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少年時代に愛した男は、未来の息子だった!タイムスリップBL!!

2019/07/13 00:16

時を超え、年上息子×年下父親からの!? 池玲文『≠ ノットイコール』



7月12日放送の「金曜ロードSHOW!」。アニメ映画『未来のミライ』はご覧になられましたか? 本作は、くんちゃん(4歳)と、未来からやってきた妹のミライちゃんが時を超えて不思議な冒険を繰り広げる、家族の絆と成長を描いた物語。

タイムスリップものなので、未来からやってきた妹のほうが年上で、お兄ちゃんは4歳児というギャップも面白さのひとつです。今回は、この大人気作の地上波初登場かつ本編ノーカットの放送に便乗して、タイムスリップBLの名作をご紹介です♪

過去にタイムスリップした17歳息子×14歳の頃の実父

≠ ノットイコール(1)』作:池玲文

 

あらすじ
幼少期に別離した父親との再会を果たした直後、突如22年前にタイムスリップした凉! 時は、バブル絶頂期の昭和。そして、そこには三つ年下の父・果がいた…! 慣れない環境と、現在へ戻れない不安から焦燥感を募らせる凉だったが、透明な果の存在に癒され、その感情がやがて形を変えていく…。

“タイムスリップもの”とジャンルでくくってしまえば珍しくないと言えますが、この作品は一味違います! なんと、17歳の涼が過去にタイムスリップして出会い、恋に落ちるのが14歳の果(このみ)、実は未来の涼の実父なのです!!

「ここに居れば大丈夫―お父さんが守ってくれる」「まだ俺の父親じゃない父親だけど――」という涼のモノローグ。突然変わってしまった世界に不安と焦燥感を抱える彼は、自分よりも年下になったものの、自分の「父親」である果に縋りつきます。

そして果と関わっていくうちに、涼は果を可愛いと思い、「父親が可愛いなんて変だ」と葛藤しながら、自分の実母にさえ嫉妬してしまいます。そして吸い込まれるように……。

「母ちゃんなんかにやるもんか父親なんかにならせるもんか」という言葉が胸に刺さる刺さる!! ついに一線を越え、1巻は「え~! この後どうなるの~!!」というラスト。2巻まとめ買いしていなかったら、絶対に後悔することでしょう……。

≠ ノットイコール(2)』作:池玲文

 

あらすじ
「自分の息子だって知ってたら寝たりしなかった」
22年前から現代に戻った涼の前に現れたのは22年後の愛する人だった。時を経て現れた涼、つまり息子に対し果は頑なに拒絶する。しかし先ほどまであんなにも愛し合っていた余韻を忘れられない涼は強引に果に迫る!

涼にとって果は、少し前まで愛していた人。しかし果にとっての涼は、22年前に自分の目の前で消えてしまった人。ここの時間の差はきつい。筆者のカスカスな語彙力では表せないのですが、とても胸がざわめきました。

けれど、果が22年後に涼と会うまでの過程が実に一途で切なく、少年時代に体を重ねた男をそれはそれは愛していたのだな、ということが分かります。と同時に、彼が実は息子だったと分かったときの衝撃の大きさたるや……。

普通の親子のフリを続ける二人ですが、互いを愛している彼らは惹かれ合うことをやめることができません! 辿り着く先は、世間の幸せとは「≠」。けれど、誰に認められなくても、倫理に反し、禁忌を犯していても、二人の幸せは二人のもの。

この作品は「血がつながっていてこそ」の深さと背徳が魅力です。「ウワワワアンエモいよお……」しか言えない私にはとても語れないくらいの深くて、そして考えさせられるエモエモな作品でした。(最後まで語彙力)

ほかにもある! タイムスリップものBL

あおに鳴く』作:灼

 

あらすじ
ある日、男が落ちてきた。大人びた男子高校生・司朗はその男を助け家に置くことにしたが、どうやら記憶喪失になっているらしい。そしてこの時代の人間じゃない…? その男に“菊”と名づけ、謎のまま始まる二人暮らし。日々の暮らしの中で少しずつお互いを知っていく司朗と菊だったが激しい悪夢に悩まされる菊を見て司朗は…

ギャングの飼い方』作:秋久テオ

 

あらすじ
平凡なサラリーマンの杉守悠はある夜、残業を終えて帰宅している途中に銃を持ったコワモテな外国人と遭遇する。英語が話せる悠は銃で脅され仕方なく自宅に上げてしまったが、よくよく話を聞けば男は"過去からタイムスリップしてきたギャング"だと判明。悠は金や食料の代わりに命だけは見逃してほしいと懇願するのだが――。


そのほか、“タイムスリップもの”は小説にも多数! ちるちるでは「タイムスリップ」タグで分類されているので、みなさんも自分好みのタイムスリップBLを探してみてくださいね!

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