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BLの人気4社が合体!業界初の挑戦を【4社座談会】で聞いた!!

2018/11/02 12:00

豪華作品が割引&無料あり! 新書館・大洋図書・フロンティアワークス・リブレの電子合同フェアが11/2~11/29開催



近年、盛り上がり続けているBL業界。レーベルの増加に加え、2018年は男性同士の恋愛を扱ったテレビドラマがヒットするなど、これまでとは異なる業種・媒体からBLへのアプローチも目立っています。今後、私たちのBLはどこへ行くのか?

そんなとき、BLを代表する出版4社が、なにやら協議を重ねているという情報が舞い込みました! 「新書館」・「大洋図書」・「フロンティアワークス」・「リブレ」。ファンが“BLと言えば……”で指折り数えると、その中にきっと挙がるであろうこれらの出版社が大同団結! 11月2日から4週にわたって多くの電子書籍ストアで4社合同フェアを開催します!

その名も「ボーイs フェスタ 2018秋」。電子書籍では、ストア主導のフェアは数あれど、BLの出版社が4社合同で企画してストアに働きかけるというのは初の試み。また、出版社の垣根を越えた同一作家のフェアはこれまでも見られましたが、出版社単位で複数社がひとつのフェアに轡を並べるのは珍しい例と言えます。


今回は、この4社「新書館」・「大洋図書」・「フロンティアワークス」・「リブレ」の電子書籍営業担当者が顔を揃えたリブレ会議室に同席。企画の意図や意気込み、また電子書籍業界のアレコレを、座談会形式で聞きました。

ボーイs フェスタ 2018秋 概要
価格割引き:30%オフ、1話無料など
参加出版社:新書館・大洋図書・フロンティアワークス・リブレ(五十音順)
開催期間:2018年11月2日(金)~2018年11月29日(木)
・1週目【溺愛特集】:2018年11月2日(金)~2018年11月8日(木)
・2週目【人外・獣特集】:2018年11月9日(金)~2018年11月15日(木)
・3週目【クズ・ヘタレ攻特集】:2018年11月16日(金)~2018年11月22日(木)
・4週目【バディ特集】:2018年11月23日(金)~2018年11月29日(木)

 

出版社同士の協力でフェアを企画したら面白い!BL出版4社「電子書籍」営業担当座談会

 


――BL4社が集まって電子書籍で合同フェアをするというとても珍しい企画、何かきっかけはあったんですか?

リブレ:電子書籍におけるBL人気は非常に高くて、多くの読者さんもついているという状況があります。その中で、たくさんのレーベル・出版社があるのに、出版社同士が一緒に企画してフェアを開催するという例がなく、やったら面白いんじゃないかな、と考えたのがきっかけです。そんなとき、ちょうど新書館さんとご縁があって、お話させていただきました。

――新書館はまずどう思われましたか?

新書館:小社の発想では出ないアイデアだと思いました。ただ、おっしゃっていることは本当に素晴らしく、まずは個人的にぜひやりたいなと思い、会社に相談しましたらOKが出まして、参加させていただくことになりました。

――フロンティアワークス、大洋図書はどうでしょう?

フロンティアワークス:最初にお話をいただいたときは、別件の打ち合せをしているところだったのですが、その場で「ぜひやらせてください!」と、即決くらいの勢いで決まりました。これまで、ストア主導のフェアは多かったんですが、出版社が集まってというのはなかなかなかったので、面白いことができそうだな、と参加表明させていただきました。

大洋図書:こういった出版社をまたいでの企画というのはなかなか弊社もやれなかったことなので、混ぜていただいて、とてもありがたいなと思っております。

 

4社がゼロから作り上げたテーマ特集「ボーイs フェスタ 2018秋」

 

――今回の電子フェアの概要を教えてください

リブレ:「ボーイs フェスタ 2018秋」と題して、30%の割引や1話無料を計4週間実施します。1週間ごとに【溺愛特集】【人外・獣特集】【クズ・ヘタレ攻特集】【バディ特集】とテーマを設けていて、それに沿った作品を4社が持ち寄るので、非常に豪華、また面白いラインナップになるかと思います。


――最初からテーマ別で、というビジョンはあったんですか?

リブレ:最初はもう一緒にやりましょう、しかなかったです。なので、本当にゼロベースから、4社で形にしたフェアと言えますね。テーマを設けることが決まってから、実際にどんな内容のテーマにするかを相談する回があったんですが、そのときが一番盛り上がったのが印象的です!

――各社の作品数は?

リブレ:【溺愛特集】【人外・獣特集】【クズ・ヘタレ攻特集】【バディ特集】のテーマごとに各社がそれぞれコミック8作、小説5作の割引。あとはいわゆる「ボーンデジタル」と言われるようなマイクロコンテンツ系の単話配信で1話無料も設けていまして、そちらは1週間のテーマごとに各社が1作~3作ほどを持ち寄る予定です。

――けっこう目を引くテーマですよね、【クズ】とか!


フロンティアワークス:これは最初、「最近、残念イケメンが流行ってるよね!」という話から始まり、あの残念イケメン、この残念イケメンと突き詰めていった結果、【クズ・ヘタレ攻特集】になったんですよね。


新書館:とはいえ、このテーマが出た瞬間は「うち、クズで作品揃うだろうか……」と思いました(笑)。このテーマに限らず、これは出しやすいだろうな、これはちょっともしかしたら苦手かも…と作品を思い浮かべながら、打ち合わせに臨んでいました。


新書館:作品選定の苦労で、各社の色が違うということが浮き彫りになりましたよね。大洋図書さんや小社は、【溺愛特集】は出しやすかったかも。でも、当然今外せないテーマだと思うんですけど、【人外・獣特集】って言われたときに、「あ、すいません、うち揃えられるかな……」みたいな話になって(笑)。で、大洋図書さんもまったく同じ反応で。

大洋図書:そうですね、やっぱり「ケモノ……、出せるかな…」みたいな(笑)


新書館:ただ、今回のフェアの裏コンセプトとも言えるんですけど、BLファンに対して「今まで読んでなかったものをぜひ手にとってほしい」「気づきをもってほしい」というのがあるので、4社が4テーマをそれぞれ持ち寄ることで、新しい発見をしていただくことにつながるんじゃないかなと、期待しています。

――各社の色が違うという話がありましたが、自社の色をどうイメージされていますか?

リブレ:今回のテーマ的には【溺愛特集】が一番早く揃ったということから、弊社は王道系だったりスパダリ系のような作品が多く、得意としているところなのかなと思います。


フロンティアワークス:弊社は、【人外・獣特集】を決めるのが一番早くて、候補もサラっと出てきたんですが、それ以外を決めるのにちょっと時間がかかってしまって、各社様と比べると特殊設定が多いのかな? と感じました。フェアの4テーマを見たときに直感で「揃うだろう」と思っていたんですが、現実はなかなか難しかったですね。BL作品は“コレ”という強烈なテーマをもって描かれるものありますが、男同士の恋愛をどう描くかというところから自然と作り上げられる作品も多いのかな、と思いました。

新書館:小社は、【溺愛特集】が一番早く揃いました。どちらかというと王道というか、フロンティアワークスさんがおっしゃったように、テーマありきの作品というよりは、ストーリーがあって、その中にテーマが内包されているというような作品づくりを長くしていると思っています。もっとも最近はBLのトレンドを意識してかなりテーマに特化した作品も増やしていますが。そのように分かりやすく「絶対にこのテーマだ!」という作品が少なかったレーベルということもありこの作品をこのテーマで推していくと新たな読者に届くかな、と思いを込めて選びました。


大洋図書:弊社もわりと新書館さんと似た状況で、具体的なテーマありきというよりは、ストーリー重視の作品が多いので、揃えやすかったテーマは【溺愛特集】でした。あとレーベルとしては日常もの、本当に、私たちの近場でありそうな物語というのが、今まで多かったのかな、と感じています。ほかは、選定を進める中で、【クズ・ヘタレ攻特集】ですと、ヘタレのほうが弊社の作品では多いんだなと実感しまして、今回のフェアはBLファンの方の“新たな気づき”もコンセプトに含まれていますが、あらためて今回の特集テーマに当てはまる作品を選ぶ際に、私の方も、作品への気づきを得られたかなと感じています。

 

電子ならではのメリットとは? 各社担当ごとでも実感する利点が違う!?

 

――電子書籍ならではのメリットってなんだと思われますか?

新書館:やっぱりその場で買えるのが便利。それから本棚の限りがないので、家の本棚に置ける置けない問題を解消できるというのは、かなり大きいと感じますね。紙書籍は収納場所に困るというのは聞きますし、それがきっかけで電子のユーザーになったという声もあります。

リブレ:確かに置き場の問題は常に悩みの種ですよね。弊社では、現物を家族に見られてはまずいので(笑)電子書籍に移行したというママ読者さんの声を聞きますね。

大洋図書:紙書籍で買った作品を気に入って、「いつでも読みたいので電子書籍でも購入しました」という愛の深い声をいただくことも増えています。


リブレ:シリーズのお気に入りの巻だけ紙だけじゃなく、電子書籍も買ってるという方もいらっしゃいますよね。「いつでもこのシーンを見たいから!」みたいな。

フロンティアワークス:逆パターンのご意見も聞きますね。電子で「これ面白そうだな」と思ったら買ってみて、「あ、面白かった! 紙も買おう!」というふうに、お気に入りを見つけるためにまず電子を買われる方もいらっしゃるようです。

――いい読者ですね(笑)。新しいファンを獲得する上で、電子ならではの方策などは?

リブレ:最初に4社が集まった段階で「どんなフェアにするか?」と話し合ったときに、実は「まだBLと出会ってない人たちにもアピールできたらいいな」という意見も挙がっていて、ぜひ今後、この合同フェアがそういった方たちとの出会いに繋がっていけたらと感じます。やっぱり、BLジャンルがこの先ももっと成長していく、活性化していくためには、新規ファンに入っていただくことは絶対に必要ですし、業界にとっても課題ですので。

新書館:近年では、さまざまなサイトに掲載されているストアのバナーも、新規ファンの流入に効果があるのかもしれません。まだBLを知らずに、なんとなくモヤモヤしている、20歳代前後、またそれ以上の女性たちがいて、「なんだか男性同士でストーリーが進むらしい……」と感じるバナーを見て、思わずクリックしてしまうとか。それこそ、検索してちるちるさんに辿り着いて、「ここに私の仲間がいた!」と気づくとか。そう考えると、電子やWEB全盛の今は、昔よりもかなり間口が広いんだなと感じています。

フロンティアワークス:確かに世間的にも盛り上がっているのかな、と思います。特に今年はテレビドラマの『おっさんずラブ』や『ポルノグラファー』(原作漫画:丸木戸マキ/祥伝社)などで、一般的に目に触れる機会が増えていましたし、そこからまた、新規でBLファンになるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は私も、この仕事で初めてBLを読んでBLファンになったパターンなんです。元から、腐女子要素みたいなものはあったのかブロマンス系の作品は好きだったので、すぐに受け入れることができました。今も仕事としてBLを読むことが多いのですが、思わず再読してしまう作品も多いですし、感動してボロボロ泣いて、「BLいいじゃん!」って心動かされ続けています。

 

新しいBLとの出会いに絶対なる! BL4社自信のラインナップに期待を!

 

――では、最後に今回のフェア「ボーイs フェスタ 2018秋」に対しての意気込みをお願いします。

リブレ:今回、4社とも相当気合が入っていて、それぞれのテーマに対して「絶対に面白い、読んでほしい!」という作品を持ち寄っています。日々、多くの作品が発売される中で、私たちが「面白い」と考えていても、なかなかその情報がみなさんに届かないことも多いと感じています。ですので、この4社合同という貴重な機会に、どの作品もぜひ読んでいただけたら嬉しく思います。

フロンティアワークス:今回のフェアは、新しい作品に出会える場になっています。各社自信のタイトルが出揃いますので、ぜひ、いろんな作品を楽しんでいただきたいな、と思うとともに、自分としても、新しいBLとの出会いに期待しています。


新書館:選定に非常に苦労したテーマもあると言いましたが、蓋を開けたら、わりと「まさに旬!」な作家による作品ラインナップになりましたので、ぜひそういう期待で作品、作家を読んでください。もし、今回のフェアで初めて知った作家さんで、読んで面白いと感じたとしたら、今後もどんどん新作を書かれる方ですので、将来もずっと楽しめますから! また、同じテーマの中で各社のいろんな作品が入ってますので、それを読み比べるのも面白いですよ。そして「なんでレーベルでこんなに違うんだよ!」とかツッコミ入れていただいてもけっこうです。テーマから入って作家を好きになる、そしてさらにずっと楽しめる、とBL読者にとっても将来につながるフェアになると思います。

大洋図書:今回、4週に渡ってテーマを分けて実施するフェアとなりますので、たとえば「私は【溺愛特集】が好きだったけど、フェアを追ってたら【クズ・ヘタレ攻特集】も意外と好きだった」みたいな、今までお好きだったテーマとは違うものも、この機会にぜひチャレンジしてただきたいですね。また、普段はコミックを読んでるけど、小説はあまり触れてこなかったという方もいらっしゃると思いますので、好きなテーマで小説も読んでみるとか、新しいBLに出会って、長くBLを楽しんでいただければ、すごく嬉しいです。

――このたびは貴重なお話、ありがとうございました! そしてBLファンのみなさん、お楽しみに!!

 

電子フェア「ボーイs フェスタ 2018秋」


各社公式Twitter
Dear+&Chéri+編集部:@dear_plus_
大洋図書/bs-garden:@bs_garden
Daria:@daria_fwinc
ビーボーイ編集部:@bboy_editor

参加出版社:新書館・大洋図書・フロンティアワークス・リブレ(五十音順)
・4つのテーマを1週ずつ実施し、合計4週間展開するフェア
・テーマ特集で価格割引き+1話無料などを展開
・価格割引き:単巻割引き30%オフ
・対象作品数
各テーマ:コミック(30~32)、小説(20)、単話配信系の作品(5~9)予定
※内訳/各出版社:コミック(8)、小説(5)、単話配信系の作品(0~3)

対象電子ストア
開催書店:
≪コミック&小説≫
eBookJapan/コミックシーモア/DMM.com 電子書籍/どこでも読書/ひかりTVブック/ブックパス/BookLive!/BOOK☆WALKER/honto/mibon/Yahoo!ブックストア/楽天kobo/Reader Store/Renta!/アニメイトブックストア
≪コミック≫
アクセスBOOKS/エルラブ/comic.jp/コミなび/DLsite.com/読書のお時間です/BookLive!コミック/まんがこっち
※書店によって開催日程・実施内容が異なる場合があります

開催期間
2018年11月2日(金)~2018年11月29日(木)
・1週目【溺愛特集】:2018年11月2日(金)~2018年11月8日(木)
・2週目【人外・獣特集】:2018年11月9日(金)~2018年11月15日(木)
・3週目【クズ・ヘタレ攻特集】:2018年11月16日(金)~2018年11月22日(木)
・4週目【バディ特集】:2018年11月23日(金)~2018年11月29日(木)

コメント2

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人外・獣特集を一番早く決めたけど他を決めるのに時間がかかったフロンティアワークスさんかっこいい(笑)リブレさんの会社がめっちゃおしゃれな雰囲気。

とても面白い記事でした!
裏側ありがとうございます。

ただシーモアとRenta!のそれぞれ特集ページを拝見したけど、
せっかくの四社合同感がほとんど感じられなくて、勿体ないなぁと思いました。

表紙やタイトルだけで、レーベルがわかるほど精通していないので、
どうせならリブレのオススメ、大洋図書のオススメみたいに
それぞれ四つの会社ごとで推し作品が分別表紙されていたら
一つのお題に対して各会社が持ち寄ったというイベント感が出るし、
レーベルの違いみたいなのが選んだ作品を通じてもっとわかりやすく伝わったのになぁ……って思います。
(ただしどの会社を先にするかみたいなやつで揉めるのな?)

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