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今を生きる腐女子に届け‼︎ 絶対に読んでほしい名作少女漫画5選

2020/01/05 12:11

ちるちるだからこそ紹介したい超名作少女漫画(1980後半ー)

 


ちるちるをご利用の猛者の皆さんも、たまに少女漫画が読みたくなる時ってありませんか?
我々は受け入れられるラブの幅が人よりちょっと広いので、BLだけでなく少女漫画嗜むときもある……そこで!!

イマ、腐女子だからこそ読んでほしい超名作少女漫画をご紹介します!
もちろん完全に乙女脳で読んでもいいし、BL視点で読んでもいい…そんな作品となっております♥

 ※少女漫画度高→→→BL度高のグラデーションです

 

「崖におれとアニスがぶら下がってたらどっちを助ける?」
「アニス。――その後ですぐジェイを助けるよ」
「も、だめ。おれ死んだ」
「………そしたらおれも飛びおりる」


CIPHER〈サイファ〉』作:成田美名子

 

(1985-1990)
BL度 ★★☆☆☆
少女漫画度 ★★★★☆

▼あらすじ
ニューヨークの美術学校に通うアニスは、俳優活動の傍ら学校に通う「シヴァ」の秘密を知ってしまう
実は「シヴァ」はジェイクとロイの双子が1人を演じて学校に通っていたのだ。ひょんなことからアニスは「ジェイクとロイを見分けられるようになる」という賭けをすることになり、双子との奇妙な共同生活がはじまる。しかし、双子を深く知るうちにアニスは…。

▼おすすめポイント
絵柄も旧すぎず、イマ読んでも可愛いんです!特にファッション、小物が最高にキュート♥ アニメ化にめちゃめちゃ向いているので、これが次に来るBL薫る覇権アニメなのでは…?と密かに期待しています。

・個性的なキャラクター
サイファ(ロイ)… 感情表現が豊かで 人に好かれる。物に恋して捨てられない。一度懐に入れば情に厚いが、その他には残酷なほど冷たい。「おれ、ジェイを失うくらいなら、いつでもアニスをあきらめるぜ」
 シヴァ(ジェイク)… 弟をからかうのが大好き。いつも大人でサイファを掌で転がしているのに自分の感情のコントロールは不器用で照れ屋。「好き」をうまく伝えられない。「彼には僕が必要なんだと感じることが、僕には喜びだったのだ」
 アニス…猪突猛進で強がり。曲がったことが嫌い。男勝りだけど優しくてかわいい。自分の弱さで家族を傷つけてしまった経験があり、深く後悔している。「強くなりたいと思うよ。誰も傷つけずにすむくらい強くなりたい」

 おはようとおやすみのキスをして、おいしいケーキを片方が食べないと言えば口移しであげちゃう…そんな初期の共依存双子もかわいくて大好きですが、そこからの変化もたまらない!
二人がアニスをめぐって取り合う…ということはなく、二人で一つのようだった双子が、アニスをきっかけに一人と一人になっていく過程でほころびが生じていくのが面白い。登場人物がみんな魅力的で、ストーリー展開も秀逸。爆推し作品です!

「自分を嫌いにならないために、おれは闘い続ける」

ALEXANDRITE〈アレクサンドライト〉』作:成田美名子

 
(1991-1994)
BL度 ★★☆☆☆
少女漫画度 ★★★★☆

▼あらすじ
NY在住のアレクの親友は、かつてボスと呼び敬愛していた俳優のシヴァ(ジェイク)。アレクは大学2年になり、母親に「アレキサンドライト」の指輪を貰うが、それが原因で幼なじみに片想いしていることをジェイクに知られてしまう。そしてアレクの大学生活は賑やかになっていくのだった。(Wikipediaより抜粋)

▼おすすめポイント
『CIPHER』のスピンオフ。しかしまた別の魅力があるんです!
主人公は、双子の兄シヴァの心を溶かしていった男、アレクサンドラ・レヴァインです。シヴァ(ジェイク)はアレクのことが大好き!二人がイチャイチャコントしてるのがかわいいので、ライクの限界突破、相棒な関係性好きの方におすすめ♥
恋愛もかなり全面に…ですがほとんどN.Y.のカレッジライフとアレクの成長物語です。

アレックス…情に厚い。自分の本能と感情に素直で野性的…なのに美しい顔がコンプレックスで意外と繊細。コンプレックス克服のため空手と柔道は黒帯。夢はでっかくオリンピック(ここらへんが愛おしい)
 
成田先生は、以前の作品の愛読者の自殺にショックを受けて「過酷な運命を与えて、それでもいつか解決するときがあるから、なんとか生きていてくれ」というメッセージを込めた作品として『CIPHER』を描いたのだそうです。 
生命力、という点でとても印象的なのが『ALEXANDRITE』でアレクがニューヨーク・シティマラソンを走るシーン。人種・民族・性別を越えて、好きなやつも嫌いなやつも一緒になってマラソンを走る。みんな一生懸命でキラキラしていて、「ちくしょー、N.Y. 好きだぜ!」というアレクの笑顔に、生きることの美しさを感じます。

絵が美麗すぎて内臓まで絵画!?

秘密 THE TOP SECRET 』作:清水玲子

 



(1999-2012)
BL度 ★★★☆☆
少女漫画度 ★☆☆☆☆

▼あらすじ
21世紀後半の日本。誰にもみられたくない、「秘密」。たとえば許されざる恋心、殺人の動機。脳を読み取り、記憶の中の視覚映像を露わにするMRIスキャナーの開発により新たな捜査方法が確立する。その最前線で凶悪犯罪者の脳から捜査を行う本部「第九」の室長・薪は、新人の青木に厳しく当たるが、それには理由があってーーー。

▼おすすめポイント
死と狂気と隣り合わせで凶悪犯罪者の心理と戦い、想像を絶する過酷な捜査を続ける室長・薪には、凶悪殺人鬼の記憶を見て正気を失った元相棒の鈴木を自身の手で撃ち殺さなければならなかった、という過去が。冒頭の印象的なシーンでは、その鈴木によく似ている新人の青木に「今度俺を殺す時は、ここを狙ってくれ」不敵な笑みを浮かべて、脳を撃てというのです。
強烈なジョーク…!しかし一見豪胆とも取れる発言の裏にある薪の後悔や、自身を顧みない危うさが垣間見えるシーンです。

捜査ではかなりヘビーでグロテスクな描写も。『秘密』は警察マンガだ!と言う方もいると思うのですが、過去に苛まれ崩れ落ちそうな足場で踏ん張っている薪の精神の儚さや脆さを見つめる視点にとても“少女漫画”を感じるんですよね。
どんどん薪の魅力や危うさに引き込まれていく青木。鈴木の元婚約者の雪子も登場して関係はかなり複雑に…。過去に、全てをなくしてしまった薪が大切なものを作ってしまうのは、想像以上に怖いものだったのではないでしょうか。青木がどうなったかは是非本誌で確かめてみてください…!
電子で読みたい方は→通常版


BANANA FISHファン必読‼

YASHA 夜叉』作:吉田秋生

 


(1996-2002)
BL度 ★★★★☆
少女漫画度 ★☆☆☆☆

▼あらすじ
双子の兄、有末静は沖縄の離島で母と二人幸せな生活を送っていた。しかし突然母を殺され、彼の頭脳と遺伝子を狙うネオ・ジェネシス社に誘拐、そして彼の頭脳を利用した強制労働を強いられた。一方弟の雨宮凛は虐待を受けて育ち、養父とともにウイルスによる大量殺人を計画する冷酷な人間だった。
この双子は人類の進化か、反逆かーー。数奇な運命に巻き込まれ、二人は殺しあう。

▼おすすめポイント
『BANANA FISH』作者の吉田秋生先生によるスーパー・ロマン長編漫画。『BF』の登場人物のその後も少し描かれているのでファン必見です!やっぱりめちゃくちゃ面白い…これが当時ベツコミで連載されていたというんだから驚きです。その時代に生きていたかった……。

・対照的な静(セイ)と凛(リン)
こちらは『CIPHER』と打って変わって、全く違う境遇で生きてきた双子の話。愛に飢えた凛と、愛を惜しみなく与えられ、そして奪われた静。
凛は何も持っていなかった自分とは全く違う兄が羨ましく、その現実を突きつけられるうちに、その感情は憎しみへと色を変えていく。しかし静は凛がどうやって生きてきたか全く知らないため、自分と同じ能力を持つ凛の存在を喜ぶが…。
 蛇足ですが、凛は精神的にゲイなのではと思っています。凛の世話係の尊とも共依存的関係で体の関係もある。作中で女性ともセックスしてたかもしれませんが、あんなクソ親父なのにファザコンなところもあるので…。一番救われてほしいキャラクターです。

・心を刺しに来るストーリー展開
『BF』と同じくらい無慈悲かもしれません。死が救いでないとしたら、救われないキャラがわんさかいるので…。メリバです。ただラストがそんなに鬱々としていないので苦手な方でも挑戦していただける作品。
 
BL的目線で見れば、絶対に推しキャラと推しCPができてしまい、誰を選ぶかで読み進める際の精神状態が全く変わってきます!私は尊×凛でした。地獄ですね。みなさんはどうでしたか??

よりBLしたいあなたにはコレ!

ニューヨーク・ニューヨーク』作:羅川真里茂

 

 

(1995-1998)
BL度 ★★★★★
少女漫画度 ★★☆☆☆

▼あらすじ
ニューヨーク市警に勤めるケインは、同性愛者であることを隠し、一夜限りの相手を求めて夜ごとマンハッタンに繰り出していた。だが理想の青年・メルと出会い、運命の愛を見つけることに…。ゲイをテーマに愛とヒューマニズムを描く野心作!

▼おすすめポイント
BLと言うジャンルが確立していなかった1990年代に花とゆめに掲載された作品。“ゲイの恋愛”について踏み込んだ超名作です。今となっては王道と称されるのでしょうか?

メル(受)…人に知られたくない傷付いてきた過去が…。しかし人に刃を向けずに、どちらかというと自分を傷付けてしまうタイプ。聖母。
ケイン(攻)…独占欲強めで、人間的に未熟。メルのお陰で自分が心の奥底ではゲイを恥じていることに気付いたり、ケインの両親と会うメルの不安に気付いてあげられなかったり…。
でもそれって凄くリアルですよね。想像力が足りなくて、相手を傷付けてしまうことは誰にでも起こりうるけれど、相手とちゃんと向き合えるかどうかで未来は変わっていくんですね。

かなりドラマチックな展開ですが、マイノリティの苦悩・エイズ・ゲイカップルの里親など、ゲイとして生きることに焦点を当てた作品であると同時に「人と人が許し合い・愛し合うとはどういうことなのか」を考えさせてくれます。全人類読んでほしい。



現代を生きる腐女子に読んでほしい少女漫画、いかがでしたか??腐女子としても喜べる、少女漫画としても楽しめる、今読んでもストーリー展開や絵柄に違和感がない…など、厳選させていただきました。結果白泉社の刺客みたいになってしまいましたが…(笑)
改めてこの時代の少女漫画って、メッセージ性の強い、一生本棚に置いておきたい作品が多いんですよね…!
まだまだ勉強中ですので、コメントでおすすめや感想などお待ちしております!


記者:まっちゅ

コメント10

投稿順|最新順

大体読んでるということが腐女子属性なのでしょうね。
『ニューヨーク・ニューヨーク』はマンガ好きの男性にオススメしても感謝される作品です。

ベンジャミンとセツは女の子になれるから性転換モノになるのかな
女体化セツ美しかったですよね

コメントに『月の子』がありましたので……!
清水玲子先生の『月の子』大好きです!中でもセツが好きすぎて一時セツのこと以外何も考えられませんでした。去年あたりに文庫版を新品で揃えたのですが、2巻だけはどこも売り切れてて、しかもお取り寄せも出来ないということで古本屋さんに探しに行ってみようかなと思っているところです。あれは是非皆さんに読んでもらいたい良作だなあと思います。

追加ですが思い出したので、新書館の
「アーシアン」 高河ゆん 先生
SFですが、匂い系というよりそのものです
完結していて完成度も高い作品だったと思います

このコメント欄で挙げられてる「月の子」「八雲立つ」「ミステリと言う勿れ」、私も同感です❤️

清水玲子先生なら、月の子も外せません…!
あしべゆうほ先生のクリスタルドラゴンで幼心に主従萌したものです

白泉社だと樹なつみ先生の「八雲立つ」なんかもアリだと思うのですが、どうですか?

どの作品も既読でした。わかりみが深すぎます!!清水玲子先生の「月の子」もなかなかBL度が高いのでは…?どうでしょう?
最近ですと、田村由美先生の「ミステリということ勿れ」も若干薫ります。少女漫画が大好きなんですが、ついつい腐センサーを発動させちゃうので困ってます。

秋里和国先生「眠れる森の美男」「TOMOI」を推します!!
小学生の頃、読んで衝撃を受けた作品です。
80年代はエイズに対する常識も、世間の同性愛に対する感覚も今とは全く違うものでした。しかし、今読んでも素晴らしい作品です。

『ALEXANDRITE〈アレクサンドライト〉』読んでましたー。ヒロインのアンブローシアの方が男性陣よりたくましかったので面白く読めました。あとバブルの時代のせいか大学生活がやたらオシャレで楽しそうでした。

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