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図書館でも読めちゃう?!腐女子に読んで欲しい小説ソフトからハードまで5選♥

2019/08/14 15:23


ちょっと背伸びをしたい!なんか難しそうな本を涼しい顔で読んで見直されたい!BL小説が読みたい!
けど、読後心がメチャクチャにされるような、読み進める手が止まらないような、内容も充実した作品がいい………そんなあなたに、ソフトからハードまで、図書館でも読めちゃうBL小説をご紹介します!どん!

 

「たぶん、俺、懺悔したいんだと思う。」

 

 ネバーランド恩田陸



「最初は犬猿の仲かと思ってたけど、こうしてみるとなかなかいいコンビじゃん。」

「そう。だから俺たちも結ばれる運命にあるんだよ、美国」

「そういう趣味はないっつうのに」少年たちのもう二度と戻ることのない一冬。徐々に深まる4人の関係性と彼らの抱える秘密に目が離せない!


〈あらすじ〉

舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。ひとけのない古い寮で、4人だけの自由で孤独な休暇がはじまる。

そしてイブの晩の「告白」ゲームをきっかけに起きる事件。日を追うごとに深まる「謎」。やがて、それぞれが隠していた「秘密」が明らかになってゆく。驚きと感動に満ちた7日間を描く青春グラフィティ。

〈ココが良い!〉

「おまえさあ、なんでいちいち俺の名前最後に呼ぶんだ?そんなに連呼しなくたって俺に言ってるって分かるよ。」(美国)
「そうか、そうだな。今まで気がつかなかったよ。俺、おまえの名前好きなんだ。」(寛司)

話の重さとは裏腹に軽快なテンポで進んでいく物語は、さすが恩田陸先生ですね。
徐々に濃くなっていく関係性、もう二度と戻れない、四人の少年の忘れられない一冬…たまらない設定です!
キャラクターも魅力的で、なにかと美国にちょっかいを出す寛司。最初は険悪だったのにいつのまにか良いコンビになって将来を約束した浩治と統。

それぞれお互いの抱えるものを知って打ちのめされたり、自分たちの居場所を守るためにぶつかり合ったりと甘酸っぱくて細やかな心情描写が秀逸です。

 

〈こんな人にオススメ!〉

 BL要素薄めで物語として面白い作品なので、少年たちの青春と秘密に心惹かれる方にオススメ!

 

 

 

「私は今のあなたからそれほど思われるのを、苦しく感じています。」

 

 こころ」夏目漱石

 




「私は死ぬ前にたった一人で好いから、他人(ひと)を信用して死にたいと思っている。あなたはそのたった一人になれますか。なってくれますか。」
言わずと知れた名作。夏目漱石大先生…こんな殺し文句、逆にどうしてBLじゃないの?!

 

〈あらすじ〉

親友を裏切って恋人を得た。しかし、親友は自殺した。増殖する罪悪感、そして焦燥……。知識人の孤独な内面を抉る近代文学を代表する名作。

鎌倉の海岸で、学生だった私は一人の男性と出会った。不思議な魅力を持つその人は、“先生"と呼んで慕う私になかなか心を開いてくれず、謎のような言葉で惑わせる。

やがてある日、私のもとに分厚い手紙が届いたとき、先生はもはやこの世の人ではなかった。遺された手紙から明らかになる先生の人生の悲劇――それは親友とともに一人の女性に恋をしたときから始まったのだった

 

〈ココが良い!〉

夏目漱石の『こころ』、人生で一度は読んでおきたい作品です。決してハッピーエンドとは言えない展開ですが、この重厚な物語があなたの人生の一部にることは間違いありません。

エゴイズムの作家と言われる夏目漱石ですが、特に男性同士の関係性の描写が魅力的です。これは恋じゃないの?!と思うくらいの「私」の先生への心酔っぷり……Kに対する先生のコンプレックス……BL的要素多すぎかよ!と思わず突っ込んでしまいます。

優しく、気品を漂わせているのにどこか影のある、苦しみを背負い続ける先生。最悪の結末で先生のこころに永遠に住み続けるK。先生がこころをうちあけることのできた唯一の「私」。

出会うべくして出会い、欲望と運命に翻弄される3人。

あなたはK×先生?それとも私×先生?

 

 〈こんな人にオススメ!〉

文豪の作品を読んでみたい方、儚い系美人受けの好きな方、重め展開大好物な方にオススメ!

 

 

「報われることがないと、わかっていても固執してしまう。」

 

 月魚」三浦しをん





離さないでほしい、と真志喜は思った。瀬名垣を放そうとしないのは、真志喜の方なのに。」チャラめ依存系男子×着物臆病依存系男子?!思い合う二人のすれ違いがもどかしい…!繊細な心情描写にくぎづけ!

〈あらすじ〉

古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた―。

瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い二人は兄弟のように育ったのだ。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、二人の関係は大きく変っていき…。透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。

 

〈ココが良い!〉
「あるのかないのか、それが罪だったのかどうかも定かでないものに、あまりにも二人は囚われすぎていた。いつのまにかそれだけがお互いのつながりを支える確かなもののように思えてきて、臆病になった。」(真志喜)


月魚は2人のもどかしい距離感と、その緻密な文体が素敵ですね!

お互い思い合っているのにすれ違ってしまう。相手に対する負い目のせいであと一歩踏み出せない…けれど、その負い目のおかげで2人は誰より強くつながっている。

瀬名垣が真志喜にちょっかいをかけて、真志喜がうっとおしそうに相手をする。一見瀬名垣の一方的な恋かと思いきや、実際には自分を孤独から救えるたった1人の瀬名垣に依存している真志喜。想いを伝えるには時間も心の距離も開きすぎてしまった、と思い込む。

いや、両思いだから大丈夫!!!と教えてあげたくなります(笑)

そして何より、水面に沈む魚があげる飛沫のひとつまで描き出すような、繊細な文章に引き込まれます。

 

 〈こんな人にオススメ!〉

お互いが唯一なのにくっつかない!依存関係が好き、という方にオススメ!

 

 

もどかしい2人の王道ラブストーリー


 夏の塩」榎田 ユウリ(魚住くんシリーズ1作目)

 

「それはもう苦しかったのだ。さっきまでは。しかし魚住は「へいき」と答えた。本当に平気な気がしていた。久留米が来てくれたのだから、もう大丈夫なのだと思った。」号泣必至‼リーマンがさつ不器用系×美形無自覚天然系男子の王道ラブストーリー


〈あらすじ〉

 一般的サラリーマン、久留米の頭痛の種は、現在なぜか同居中の同級生・魚住。

その美貌と不思議な魅力で、男女問わず虜にしてしまうのに、本人は無自覚。久留米にはその魅力は通じない。だから一緒にいるのだが・・・

〈ココが良い!〉

「自分にとって久留米とはなんなのか。
いままで友人という便利な言葉で適当にくるんでおいたものの本質が、みえそうになっている。それがなんなのか、魚住にはまだ見えない。」(魚住)

最初はほのぼの日常系か?と思って読んでいたら、あまりの切なさに号泣…という読者も多かったのではないでしょうか。

キャラクター1人1人の個性が際立っていて、イヤなやつもいるはずなのにみんなどこか憎めない。

久留米の元カノで、2人を応援してくれる魚住の良き理解者のマリちゃん。懐が広くて料理上手な勤勉留学生、サリーム。

無感情に見えて実はすごく素直で純粋な魚住くん。物語が進むにつれ魚住くんの小さな恋の芽が育っていって、彼自身も少しずつ成長していきます。
久留米!そこはもっとグイグイ行くところだから!!とサッカー観戦さながらに熱い応援をしてしまうほどのめり込んでしまいます。

生と死、離別と邂逅。そして魚住君と久留米のもどかしい恋の行方を是非見届けてください!

 

〈こんな人にオススメ!〉

爽やかなBL、甘酸っぱくて切ない王道のBLが好き!という方にオススメ!

 

 

「ぢゃあ、全部いただいてやる。……手始めに耳から、」


 猫道楽」長野まゆみ

 

 

男は温水を出したままシャワーを放した。それから、それから、つい今しがた打たれてまだ晴れている淳也の頬を撫で、両手で引き寄せて唇を寄せた。「今のが聞きたかったんだよ。あんたの正直な気持ちを。ついでに全部吐いちまえよ、」どんなエロよりエロい‼耽美な言葉の渦に飲まれてドロドロになりたいあなたへ


〈あらすじ〉

5つの短編からなる小説で、一つ一つの物語を繋ぐのは”猫飼亭”という不思議な館とそこに住む4人の義兄弟達。そして、猫飼亭の持つ不思議な引力と運命に導かれてやってくる4人の男達。

大学の猫シッター募集の広告に応募してやってきた梓一郎。
副業として躰を売ろうとしていた鈴村剛史。
アルバイトで提燈を取り付けに来た石川淳也。
家出した牡丹という猫を追ってきた寧(やすし)。
4人は猫飼亭の兄弟達の口車に乗せられ、いつのまにか服を脱いで、「猫」になってしまう。

一郎は躰を押されるままに、ソファから床へすべり降りた。
「......それでいい。あんたさ、胸や背中にはひとっつの瑕(きず)もホクロもないのに、大事なものの傍に目立つヤツがあるのな。」

〈ココが良い!〉
猫たちの道楽って…そういうこと!?この本は図書館に置いてあって大丈夫なのか…?と心配になってしまうほど耽美な長野まゆみ作品です。

耳の中に入った花びらを舌で舐めとる、躰を器にして酒を飲む、手で躰を洗う、などなどやっていることはひたすら淫靡なのに全く下品さを感じさせないのがすごいところですよね。むしろ繊細に、磨りガラスから色鮮やかな世界を眺めているような美しさがあります。

個人的に好きなのがこのシーン。
「牡丹はあんただよ。……ほら、この耳、莟(つぼみ)の中みたいな色をしてる、」
唇で寧の耳朶を噛みながら、駒形は空いている両方の手で寧の服を脱がせにかかった。

直接的な描写はほとんどないのに何故こんなにエロいんでしょう!?エロい、という言葉では言い表せない………さすが長野まゆみワールドです。頭を抱えてしまいます。

〈こんな人にオススメ!〉
どんなエロよりエロい、耽美でクラシカルな世界観にどっぷり浸りたい方にオススメ!

 


今回は心惹かれる作品はありましたか?どれも良作ばかりですので、是非一度読んでみて下さいね♪

貴女の運命の一作が見つかりますように…。

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