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BLCD出演2年が全盛期説!?BLCD声優出演数研究

2018/09/02 17:44

2023/03/06 18:00

2013年 BLCD声優が世代交代が起こった!

 


みなさんBLCDはお好きですか? BLCDってすばらしいですよね……漫画や小説に声が付くことの感動は計り知れません。漫画や小説がドラマCD化するときに、まずはじめに気になるのはキャストではないでしょうか。「この登場人物はこの方がやるのか、楽しみだなあ」とCD発売まで期待に胸膨らませたものです。
 
しかし、そんなBLCD界でなんとな~く感じるのが、そう! 世代交代です!! 元々聴いていた声がなくなる寂しさ、新しいお声を聴ける嬉しさ……どっちもあり複雑な心境です。
BLCDの発売数を見てみると、2006年から2008年の制作数のピークをつけたあと、制作会社の倒産や撤退もあり、2013年まで下降し続けます。そして2014年から再び製作数は増加を始めました。
このグラフとあとで紹介する各声優さんの出演数グラフから、ちょうど2013年がBLCD出演声優の世代交代の年と位置づけることができると思います。

今回はBLCDの出演状況を「新規出演」「メイン出演(カップリング表記があるもの)」に限って集計してみました。今はBLCDの新規出演がもうないだろう、と思われる方やBLCD界でベテランの域と思われる方の年ごとの出演本数を2001年から集計しております。

 そして集計していくと、驚きの結果に!! その結果をご紹介いたします。


◆目次◆
1.台形型
 森川智之さん
 平川大輔さん
 鳥海浩輔さん
2.急騰型
 福山潤さん
 中村悠一さん・小野大輔さん・梶裕貴さん
3.山型
 遊佐浩二さん
 羽多野渉さん
 下野紘さん
4.二番天井型
 神谷浩史さん
 野島健児さん

 

 
BLに出続けてくださるベテラン声優さんに多いのが、こちらの台形型。ピークが比較的長く続くのが特徴です。


まずはBL界帝王・森川智之さんを見てみましょう。
 

森川さんは黄金期が10年くらいありますね……流石すぎます!! 今回は2001年から数えたので、2001年以前の作品も含めるともっと多くの作品に出演されています。出演作の多さもですが、継続してBLCDにご出演なさっているところも帝王と呼ばれるゆえんでしょうか。世代交代期である2012年に出演数が激減しています。
2022年には新作副音声はうるさい十分にの攻め役でご出演!

 
平川大輔さんも森川さんと同じように、2011年に激減しました。


 
2013年までの激減は、このお二人の新作出演減少が大きいかもしれません。しかしかつてほどの出演数はありませんが、後年になってもBLCDでお声を聞かせてくださいます。

 
ほかに息の長い台形型の声優さんは、鳥海浩輔さんです。


鳥海さんは受け役・攻め役はもちろん当て馬や悪役、お助けポジションでもご活躍。2022年でもメインではありませんが、愛の夜明けを待て!で小西克幸さんらと共に印象的な脇役を演じてくださいました。



実はBLCDの出演数でもっとも一般的!! かもしれないのが、この急騰タイプ「2年黄金期」説と筆者は呼んでいますが、活躍期間が短期集中な分、鮮烈な印象が忘れられないのです。

 


福山さんは2004、2005年で新規34本出演。2002~2003年、続いて2004年~2005年と、BLCDの礎を築いた声優さんでした。

 
ほかにも中村悠一さん、小野大輔さん、梶裕貴さんがこの急騰タイプです。






中村さんと小野さんに関してはこちらの記事で詳しく取り上げているので、よければご覧くださいませ。つ【中村悠一に小野大輔…BLCDキセキの世代「2006年」を振り返る
 


普通に考えると、人気爆発で出演が増えてなだらかに出演が減っていくパターンがもっとも多いと思いますが、BLCDはそのパターンはあまり多くないようです。


数少ない、きれいな山型を描いているのは遊佐浩二さんです。


ほかの声優さんには見られない対照型なのです。そして2014年までのグラフを見ると、BLCD全体の製作数と新規出演数がぴったり比例する声優さんは遊佐さんです。遊佐さんはBLCD勃興の指標といっていいかもしれません。


羽多野渉さんは急騰後にゆるやかな下降カーブを描いています。このグラフも実は珍しいパターンです。




下野紘さんは2013年に再び出演数が増え山型というより山脈型のグラフになっています。




そして一度ピークをつけたかとおもいきや、2年ぐらい経過して二番天井をつけて新作出演が急になくなるケースがあります。神谷浩史さんと野島健児さんです。

 



 


お二人とも2007年に出演数が少なくなり、その後2008年で前のピークを超えて最多出場になっています。2007年は小説原作CDが多数発売されていたころで、両者小説BLCDに多数出演されていました。

さてここでひとつ言いたいことがあります。
注目していただきたいのが! 野島健児さんの2017年なんです!! なんと7年越しの! BLCD新規出演!! 帯の画面を見ながら二度見して、周りの人にバレないように小さくガッツポーズした記憶があります。

のっ、野島健児さんがBLCDに出演するだとぅ!? 筆者はですね、野島健児さんの受け役がとても好きです。しかし、新規のご出演が途絶えていらっしゃたので「野島健児さんが出てる作品の続編でないかなあ」なんて数年思っていたわけです。そっ、そんなとき『俺と上司のかくしごと』でBLCDに出演されると知ったときの驚きと喜びといったら!!
2022年にもラムスプリンガの情景つむぎくんのさきっぽなど計4作のBLCDにメイン受け役でご出演!! 役幅を大きく広げつつも、相変わらずピュアさや健気さの表現が最高で泣きました……ありがとうありがとう……。


いかがでしたでしょうか? 「BLCD新規出演、2年が全盛期説」……集計する前は全然気付いていなかったのですが、こんなにはっきりと表れているとは思いませんでした。
声優さんが何年間新規BLCDにご出演いただけるのか、ということについては関連があまりなかったのですが。「現在出てくださっている声優さんも、いつまで出てくださるのだろうか……」と思うと、「今の」BLCDを買わなくてはという使命感に筆者は駆られてきたので、今を大事する気持ちを今回の集計で感じました(←話が大きくなってますね笑)。
 

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コメント12

投稿順 | 最新順

匿名9番さん(1/1)

不倫声優の受け皿になったら笑う・・w

匿名8番さん(1/1)

BLCDを買った事はないですが、この業界を経験後ものすごくBIGになった方が、たくさんいらっしゃるのはなんか嬉しい。ビジネスとして勢いがあった時代は、有名TVアニメ出演中でもBLの出演されてた方も多い。顔出しが多くなってからだと濡れ場演技はキツイかもと思いますが、女優でもメジャーになっても脱いで妖艶な演技される方もいるので、考え方は人それぞれですね。今は故人となった超有名声優さんのBLCDは聴いてみたいなという気はします。

CDそのものが再生の仕方がわからないという若い方も増えて厳しい時代。書き下ろしのストーリーがついたりするBLのように特化したジャンルならまだまだ買う人は多いかもしれませんが。アイドルとかもそうだけど特典目当てでしかCDの売れない時代、なんか味気ないなあ。

匿名7番さん(1/1)

記事の更新をありがとうございます。
BL新規ですが、お目当ての声優さんが10年以上前の作品に多く出演されていたので昔のCDから入った事もあり、最新のCDも昔のCDも集めています。
そして、昔の声優さんよりも最近の声優さんの方が原作に忠実な演技をされているという事をフリートークで知りました。
名前が挙がっている昔の声優さんで、原作を読まない方、勝手にキャラを変えてカットされている方がいます。
やはり原作に忠実な演技をしている最近の声優さんの方がCDを聴いていてグッときます。
お勉強でBLCDに出演型声優さんの中だと、梶裕貴さんが突出しているように感じました。作品ごとに全然違うし関西弁もできる。素晴らしいです。
ここに名前が挙がっている声優さんだと、遊佐浩二さんと森川さんが作品によって柔軟な演技のできるプロ中のプロだと思います。

匿名6番さん(1/1)

BL声優というとあの例のえんじょう事件を思い出します。
腐女子というものが、都合の良い現実しか向き合わず、都合の悪い現実は誰かに擦り付ける事しかしない事が判明した最低の事件。
BLは好きだけどそういう腐女子は大嫌いです。

匿名5番さん(1/1)

>売れると一般的に続編以外はBL関係に出て貰えない暗黙の法則
全く暗黙じゃなくて、売れることでスケジュールとれなくて物理的に出演できる本数が減る、単純に単価が上がって予算オーバーになる、のほうが正しいと思う。
主演作の契約上とか事務所ストップももちろんあるだろうけど。

自分も「キセキの世代」辺りからBLCDにハマって、特に福山さんが大好きで、福山さんが "卒業" してから梶さんのファンになって、数年後にはその梶さんもBL界から消えてしまって、大好きだった攻め役の声優さんもどんどんいなくなって… 新しいBLCDを聞く気になれなかった時期が何年も続きましたね。とてつもなく寂しかったです。

しかし去年やっと吹っ切れました― 世代はどうしても変わっていくものだと。今は小野友樹さんにご執心ですw もう十年以上もBLCDを続けてらっしゃる小野さんもいつか卒業するのでしょう。けど、それまでに感謝の気持ちを持って精一杯応援していきたいと思います!

私は、遊佐浩二さんはフリーになったことが、出演作品の傾向の変化に影響しているのでは?と思ってきました。

匿名4番さん(1/1)

BLCDが好きなので、出てくれる声優さんには感謝しかありません。

匿名3番さん(1/1)

興味深い記事ですね!最近何人か出演数が減ってる...?と感じてる人たちもこんな感じなのかもしれませんね、少し寂しいです。
最後の野島さんへの熱い思いに完全に同意です‼笑
私はバスのなかでツイッターを見て知ったのですが思わずえっ⁉と言ってしまいました笑
また数年に一度でいいのでなにとぞなにとぞ...

匿名2番さん(1/1)

調査に基づくレポートありがとうございます。
その声優の方のBLCD界への露出を考えるとシリーズ作の続編以降の出演を数に入れても良いのでは?と思いますが、意見の別れるところでしょうね。
次は2013年以降にブレイクした新世代の方についての記事が読みたいです!

前野さんは?!?!?!

匿名1番さん(1/1)

BLCDは聞かず、BLゲーム派の者ですが、BLゲーム界も同じ状況で、大変参考になる記事でした。
有難うございます!
最近某大人気BLゲームのFDで、主役を含めて殆どの主要なキャストの変更があるというショックな出来事がありました。この記事を見て、ある程度吹っ切れました。発表から発売まで2年どころか8年経過しているので・・。

声優さんは売れると一般的に続編以外はBL関係に出て貰えない暗黙の法則があるのは残念ですが、その時その時、心に残るいい演技をされていると思う事が多いです。これからは、将来的にブレイクされて、アニメ等で声の聞けるかもしれない若い新人の方のBL作品での演技を新しく聞けるんだーという気持ちでいこうと思います。

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