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嫉妬とリビドーと…先輩×後輩のDKラブ♥『奪って満たして 僕のニーケー』を推す!

2018/12/20 13:25

ギスギスな別れからの幸せ甘々な再会…心理描写が巧みな、夜明けのBL!


才能とは皮肉なものです。欲しい者には与えられず、与えられた者にとっては重荷になることも。才能の「ない」者にとっては「ある」者が自身の才能を軽んじ、また忌避する姿が許せない…。
拗らせ腐女子のお時間です。記者は個人的に、男同士の間に湧く感情の中で「嫉妬」や「劣等感」が一番好きなのですが、皆さんはどうですか? 第三者のライバルに対する恋の嫉妬ではなく、まさに受けと攻めの間に生まれる「嫉妬」です。
甘々ラブラブなBLだけじゃ物足りない、タダでくっついてほしくはない! という嗜好の方は是非、これからご紹介する作品をお手に取ってみてください。「あ、でも甘々ラブラブもちゃんと見たいです」という方にももちろんオススメです♥

奪って満たして 僕のニーケー』作:kanco

 


淡い色使いの、美しい表紙。見ての通り高校生モノですが、単純な「ラブ」だけではなくて…!?
「この作品がBLアワードにノミネートされなきゃ、死ぬ。アンケート」に寄せられた作品の中からご紹介するのは、kanco先生の『奪って満たして 僕のニーケー』。2000字を超えるコメントをいただいております…! その熱意、しかと受け止めました。

お互いがお互いを好きだったのに、受験という壁や才能への渇望のためにすれ違ってしまう2人がとんでもなく愛しくて、いじらしくて、たまりまりません。
(中略)
なんというか、2人でいるときは時の流れがゆっくりになって、受験ら周りから才能を求められることから逃げられるような、優しく穏やかな空気感がとても素晴らしいです。かと思えば、終盤につれてどんどん泉先輩は受験に、自分の絵に才能に追い詰められていくのもたまりません。
エッチなシーンはほんとに最後の方にちょっとあるだけで、ストーリーが中心なのですがそこがむしろ最高です。しかもくっつくのはほんとに最後の最後で、そこでお互いが気持ちを伝え合います。
(中略)
2人は絵を通して仲良くなっていきますが、その「絵を描く」という行為で2人が近づいたり離れたりするのが最高に切なくて恋しくて苦しくなります。それは、普通に惹かれあって恋をして恋人同士になる、というものとはかけ離れているし絵を媒介にして2人は遠回りして惹かれ合うのですが、それは普通に恋をするよりも深く深く相手を好きになるということではないのかなあと思います。
(中略)
綺麗な絵、綺麗なお話を好む人にオススメです。
また年上×年下が好きな人、黒髪攻めや色素薄い受けが好きな人にはドンピシャの話だと思います。
個人的に、絵を描く人に読んでもらいたい作品です。きっと胸が締め付けられます。


「大学受験を控えているのですが、この作品に心を支えてもらっています」とのこと。そろそろ受験の季節。受験勉強とBL活動のはざまで葛藤していらっしゃるユーザーさんも多いのでは?  この『奪って満たして 僕のニーケー』で少し心が軽くなるかもしれません…。
それでは、本作の萌えポイントをご紹介しましょう!

◇あらすじ

美大を目指し、日々デッサンに明け暮れる泉。
思うような結果が出ず焦燥感に苛まれていたある日、ひとり美術室で黙々と絵を描く花之助を見つける。
「賞なんて意味ないですから」そう言い放つ、才能に溢れたかわいくない後輩。
その一方で花之助は、感情的な泉の絵に強く惹かれていた。
泉は花之助をクロッキーに誘うが、花之助の熱い視線になぜか身体が反応してしまい……。

ポイント①
受験生特有のギスギス感!


高3生×高1生という先輩後輩モノの本作。「多くても1年間しか学校に一緒にいない歳の差も素敵」と、そのはかなさを称えるユーザーさんからのコメントもありましたが、進学校の高3生といえばツキモノなのが受験です。仲の良かった友達とも受験が絡んで関係がギクシャクする、なんてこともあるのでは。
ピリピリとしていたこの時期に、才能に溢れる花之助は泉の心をかき乱す存在でした。泉の余裕ゼロな荒れようがニッチな萌えに刺さると思います。芽生えていたはずの恋の芽が、羨望と嫉妬の裏に隠れて見えなくなってしまう。形振り構わず嫉妬をあらわにしてしまう。花之助もまた、自身の才能がまたも大切な人を傷つけることに追いつめられる。そんな思春期の男子高校生の心の揺れが苦しく、愛おしいのです。

 

ポイント②
遠回りして愛を確かめ合う

高校時代はこんな感じですれ違いが続き、お互いに憧れや温かい感情を抱いたり、ストレスをリビドーにぶつけたりといったことはありましたが、泉の卒業と共に関係は途切れてしまいます。しかし最終話、社会人になった二人が再開。美術で繋がった二人が美術から離れ(泉に関しては推測)、複雑な感情を昇華した素の気持ちで触れ合う二人に、思わず涙ぐんでしまう…。二人の未来が楽しみ。まさに夜明けのBLでしょう。
泉に恋心を抱いていた女の子もなかなか物語を盛り上げてくれたのですが、彼女のその後も最終話で分かります。

ポイント③
恋とか成功とか、きれいごとじゃないリアルさ

ポイント①で熱弁したような、BLの本義である「恋」を上回ってしまう醜い嫉妬心や、大成功でも大失敗でもない受験後の釈然としない感じ、美術に囚われていた二人が青い希望や熱量を捨て、社会に溶け込んでいったという現実…こういった部分で全体がなんとなくダウナーに感じてしまうかもしれませんが、そのリアルさが物語に深みを与えていますし、かえって再開した二人の関係性をフレッシュにしているように思います。
ラブに黒い感情が混ざりこんだ複雑な心情描写に萌えを感じる方にも、甘々ハッピーエンドが好きな方にもオススメできる一作!


 

こんな作品のファンにおすすめ! テイストの似ている作品をピックアップ

 

それでは、このおすすめ作品はどんな方におすすめなのでしょうか? テイストの似ている作品をピックアップしました!

 

被写界深度』 作:苑生

 


上下巻からなるこちらの人気コミック。憧れ、才能、嫉妬や劣等感…自尊心や欲望と戦う高校生同士の、どこかピリピリとした青春群像劇に惹かれた皆様には、『奪って満たして 僕のニーケー』が刺さると思います!
清涼感のある絵柄や女子の当て馬、高校卒業後の物語がある点もテイストが似ています。

それから、君を考える 作:小松

 


こちらも高校生×高校生の切ない系ラブストーリー。受験モノでもあり、時の流れが二人を分かつという物語でもあります。この瑞々しいようで刺々しい青春の空気が気に入った方は、『奪って満たして 僕のニーケー』も是非! 収録されている別の短編の、「大人になれない僕たちを笑うように、遠くから朝焼けがやってくる」というエンディングモノローグが、単行本全体をスッキリとした読後感の夜明けのBLにしています。

 

この記事の担当BLソムリエ:廣井無名
完全には幸せになれないCPが好きな闇の腐女子。キーワードは死ネタ、劣等感、愛のないSM、流血、狂気、宗教、叶わない恋など。


BLアワード2019の投票は来年の1月下旬から。例年は、年末までに得点が200ポイント以上の作品の中からノミネートされるていることが多いです。
評価の仕方はこちらをごらんください


作品の評価ボタンが、ページの真ん中ぐらいにありますので、ここで評価をします。


評価すると一石三鳥のお得


1:評価をつけることでAI(BLソムリエ)の精度がアップします。評価がついた作品は次回からAIのおすすめ対象から外れますので、常に新しい作品がAIから紹介されます。


2:誰でもくじびきが引ける!ひと月で作品評価ボタンを 5回以上押してくれたユーザーには誰でも参加できちゃいます。レビューお役立ちボタンを 月に15回以上押していただいた方も参加できます。


3:さらにレビューをつけると作品への注目度が集まりますし作家さんが見てくれることも。

レビューポイントがつくので、一定のポイントが貯まるとギフト券がもらえます。ポイントレースのご説明はこちら

新作ですとレビューで8Pもらえますのでぜひ挑戦してみてください。


ちるちる評価は
神=5
萌萌=4
萌=3
中立=2
趣味じゃない=1

となっています。
評価をつけてボタンを押すだけで評価が入ります。



トップページには直近30日間の得点ランキングが表示されます。
こちらにランキングされると注目度が一気にアップしますよ。
ぜひともおもしろい作品があったら評価をつけてみてくださいね!
先生への応援にもなりますし、毎年4月開催されるBLアワードに選出されますよ。

関連作家・声優

コメント1

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評価ポイントの説明が誤りでは?
(他のところ(「この作品がBLアワードにノミネートされなきゃ死ぬリスト」)でもコメント欄で指摘している方がいらっしゃいましたが、直っていないので気になります)

ガイドラインの「作品ランキング」の説明では、

『「神」評価5ポイント 「萌X2」評価4ポイント 「萌」評価3ポイント 「中立」1ポイント という加点配分です。』

とされています。

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