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【BLで振り返る平成・第4弾】平成11~20年の人気小説

2019/04/29 06:58

泣けるBLは強かった! ハードボイルド、囚人、交渉人... あの名作たちをご紹介

 

 

平成振り返り企画について


新元号「令和」の発表とともに、間近に迫った「平成」の終焉……。世間では「平成最後の○○」ブームが到来していますが、少し真面目にこの時代を振り返ると、平成はBL業界が飛躍的な進化を遂げた時代でした。

ちるちるでは、BL業界の発展に貢献した平成という時代をBL作品(コミックス・小説)とともに振り返っていきたいと思います! 平成31年間を10年ごとに区切り、各年代の上位作品や作家をご紹介していく本企画、世代ドンピシャの方は懐かしい気持ちで、そうでない方はレジェンド作に触れる良い機会としてお楽しみください♪

平成振り返り企画・第4弾は平成11年~20年(西暦1999年~2008年)発売の小説!! この時期に人気を博した作品、とにかく泣ける作品が多い印象です……! WEB小説が流行った時期ともあって、BLファンの中でも小説人気が高まった時期のような気がします。
涙なしには読めない名作の数々……バスタオル片手にいざチェックしてみましょう!

 

英田サキ

 

「神」評価以上! シリアス&セクシー、洋画のような読み応え
DEADLOCK

 

 

冤罪で刑務所にぶち込まれたユウトが同房のディックと出会ったことにより水面下で動いている派閥とテロリストの正体に行き着くまでがほんとどんどん話に引き寄せられて一気に読んじゃった!――splinkyさん

 

はっきり言って、面白すぎる。映画の原作を読んでいるかのように映像が浮かんできました。起承転結がしっかりしていて、1つの作品としての完成度が高い。英田さんの中で間違いなく最高傑作だと思いました。――まぎぃさん

 

木原音瀬

 

「BL」を疑うところから始まる…圧倒的心理描写
美しいこと』上・下

 

 

一方的に、想いを向けられて。断らなきゃいけないのに断りきれなくて。押して押して押して押して。押されまくって松岡君は本気になった。けれど、実は正体が男だとわかって…と言う話。これほど読者を敵に回した攻も多くないんじゃないかと思います。泣きすぎて目が痛い作品。――もこさん

 

もう少し、人生のいろいろな経験値を積んでからまた、「読み直したい」そう思える作品でした。そうすれば共感できるところ、理解できるところが増え今より数倍たのしめると思うので...そしたらきっと号泣してしまうと思います。すばらしい作品に出会えてよかったです。 ――アリスさん

 

感動必至! 胸を抉る、BL界の芥川賞
箱の中』/『檻の外

 

 

本当に人の弱さ、狡さ、闇のところを容赦なく突きつけられた上で、それだからこそ、愛の美しさや尊さを見せつけられます。すっごい読み応えで、感動しました。――yuenaさん

 

愛どころか人の善意すら知らない喜多川という人間が愛を、乞い、知る。愛とはなんぞや? 愛が在ってこそ人なのだ。愛というものについて考えさせられます。――megさん

 

“木原色”に染められた監禁ものBL… 濃厚で重い愛憎劇!!
FRAGILE

 

 

殺したいほど憎んでたはずなのに、やはりどうしても最後には甘い青池が切なかったですね。どうしてそこまで惚れたのかなんて、結局は本人にしかわからないですから。そして、大河内の性格の悪さは、BL界では珍しいですが、フツーの現実社会には結構いそうな人です。したたかで、自分の保身以外には興味がなく、それで周りを傷つけても切り捨ててもお構いなしの男が、監禁によりひどい状態になっていくさまが痛々しいです。――もとさん

 

ヤンデレやら、監禁・凌辱、なんて言葉で釣り上げられるお嬢さん向きの、望む内容の斜め上いく展開ですが。人と人が生身で向き合う、愛と憎を垣間見たい人には是非。人が人を簡単に好きにはなれないこと、同時に簡単に嫌いになれないことを、ありとあらゆる手段を込めて描かれた作品だと思いました。――智祢さん

 

一穂ミチ

 

2018年で10周年!美しさが心にしみるデビュー作!!
雪よ林檎の香のごとく

 

 

恋って理屈じゃないと分かっているけれど、こうして一穂さんが言葉にしてくれると、そうそう、と深く胸にしみてきます。――まりぽん812さん

 

言わずと知れた一穂ミチ先生のデビュー作を改めて振返ってみて最初に読んだ時、目の覚めるようなあまりに清冽な文章と確固たる人物造形に魅せられたことを、まざまざと思い出した…――snowblackさん

 

崎谷はるひ


タチがネコに!? キャラもエロも濃い、愛ある鬼畜攻め
チョコレート密度

 

 

S攻め作品は多いけど、プレイ内容のわりに受けの恐怖感がしっかり書かれてる作品はあんまり無いと思います。これは受けがMじゃなくて、ニュートラルな感覚の持ち主として書かれてるので、攻めの酷さがすごくよく分かる。受けの恐怖を、脳内補完せずに楽しめるので、怯える受けが好みの人にはオススメです。――こんたーずさん

 

最初、無理やりされちゃってるのに激しすぎる快感に耐えられなくて怖くて泣いちゃったりとか、後半素直になれなくてもんもんする城山がほんとかわいいです。――ナカムラルカさん

 

榎田尤利


ヤクザものにハマる人続出! ザ・エンターテインメント!!
交渉人は黙らない

 

 

シリアスかと思えばギャグちっくなシーンもあって、裏社会が舞台なのに穏やかな気持ちで読めるところも素敵。かといっても中身が軽いわけではなく、むしろしっかりとしており、作者さんの文才に脱帽です。中でも芽吹と兵頭のやり取りが素晴らしい。会話することは大切なことなのだと芽吹が言っているように、この作品の中での会話シーンはとても重要な役割を果たしているように思えます。超人気シリーズと言われているのも頷ける、読みごたえのある一冊でした。――あきらんらんさん

 

ヤクザ×交渉人という、アクの強そうな世界をうまい具合のスパイスにしてお話が進んでいくので、意味が分からないという部分もなく、読み止まることもなく一気に読めました。兵頭と芽吹の恋の進み具合、続きも超気になる!! 余韻がとても心地よいです。――さくら☆さん

 

「犬になりたい」の意味に唸ってしまう… ただの凌辱プレイじゃない!
犬ほど素敵な商売はない

 

 

調教監禁陵辱モノ? とおもいきや人間としての意思や尊厳を剥奪しているように見えてこのプレイには『信頼』が、しっかりと見える。主人に主人たる責任や愛情が、しっかりと見える。――かにゃこさん

 

SMで犬扱いされるわけではなく犬のように蔑まされるのでもなくただ犬であること! 暴力を振るわれるでもなく身体を求められるでもなく…忠実な犬であること! こんな焦らしを作り上げるとは神業です、榎田尤利さん!!――mimitaさん

 

砂原糖子


心の声が聞こえる!? 苦しくも温かい名作
言ノ葉ノ花

 

 

心の声が聞こえれば悩み、聞こえなくても悩む。心の声が伝えるのは真実か? 日々、揺れ動く、人の心が思うことは「ひとつ」なのか? 人の心というものは繊細で複雑なのだと、深く考えさせられた作品です。ラブシーンは「心の声が聞こえる」という設定を最大限に活かした色っぽい演出で、大満足でした。――藤棚さん

 

攻がまたいい人なんだ。こんなに誠実で一途な男性が自分を好きになってくれたら、それだけで心が満たされる。その人に出会うために心の声が聞こえるようになったんじゃないか。簡単にはまとまらないのですが。恋愛に限らず、人の心が読めないからこそ、推し量り、それが思いやりになる。いいものを読ませてもらいました。――ひよこさん

 

かわい有美子


性悪→乙女!? 恋をして豹変する受けが可愛すぎる!
透過性恋愛装置

 

 

この作品の魅力の一つは、北嶋のキャラクターです。かなり規格外の受けです。最初はワガママで自己中心的でとひどい部分が前面に出ているので好感の持ちようが無いですが、牧田と出会ってからがとにかく可愛いんです!! ただの嫌な奴だと思っていたら、実は意外に素直で、子どものような純粋さを持っていたという感じで、最初が嫌な奴だった分、ギャップにガツンとやられます!――ヤマヒロさん

 

最後のHは凄い…エロいです。お二人とも…
女の子っぽい受け方をする北嶋が可愛いです(笑)牧田はエロオヤジ炸裂で死ぬほど恥ずかしい…!!!!!!――十架さん

 

夜光花


心霊×甘々ラブコメとは…? 世間知らず受けがキュート♥
不浄の回廊

 

 

希一が、ボケボケの歩の頭をポカっと叩いてしまうやりとりは、二人とも可愛くて大好きでした。エロもがっつりですが、むしろなくてもお話が成立するような完成度の高さと深い感動があります。読んだ後、歩に心を浄化してもらったような、暖かな読後感が残りました。小山田あみさんの、イメージぴったりのイラストを含めて、神評価です。――ねこぷーさん

 

とにかく天然でぽわぽわキャラの天野がとても可愛くて良かったです。意外に強引で空気を読まない無神経な行動が面白く、それに振り回されつつも冷静に突っ込む西条とはぴったりのカップルだったと思います。二人のやりとりに何度ニヤニヤしたことか…すごく楽しめました。最初はそっけなかった西条が徐々に天野には気を許すようになり(餌付けされた感もありますが)、結局はメロメロになってしまうという展開も私は大好きな展開だったので余計に良かったです。――うえおさん

 

凪良ゆう


愛に狂ったストーカー攻め!! 一足抜きん出る凪良節!
恋愛犯 Love holic

 

 

ラストはハッピーエンドだとわかってても、記憶が戻ってからの
残ページ数が少なかったら、どうまとめるのかドキドキしました。ちょっと駆け足感はありますが、焦らされて焦らされてやっと
心から想いを通じ合わせた感動はひとしお。ツンデレな勢田にブンブン尻尾振ってひたすら尽くす日永が幸せそうで、これからは勢田の言いなりになってるワンコ姿が目に浮かぶなぁ~(笑)――kakasiさん

 

「本気で好きだから」を免罪符にして、どんな犯罪的な行為でもOK、最後はラブラブハッピーエンド! みたいなBLが多いなかで、これは新鮮でした。――むつこさん

 

安芸まくら


涙せずにはいられない…! 痛くて甘い、“記憶”の物語
明日も愛してる

 

 

読了後、きっと『13分間の恋愛なんて悲しすぎる』、という考えは変わっている筈です。(中略)私達は外野。彼らの世界に触れた時、きっと何かが違ってみえる。最後に言ったツダの言葉が、悲しい筈なのに、こんなに幸せに聞こえるなんて…。――縞々さん

 

これ1日の出来事のお話なんですよね。あとがき読んでハッと気付きました。濃厚でした。濡れ場も執拗にエロです。でもこのエロは必要エロだと思いました。ソレの後に起こる、些細な出来事が倍返しで涙腺を揺さぶります! いろいろ謎があり、そして解明されないまま終わるのですが、それもとても良かった。――OUTさん

 

尾上与一


涙腺崩壊… 戦争、死を描いた異色作
蒼穹のローレライ

 

 

初読はもどかしくてざざーっと読んでしまったので、じっくり再読しようにも、冒頭文からすでに滂沱の涙で先に進めないという非常事態。「あのとき、できなかったから~」の文章で嘔吐いて咳き込むほど涙が噴き出してどうしようもなくなる。――薄雲さん

 

読後心にぽっかりと穴が空いたような感覚になったこの作品、買うことを、買ったはいいけど読むことを躊躇している人には是非読んでほしい。死ネタちょっと...は読み終わってから言いませんか? 私は言えませんでしたが。――みやこさん


いかがでしたでしょうか。BL小説界を代表する大物作家から、金字塔ともなる感動の名作まで。1999年~2008年の人気作に加え、記者オススメの平成を代表するBL小説として、尾上与一先生『蒼穹のローレライ』をご紹介してまいりました! 他にもあまたの素敵なBL小説がありますよね。読んだことのある方はもう一度、初めましてだった方は新たに、是非とも作品を手に取り平成のBL小説史に思いを馳せてください♪

ではでは今回はこの辺りで! 本企画は、ちるちるの詳細検索結果「評価の高い順」と、記者の平成年代オススメ作から紹介作品を選定しています。次回もご期待ください!!

この記事の担当BLソムリエ:廣井無名
完全には幸せになれないCPが好きな闇の腐女子。キーワードは死ネタ、愛のないSM、流血、狂気、宗教、叶わない恋など。

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コメント2

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前回の時は読んだことない小説も多かったけど今回のはほとんど全部読んでます。この頃の小説本当好き。今も活躍してる方ばかりですが。英田さんの骨太ストーリーも夜光さんのホラーBLも砂原さんや、かわいさんのリリカル・センシティブ系も皆いい!他の作家さんも上手い方ばかり。大好きシリーズや大好き作家さんが目白押しです。お求めやすく持ち運びやすい文庫版が好きです。ノベルズ版もどうしても欲しいのは買うけど高いからあまり冒険はできないな。

安芸まくらさんだけ読んだことなかったです。
この十年を代表する作品なんですか?
記憶障害系は苦手分野だけど読んでみようかな。

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