対する理解が深まりつつありますが、同性愛が禁じられ、自由に恋愛することができない時代もあったのです。
今回はご紹介するのは同性愛が抑圧され、生き続けられるかすら不確かだった第二次世界大戦期のゲイカップルの手紙です。
当時、彼らはどんな風に愛を囁き、何を考えていたのか。
現代に生きる人々にも手紙から彼らの深い愛情が伝わってきます。

 

幸せな未来を想像すること

 
 
 
「愛しい君へ

愛は永遠に続くものではないと何年も言い聞かせてきたんだ……。

気持ちをを深く探り、未来を求めるためにも君と1つになりたい。

戦争が終わり、一緒に暮らしていることを想像してみて。
一番若くて楽しいときに、僕らの人生の思い出としてこれから一緒に生きていけたらすばらしいのに。

あなたのギルバートより」
 
戦争とは非情にも日常を奪っていきます。恋人と幸せな生活ができるはずが、それが叶わない。そんなときに恋人に送った手紙なのではないでしょうか。
 

理解を得られない辛さ

 
 
「2月12日 1940年 グランジ・パークにて

僕の愛しい君へ。

君とずっと一緒にいられること以外何も望まない。

僕はわかる、想像することができる。君の両親の反応がどのようなものなのか。僕ら以外のすべての人は僕らの愛がどんなものなのか想像もしない。
彼らは愛とは何かを知らないんだ……」
 
同性愛に対する偏見や差別の中、それでもお互いに愛し合う2人。
理解されることはなくて苦しいけれど、2人だけでも自分たちの愛を信じようとしたのでしょう。
 

永遠の愛、そして予知ともいえる願い

 
 
文通の中の一枚で、ボウシャーは彼の恋人に伝えた。

「真剣に僕のためにしてほしいことがひとつある。すべての手紙を破り捨ててほしい。僕のためを思うならそうしてくれ。
これまで、これからも永遠に君を愛する。」


驚くことに、ほかの手紙ではこう締めくくっています。

「よりリベラルになった未来ですべての手紙が公になったら、すばらしいのに。そうしたら、世界中が僕らの愛はどんなものなのかわかるのに」
 
本当は自分たちが愛し合っていることを知ってほしい気持ちもあるけれど、時代と環境がそれを許さないので、隠さなければならないということが悲しいです。リベラルになった世界で手紙が公開されたらいいのに、という願いが現実になっているのは、彼の強い思いのおかげのような気もします。
 
戦争中であっても、今よりも偏見や差別が根強くても、それでも好きになった人を愛さずにはいられない。そんな気持ちが手紙から伝わってくるように思います。時代や状況は目まぐるしく変わっていくけれど、彼らの愛のように変わらないものもあるのだなあ、と思いました。

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