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「闇オークションで受け落札」は古いのか!?

2019/09/28 13:34

2019/10/01 07:46

買われる側の借金額は!?「買われる系BL」BL作品と経済状況の関係は!?


先日話題になっていた以下のツイート。


リアルタイムでこの話題を目にした筆者、「ははあ、なるほど」と気付けばリツイートしていました。
筆者は、僭越ながら(?)ちるちる内で「古の腐女子」を自称しているのですが、確かにかつてBL界を席巻したハイソサエティーなスパダリ攻めは減っているように思います。
特に2012年のリーマンショック以降は、「ふたりが生活できるだけの最低限の財力さえあればいい」という慎ましさが作品の随所に滲み出ています。

2019年現在、安倍政権はアベノミクスと呼ばれる経済政策のもと、デフレからの脱却を目指しています。そのような中での消費増税という決断……。少しでも暮らしやすい社会になることを祈るばかりです。

さて話がそれましたが、今回ちるちるでは、ここ数十年の日経平均株価を参考にして、BL作品と経済状況の関係性を探っていこうと思います!


とはいえ、膨大な作品を分析するのはなかなかに難しい作業ですので、「買われる系BL」に限定してリサーチしてみました!! いわゆる「〇〇円でお前を買った!」というヤツです。攻めが受けを買う場合もあれば、その逆もしかり。いくらで買ったのか、どういう状況での話なのか。ぜひグラフを見つつ、楽しんでみてください!

金融ヤクザが大学生を買う!

お金がないっ』作:篠崎一夜/香坂透



親戚が作った借金のカタに競売にかけられるショタ系大学生。それを競り落とすは、アラブの王族……ではなく金融会社社長! 落札額は1億2千万……なんですが、こちらシリーズものでして、巻を重ねるごとに借金が増えていくところが面白い! 刊行時期としては、1997年の山一証券倒産の2年後。日本中に衝撃を与えた出来事だっただけに、借金の額もダイナミックです。
借金返済という名目で受けを抱き倒す攻め……。ま~その描写がエロいことエロいこと! 嫌がりつつも快楽に抗えず喘ぎまくる受けを存分に楽しめます。また、攻めに関しても極悪非道な俺様タイプかと思いきや、意外と優しい一面もあったり♪
現在まで続く人気シリーズ、この機会に試してみてはいかがでしょうか。

 

金融屋が幼馴染の男娼を買う!

君も知らない邪恋の果てに』作:鈴木あみ/樹要

 
2000年末のITバブル崩壊以降、終わりの見えない不景気に突入した日本……。売春が公認化され、現代に蘇る吉原遊郭……そんな設定も不景気ゆえのものなのでしょうか。

ことの始まりは、駆け落ちを断った蕗苳(こと蛍)のこの言葉!
「貧乏なんてしたことないし、身売りしたほうがマシだっての。
おまえも悔しかったら、大学出て金持ちになってみろよ。
百年早いんだよ、俺を攫って逃げようなんて……!」
旺一郎を想ってのこの言葉が、旺一郎を変えてしまうことになるとは…!
彼はありとあらゆる悪事に手を染め、金になることなら何でもやって…
悪名高い闇金融として蕗苳と再会します。
文字どおり「頭の高さまでも金を積んで、金で買い戻し、妾として囲う」ために。
──ミルクティー猫さん



アラブの王子が公爵家の軍人を買う!

軍服は鷹の獲物』作:ゆりの菜櫻/小山田あみ



闇オークション、拉致、調教……有り余る財力を背景に欲しいものを必ず手に入れようとする執念、「これぞアラブ攻め!」と頷くこと間違いなしの一冊! 刊行されたのはリーマンショック前の2007年。比較的株価も安定している時期ですね。

注目すべきは、闇オークションに出品された受けを攻めアラブが1000万マルクで競り落とすシーン。1000万マルクって何円やねん……! 仮に1マルク100円くらいとしても10億前後……。設定が明治時代ということなので、現在の価値に換算するともう少し上がるかもしれません(詳しい方いらしたら教えてください)
連れ去られた受けに施される淫らな調教の数々、見逃せません。ディルドの材質が翡翠(ヒスイ)ですからね、さすがアラブ、すごいぞアラブ!

美人銀行員が私立探偵を買う!

1円の男』作:モンデンアキコ



日本はもちろん世界のセレブたちに多大なる損害を与えたリーマンショック。BL界では「金持ちでなくてもいい、最低限の財力があれば良し」という考えのもと、数億の金をポンと出して気に入った男を買うスパダリが減少していきます。

さて、本作はリーマンショックの2年後に刊行された作品です。受けが攻めを金で買おうとするという逆パターンがとっても斬新。「言い値で君を買おう」と迫る受けに、攻めが言うんですよ、「1円でいいよ もう」と! 初めて読んだときは震えましたね……。「金の力で恋愛が始まることもある」という概念が完全に覆された瞬間でした。
ツンデレ眼鏡美人の誘い受けがエロエロに乱れる姿は眼福の極み♥ ぜひ読んでみてくださいね!


財閥御曹司が中年男を買う!

ハイブリッド・スターダスト』作:ウノハナ



3度にわたる事業に失敗で借金まみれ、家族にも逃げられてしまった中年男……。いやこの設定リアリティありすぎですって……! 2013年という、リーマンショックのダメージを未だ引きずる時代背景を垣間見てしまった……。

そんな転落人生を送るおじさんを拾ったのが有名財閥の次期社長という青年。借金を返済する代わりにセックスの相手になれと言うのです。ただのビッチ受けに見えますが、彼も彼なりに抱えているモノがあって。くたびれたオッサンがイイ男に変わっていく中で、受けちゃんが本気で惹かれていく過程がドラマティックに描かれています! 何もかも失った中年男が新しい人生を手に入れる……希望に満ちた展開は、その後の景気上昇を象徴しているのかもしれませんね!

トップモデルが貧乏男を買う!

1Kの王様』作:高城リョウ



極貧生活を送る受けの抱える借金をトップモデルの攻めが肩代わり! 借金取りに「この金が欲しければ……」とアタッシュケースを見せつけるのですが、調べたところ、小さめのケースでも1億円入るようで……。「トップモデルって凄いんだな……」と、華やかな世界に想いを馳せました。高校生モデルがサラッと大金を用意できる……景気の良さを実感しますね!

「お前は俺が買ったから 今日から俺に体で奉仕すればいい」なんていかにも俺様な台詞を吐く攻め。年下強引攻めかと思いきや、意外と放っておけない子どもっぽさがあったり、かと思えばスパダリみ溢れる口説き文句を放ったり、受けが絆されるのも納得でした!


金持ち坊ちゃんが貧乏リーマンを買う!

一億の男』作:ヒノアキミツ



2019年に刊行された作品の中で、おそらく一番わけが分からなくて笑った作品です(褒めている)。謎の金持ちストーカー(受け)のテンションと行動力がとにかくスゴイ。一目惚れ相手の勤務会社を買収し、自分は片恋相手の部下として入社する……。1億円という大金を一括で払うその財力……景気が良くなっている証でしょうか! とはいえ、かつてBL界を席巻したセレブものとは違い、庶民的な描写が多いところが印象的。古き良きセレブ文化と「そこそこで良いじゃないか」という最近の流行が絶妙に織り交ぜっています。

そしてメインCP以上に(!?)サブCPが強烈な個性を発揮しているのも本作のスゴイところ。俺様ハムスターと爺や(魔法使い)の交尾が拝めます(笑) 気になった方は今すぐチェックしてみてください!

 

増税でどう変わる!? 新たなシチュのBLが登場するかも♥


いかがでしたか? こうやって「買われる系BL」だけをピックアップする機会はなかったので、実際のところ探すという第一段階の作業がなかなかに大変でした(笑) 分かりやすく「〇〇円」とタイトルに表記してある作品、とてもありがたかったです!!
景気関係なく金持ちキャラは存在しつつも、買われる側の境遇が異なっていたり、世界観に経済情勢が滲み出ていたり……。やはり実際の社会状況は多少なりとも作品に影響するのだなと実感しました!
そして、今後の情勢によっては新しいタイプのキャラクターが登場する可能性もあるわけですよね! ある意味ちょっと楽しみでもあります!

皆さんは「買われる系BL」と聞いて、どのような作品を思い浮かべますか? ぜひオススメの作品を教えてくださいね!

 

担当BLソムリエ:白米盛子
拗らせ気味な古の腐女子。色素の薄いロン毛受が好物。夜明けも黄昏も嗜むが、よく心が折れる。

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「買われる」って片方が圧倒的に立場が弱いですからね~
時代に合ってないんでしょ

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