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再読してびっくり!?「匂い系」児童文学5選

2019/08/16 11:26

再読推奨、初読の方も是非!


皆さんは子供の頃に読んだ作品を大人になって再読し、「こんな話だったっけ」「もしかしてこれは美味しいのでは」と思ったことはありませんか?
世の中には一般書なのにBLの風を感じられる「匂い系」作品が沢山存在します。
今回はそんな「匂い系」作品の中でも特に児童文学縛りでご紹介していきたいと思います!

バッテリー』作:あさのあつこ




あらすじ

「お前がキャッチャーだから、一緒にいるわけじゃない」岡山県堺の地方都市、新田に引っ越してきた原田巧。巧は自らのピッチャーとしての才能に揺るぎない自信を持つ。そんな巧の前に現れた同級生の永倉豪。キャッチャーの彼は巧とバッテリーを組むことを強く望む。児童書という枠を越え、子どもから大人までを広く虜にした名作。

あさのあつこ先生といえば『No.6』がBL界隈おなじみの王道「匂い系」作品です。あさの先生が描く、恋愛と友情の境が分からなくなるほどの濃くてビッグな感情、美味しい!
ちなみにキャッチャー(捕手)は相手を支えるという意味から「女房役」、キャッチャーの中でも常にスターティングメンバー入りする正捕手は「正妻」と呼ばれることもあるんですよ。フフフ……
それも踏まえて読んでみると大変!巧の、豪の、互いに向けた熱い想いが……!もう萌えしかない。(真顔)尊みが深い……(合掌)


銀河鉄道の夜』作:宮沢賢治

 

 あらすじ
「カムパネルラ、また僕たち二人きりになったねえ、どこまでもどこまでも一緒に行こう」貧しい家の子ジョバンニと、博士の家の子カムパネルラは小さい頃からの友人だった。ケンタウル祭の夜、2人は不思議な鉄道に乗り込む。旅を続ける2人であったが、突然カムパネルラが消えてしまう。目を覚ましたジョバンニは騒ぎに気付き、子どもが川に落ちたことを聞かされる。永遠の未完の傑作作品。

言わずと知れた名作です。ジョバンニとカムパネルラの二人きりの銀河鉄道の旅路に心揺さぶられますね…。美しく切ない世界観。どうか幸せになって……!と願わずにはいられない、そんな一作です。またこの作品は作者の死後、草稿の状態で発見されたため未だに研究者を悩ませる、謎の多い作品です。
優等生のカムパネルラといじめられっ子の孤独なジョバンニ。2人が仲良しなところに萌えますが、級友を庇って死にゆく優しいカムパネルラを、ジョバンニが見送ったと考えると涙なしには語れない作品になります。「ほんとうのさいわいはいったいなんだろう」とジョバンニが言いますが、私のさいわいは推しカプがいつまでも幸せにいることです。オオン……。幸せになって……!(2回目)


こころ』作:夏目漱石

 

あらすじ

明治末期、夏休みに由比ヶ浜に海水浴に来ていた「私」は同じく来ていた「先生」に出会い、その人柄に強い興味を持ち、交流を始める。感情や倫理観の葛藤を描く作品。

児童文学ではありませんが、教科書にも載るほどのメジャー作品、『こころ』上、中、下のなか特に有名なのは「精神的に向上心のないものは、馬鹿だ」でおなじみ(?)「先生の遺書」かもしれませんが腐女子的に注目したいのは上の「先生と私」です。「先生」と「私」のやり取りにトキメキが止まらない。この師弟、ただならぬ雰囲気…!?しかし、かなりずしんと来るディープな作品です。
初読の感想は「「私」めっちゃ「先生」にグイグイいくじゃん」でした。「私」が先生に興味を持つ描写はまるで一目惚れのそれ。知らない人にそんなに興味を持つのは……と疑ってしまいます、腐女子なので。そして自分が先生を想うほどには自分に興味が無さそうな「先生」に失望しつつ、それでもいけいけ押せ押せな「私」。うーん、これはBL!(ガバガバ判定)

星の王子さま』作:アントワーヌ・ド・サン=デグジュペリ

 
 
 あらすじ
操縦士の「ぼく」はサハラ砂漠に不時着する。1週間分の水しかなく、周りに人もいない。そんな不安な夜を過ごした「ぼく」は翌日少年と出会い、彼が小惑星からやって来た「王子さま」であることを知る。「大切なものは、目に見えない」など数々の名言を世に放つ、大人にも向けた示唆に富む永遠の名作。

児童文学の皮を被り(?)人生における重要な問題の解決の指針になる名作。私はこの作品から多くのことを学びました……圧倒的、感謝!
だがしかし私は気付いてしまいました。この作品、とても優しくて柔らかくて、まどろむ雰囲気を出していないか?「ぼく」と「王子さま」の心の交流もエモい。王子さまがヘビに自らを噛ませて倒れる(盛大なネタバレ)最後のシーンなんてもう……これはブロマンスなのでは…?と。子供の頃とは違う感動を胸に抱きながら眠りました。ごめんなさい。あとやっぱり王子さまはかわいいです。


妖怪アパートの幽雅な日常』作:香月日輪

 

あらすじ

稲葉夕士は中学1年生の時に両親を亡くし、学生寮付きの高校進学を機に身を寄せていた伯父夫婦の下を離れようとしたが、運悪く学生寮が全焼する。落ち込む夕士は不思議な声に誘われ、格安アパート寿荘に出会う。しかしこのアパートは癖の強い人間に混じって妖怪や幽霊が共に暮らす、正真正銘の妖怪アパートだった。常識が砕け散る非日常を前に、夕士の成長の日々が始まる。

 
主人公の稲葉夕士と唯一無二の友人、長谷泉貴のフウフな関係もおいしいですが、夕士の担任の先生、千晶直巳の大人な魅力も堪らない!
また、夕士は縁があってプチ・ヒエロゾイコンという魔導書のマスターになります。濃い人間関係だけでなくプチ絡みの事件もあり、萌えて燃えて、そしてあたたかな人間模様に触れられる…魅力が盛り盛りの作品です。
私は子供の頃から大好きで、大人になってやっと全巻揃えられました。大満足です。
個人的にイチオシする作品。香月先生の作品が大好き過ぎるので、この萌えを皆さんに伝えたい…!読んで、読んで!!という下心もあって選びました。刊行されている妖アパシリーズは物語全10巻+外伝+ガイド本+作中の美味しそうな料理のレシピ本と盛りだくさん!たくさん楽しめますよ!!!
 
最後に
皆さんも是非、子供の頃に大好きだった作品を読み返してみて下さい。もしかしたら新たな萌えを発見できるかもしれませんよ。
ちなみに『こころ』と『銀河鉄道の夜』は青空文庫で読むことが出来ます。
 『星の王子さま』も、より優しい雰囲気の新訳で読むことが出来るので、是非チェックしてみて下さいね!!
 
 

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