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腐女子・不朽の名作30選2018!あなたの推し作品は何位?

2018/10/01 10:00

4年連続ぶっちぎり第1位の快挙作とは! 名作の法則は××受け!?



さて、今年もやってまいりました! 数あるBLコミックス・小説の中から、特に評価の高い作品を発表するランキング、腐っても朽ち果てぬ「腐女子・不朽の名作30選 2018」!! 果たして、あなたのイチオシ作品はランクインしているのでしょうか!?


選考方法
発売日から3年経過した作品のみを抽出して、2017年8月1日~2018年7月31日までの直近1年間に獲得したちるちる評価ポイントで選定しています。

必ず一度は目にしたことがあるような有名作ぞろいですね! 今年度は、年月を重ねても色褪せない根強い人気を誇る作品から、新たに名作の仲間入りをしたニュージェネレーションも登場し、非常に混戦を極めています……! たくさんのレビュー、評価ありがとうございました!!

2017年度以前のランキングとの比較


コミックス、小説ともに昨年度とは異なる結果となりました! 毎年多くの商業BL作品が刊行されていくため、名作の数もどんどん増えていっていることがうかがえます。

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BL小説ランキング比較

 
4年連続トップは『どうしても触れたくない』!! ヨネダコウ無双!
不朽の名作ランキングを制作開始した2015年から毎年トップの座に君臨し続けている『どうしても触れたくない』。ちるちるレビューでも「珠玉のBL入門書」「バイブルにしてBLの金字塔」と冠されるほど、商業BL界での知名度が高い大人気の作品です! 切なくも心温まるストーリー、繊細な心理描写が腐女子の心を鷲掴みしています。 また、新参腐女子でも読みやすく、商業BLへの導入としても人気が高いのではないでしょうか。ぜひ来年も1位を獲得して、殿堂入りしていただきたい名作です♪

2018年コミックランキング


また、ランキングにはヨネダコウ先生作品が15位までに4作品もランクインしており、作家としての確固たる人気を獲得していることが分かります。ヨネダコウ先生は商業BL界になくてはならない存在ですね!

『どうしても触れたくない』以外では、『同級生』、『窮鼠はチーズの夢を見る』シリーズが4年連続ランクインしています。『同級生』は2016年にアニメ映画化を果たし、青春純愛BLの礎ともいえる作品。『窮鼠はチーズの夢を見る』シリーズは男同士のリアルな葛藤が描かれ、重厚感のある作品が好きな方から熱い支持を集めていますね!

ニューフェイス登場! 近年刊行作品が多くランクイン!
昨年度の集計時には3年経過しておらず、残念ながらランクインしなかった作品が今年度多くランクインしました! 世代別BL傾向にて全世代から支持を集めていることが判明した『恋するインテリジェンス』は、さすがの得票数の多さで第2位に輝く快挙を成し遂げています! また、『ヤリチン☆ビッチ部』などで若年層からの人気が高いおげれつたなか先生の『恋愛ルビの正しいふりかた』、実写映画化を果たした『ひだまりが聴こえる』も大注目の作品ですね!

BL小説ランキング比較

 
4年連続ランクインは『箱の中』シリーズ、『美しいこと』シリーズ

BL界の芥川賞と名高い木原音瀬先生の人気シリーズが、4年連続ランクインを達成しました! どちらの作品も木原音瀬先生の代表作と言っても過言ではない作品であり、講談社での一般文庫化も果たした商業BLの枠では収まりきらない名作です。痛さだけでなく胸に刺さる独特な空気感に心奪われたBLファンの方も多いのではないでしょうか!

また、昨年度は新刊が刊行されランキング対象外となっていた、英田サキ先生の『DEADLOCK』シリーズも上位にランクイン。昨年度対象外になっていなければランキング入りしていたはずの当作品は、発売から10年以上経過してもなお色褪せない名作です! 実質4年連続ランクインと言っても過言ではありませんね♪

近年人気作がワンツーフィニッシュ!




新たに名作の仲間入りを果たした、刊行から3年経過したばかりの作品は計6作品! 中でも、2015年BLアワード小説部門で第1位にランクインした美しい彼』や、同じく2015年BLアワード小説部門で第3位を獲得し、その後シリーズ続刊・スピンオフ作品がBLアワードで毎年ランクインしているイエスかノーか半分かは驚異的な人気を誇っていることが分かりますね! 発売からまださほど経っていませんが、そうそうたる面々を追い抜き第1位、第2位を獲得していることもうなずけます。

発売から10年以上経過している作品も多くランクイン☆


刊行から10年経っても色褪せない名作たちは計5作品ランクイン! 中でも注目なのは木原音瀬先生の『FRAGILE』。こちらの作品は、なんと今回初ランクインなんです! 木原音瀬先生は昨年から非BL作品を刊行するなど、注目を集めていたので、既刊が改めて注目を集めたのかもしれません。

また、14位ランクインの『雪よ林檎の香のごとく』は一昨年から返り咲きのランクイン。当作品は、一穂ミチ先生のデビュー作ということで、『イエスかノーか半分か』シリーズなどの人気作からファンになり、さかのぼって読む方も多そうですね!

 

2018年ランキングの傾向・特徴


名作の法則!? ノンケ攻め・男前攻め×健気受けの比率高し!
ランクイン作品の登場人物の属性を見ていると、ある傾向が見受けられます。攻めはノンケ、男前の作品、受けは健気な作品が多くを占めているのです!!


コミックスでは、攻めの最多属性はノンケ(15作中7作品)、受けの最多属性は健気(15作中7作品)。ストーリーの良さやイラストの魅力以外にも、人気キャラクターの傾向が表れています。一方小説では、攻めの最多属性は男前(15作中9作品)、受けの最多属性は健気(15作中10作品)という結果に。
コミックスと小説で、攻めの最多属性が異なっている点が興味深いですね! 同じ商業BLファンでも、読んでいる層が違うということを示唆しているように思います。また、コミックス・小説共に健気受けの数が多いことから、健気な受けの人気の高さが良くわかります。

また、受けのキャラクターの容姿は美人である比率が高く、近年男前受けの人気が高まりつつありますが、まだまだキレイな受けの支持が強いことがうかがえますね! 来年の不朽の名作ランキングでは、人気属性にどのような変動が見られるのか、今から楽しみですね♥


コミックス・小説共にせつないストーリーが人気

作品ごとの物語のトーンを見ていくと、「せつない」トーンの作品がコミックス13作品、小説14作品と、ランクイン作品のほとんどが切ない恋を描いた作品であることが分かりました。もともとBLというジャンルには男同士の葛藤がメインであるため、商業BLにおいて切なさは必須の項目だということですね! また、コミックスでは次点に「あまあま」、小説では「シリアス」という結果に。それぞれの媒体で、好まれる作品が違うことも示されていますね!



さて、いかがでしたか?
コミックス、小説ともに昨年ランキング対象外だった作品が新たにランクインし、商業BL業界が活発化していることをひしひしと感じます! 来年度のランキングではどの作品が生き残るのか、またどの作品が新たにランクインするのか、今から非常に楽しみですね♥

解説:ぴょん

過去集計参照 
腐女子・不朽の名作30選 2015
腐女子・不朽の名作30選 2016
腐女子・不朽の名作30選 2017

ランキング掲載BLコミックス

 

順位 タイトル 出版社名 作家名 得点
1 どうしても触れたくない 大洋図書 ヨネダコウ 450
2 恋するインテリジェンス 幻冬舎コミックス 丹下道 392
3 それでも、やさしい恋をする 大洋図書 ヨネダコウ 343
4 同級生 茜新社 中村明日美子 338
5 恋愛ルビの正しいふりかた 新書館 おげれつたなか 327
6 囀る鳥は羽ばたかない(1) 大洋図書 ヨネダコウ 308
7 テンカウント(1) 新書館 宝井理人 293
8 眠り男と恋男 リブレ 座裏屋蘭丸 283
9 やたもも 竹書房 はらだ 268
10 四代目・大和辰之 新書館 スカーレット・ベリ子 264
11 ひだまりが聴こえる プランタン出版 文乃ゆき 230
12 NightS リブレ ヨネダコウ 228
13 抱かれたい男1位に脅されています。 リブレ 桜日梯子 225
14 チョコストロベリー バニラ  竹書房 彩景でりこ 218
15 俎上の鯉は二度跳ねる 小学館 水城せとな 215

 

ランキング掲載BL小説

 

順位 タイトル 出版社名 作家名 得点
1 イエスかノーか半分か 新書館 一穂ミチ/
竹美家らら
227
2 美しい彼 徳間書店 凪良ゆう/
葛西リカコ
197
3 檻の外 蒼竜社 木原音瀬/
草間さかえ
127
4 美しいこと 下 蒼竜社 木原音瀬/
日高ショーコ
110
5 DEADLOCK 徳間書店 英田サキ/
高階佑
107
6 処女執事~the virgin-butler~ 白泉社 沙野風結子/
笠井あゆみ
105
7 愛の罠にはまれ! 白泉社 樋口美沙緒/
街子マドカ
102
8 FRAGILE アスキー・メディアワークス
(角川グループパブリッシング)
木原音瀬/
高緒拾
100
9 少年は神の花嫁になる 大洋図書 夜光花/
奈良千春
96
10 おやすみなさい、また明日 徳間書店 凪良ゆう/
小山田あみ
89
11 ふったらどしゃぶり When it rains, it pours KADOKAWA
(メディアファクトリー)
一穂ミチ/
竹美家らら
88
12 ショートケーキの苺にはさわらないで 心交社 凪良ゆう/
草間さかえ
87
13 碧のかたみ 蒼竜社 尾上与一/ 83
14 雪よ林檎の香のごとく 新書館 一穂ミチ/
竹美家らら
81
15 鬼子の夢 白泉社 丸木文華/
笠井あゆみ
79

関連作家・声優

コメント9

投稿順 | 最新順

匿名9番さん(1/1)

私も思っていた発音と違いました。
「ち」にアクセントがある発音かと思ってた…

匿名8番さん(1/1)

動画みたけどちるちるの発音が思ってたのと違った・・・。
某腐男子さんのレビューのほうが参考になる笑

匿名7番さん(1/1)

見落としていました。嬉しいです。ありがとうございます!

匿名6番さん(1/1)

小説トップ3は大好きで定期的に読みたくなる作品です!ランクインしてて嬉しい♡ 漫画の方はそこまで思い入れはないかな...。相変わらず、どうしても触れたくない、同級生、俎上は強い。

匿名5番さん(1/1)

モメサはお触り厳禁ですね

こうゆうランキングは探す時に便利

匿名4番さん(1/1)

ちるちるで大人気な作品はあまり自分の好みでは無いことが多いです。
でも「こういうの世間的には人気出そうですねー」ってのは何となく分かる作品が多い。
私もこういう「世間的に人気出やすい作品」が好みだったら良かったなあと羨ましく感じます。

匿名3番さん(1/1)

おっと、さっそく不穏なコメントがw
このコメ欄もクレーマーや繊細ヤクザの手によって荒らされてしまうのか?
コメ欄の行く末から目が離せません!

不朽の名作ランキングだけど、毎年微妙に変動してるのが面白い。
これからもたくさんの良い作品と出会えるのが楽しみ。

匿名2番さん(1/1)

「ひだまりが聴こえる」は外すべき。
あれは少女漫画。

匿名1番さん(1/1)

好きな作品ばかり。ホント、名作ですね!

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